★じつは数ヶ月前に、ずっと使用してきた「iPod mini」が壊れまして、携帯音楽プレーヤーが無い状況が続いていました。それほど不便はしてなかったのですが、ふと、クレジットカードのポイント交換のページをみたら、新しい「iPod shuffle 4G」と交換できることが分かりまして、申し込んでみました。 届いてみたら、まあ、とにかく小さいので驚きました。長さを計ってみたら「45mm×15mm」。かつて、カセットテープ大のウォークマンに驚愕した世代なので、こんなもんでホントに鳴るのかと、不信感さえ覚えたのですが、とりあえずiMacにつないで充電と曲の転送を試みることにしました。 で、さっそく聴いてみました。最初は音がガサついてまとまりが無く、「こりゃあ失敗したかな!?」と思ったのですが、しばらくしたら落ち着いてきました。 オーディオ製品には有りがちなのですが、まっさらな状態だと、素材が堅くていい音が出せないものなのです。それがしばらくするとコナれていい感じに鳴ってくる、これをエージングと呼びますが、いわゆる慣らし運転ですね。それがこんな小さなイヤホンにも当てはまるようです。何曲か連続して聴いていたら、どんどん良くなって来ました。 印象としては、音はうまく調整されているようです。高音部は抑え気味、思ったより中低音に厚みが有って、ギリギリまで音量を上げてもキンキンせず耳ざわりが良いです。音がワレることも有りません。 普通は、高音と低音を強調すると「いい音」と感じる傾向が有り、良く売れるモンなんですが、刺激の多い高音は抑え気味の方が、耳にもずっと優しいのでいいと思います。 それでもアコースティックギターの金属音はシャリシャリとキレイだし、スネアドラムも弾力が有って適度な重みを出してます。オーケストラはややツブれる傾向が有り、シンプルな編曲の方が得意のようですが、それは仕方ないでしょう。 結論としては、見た目に似合わぬ「太い音を出す」って感じです。コストパフォーマンスは「大」でしょうか。もしかするとイヤホンを変えるともっと良くなるかも知れませんが、本体では曲順シャッフルの選択操作しか出来ないので、別のイヤホンを使うには、オプションでリモコン付きイヤホン・アダプター(1,980円)を購入しなければなりません。 ホントは「iPo