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4月, 2008の投稿を表示しています

英才教育の失敗

★1960年代から70年代にかけて、日本では学園紛争が相次ぎ、多くの若い学生と若い機動隊員とが衝突して血を流しました。この様子を見て憂いた、ある有名企業の社長さんが、各界の有識者たちを集め、ある提案をしたそうです。 「こんなことになったのは、しっかりと教育が行き届かなかったためだ。もっと幼い頃から、正しい知識を与える必要がある」 そして、早期教育の必要性を訴え、様々な教育機関に働きかけました。これが後に流行することになる、「塾通い」や「英才教育」の始まりです。ただ残念なことに、この頃はまだまだ、「人間の脳」の本当の仕組みが分かってはいなかったんです。 「頭の良い子が立派な人間に育つ」と、彼らは信じていたようですが、じつは「感情豊かな心」と「発達した知能」とは、脳の別々の分野が司るものだったんです。ほとんどの人々がそれには気づかず、子供達は否応なしに、膨大な「知識」を詰め込まれることになったんです。 そして時代が進み、事件が起こり始めます。少年たちが次々と人々を殺し始めたのです。しかも、自分でもハッキリとは動機が分からないまま・・。周囲の大人達は驚き、みなこう言うのです。「あんな頭のいい子が・・、なぜ?」 脳の重大な働きが分かってきたのは、ここ十数年のことだと言います。特に「右脳と左脳」の役割の違いです。人間にとって最も大切な「心」とは、「右脳」から発生するものだと言うことが分かって来ました。そして「左脳」は、主に知識や情報を処理するために有るのだと言うこともです。 ですから、幼い子供にいくら「正しい知識」を叩き込んでも、育つのは「左脳」ばかりで、心を発生させる「右脳」はなかなか育たないことになります。それどころか、左脳が異常に発達すると、溢れ出す情報を逃すまいと、右脳が言わば「仮想メモリー」のような形で肩代わりをするようになるのです。 そうなると、右脳が本来司るはずの「豊かな心」の発達は遅れます。そうなった後で、いくら「命の大切さ」や「思いやりの心」を教えても、「知識」として左脳に入力されるだけで、感受性としての「思いやり」は欠落してしまうわけです。 その結果、子供たちは少しずつ人間らしい気持ちを失い、次なる、大人たちが理解出来ない世代へと進化(?)して行くことになります。 ・・と言うのが、最近になって脳科学で分かって来たことみたいです。まあ「英才教育」をやろうとし

オレンジオイル活用

★これは本来、ギターなどの楽器に使われる、木材用汚れ落とし・艶だし・保湿の製品ですが、何気なく金属バットに使ってみたら、けっこう奇麗に汚れが落ちたんです。 もともと「シトラスクリーナー」なんて油落としも有るくらいで、オレンジ成分には油分やゴムを溶かす効果が有るんですよね。 それが、バットにこびり付いた軟球のゴムに効いたみたいなんです。白っぽい軟球痕が溶けて消え、軽く艶も出ました。 これはいいと言うことで、木製バットにも使ってみたのですが、こちらは、そこそこ奇麗にはなるものの、木目に入り込んで取れなかったり、ゴムがニスに食いついてしまうのか、金属ほどには滑らかになりませんでした。 特に古い汚れほど落ちにくいようです。化学変化を起こすからかも知れないですね。まあ、金属・木製に限らず、使用したその日に手入れをすることが肝心なんですが・・ 「オイル」とは言っても、とろみ?は有りますが、しっかり拭き取ればいつまでもベタベタすることは有りません。色は透き通ったオレンジ色、もちろん柑橘系の匂いがします。 売っているのは楽器屋さんで、主にギターコーナーに有ります(扱っていない店もある)。値段は¥1000くらいだったかな。どうでしょう、バットにこびり付いた軟球のゴム痕が気になる人は、一度試してみてはどうですか。 あっ、でも、ゴムを溶かす性質が有るので、ビヨンド系はどうですかね。コーティングしてあるので大丈夫だとは思いますが、裂け目が有ったりしたら、そこから入ってウレタンを溶かしてしまうんでしょうか。 それとも、ウレタンはゴムとは違って何とも無いんでしょうか。手元に無いので試せないですが、バットの汚れ落としって、けっこう大変なので、使えたら便利ですよね。