スキップしてメイン コンテンツに移動

第一回ゴブリンズ探検隊《中里海岸物語り1997》

「今日から、ゴブリンズは探検隊にします・・」
1997年、冬。ゴブリンズは最悪の事態に見舞われていた。
メンバーの内5名が退団、仕事のためハワイへ移住することになったのだ。

この重大危機に、キャプテン高橋は新宿にメンバーを召集。
開店記念クーポン券のビラ配りに釣られて、
出来たばかりの居酒屋「おふくろ」にて緊急ミーティングを開き、そこでこう宣言した。

「残念ながら、ゴブリンズは草野球チームとしての活動を停止します」
驚きを隠せないメンバーを前に、さらに続けるのだった。
「・・これよりゴブリンズは、探検隊となります!」
  
・・同じ夜、その居酒屋から数百メートル離れたホテルでは、ある結婚式がとり行なわれていた。それが2年後ゴブリンズに入団し、球団復活に貢献、エースとして活躍することとなるワタナベ投手の挙式であることは、まだ誰も知らない。

・・が、ともかく「探検隊」としての活動を最後に、ゴブリンズに終止符を打つ。
それがこの時の、キャプテン高橋の心づもりであった。
これは、その空白の2年間に行われた、インチキ探検隊の全記録である。




第一回ゴブリンズ探検隊《中里海岸物語り1997》

★嵐の予感がした!★

窓の外は嵐だった。キャプテン高橋は少なからず不安になっていた。
「みんな、ほんとうに行くつもなのだろうか?」
初のゴブリンズ探検隊決行の前日、台風7号が日本列島を襲い、激しい風雨に見舞われていた。しかし、各隊員からの弱音を吐くような問い合わせの電話は一本も無かったのである。

『これはチャラチャラしたサークルなどでは無く、生死を賭けた探検隊であって、たとえ暴風雨であろうと前進し、砂浜を蹴散らし、誰もいない海であろうと、冷たい雨が吹き込んで来ようとも、這いつくばって、何がなんでも焼き肉に食らいつく、そのくらいの気構えが必要なのであ~る!』

と、鼻息も荒くキャプテンが宣言してしまったからたまらない。隊員たちは覚悟を決め、どっしりと落ち着き払って、来たるべき、探検決行の明日を待ち受けているようなのだ!

「あんなこと、言わなければ良かった・・」
ただひとり、キャプテンだけが激しい後悔の中にいた。と、その直後だった。突然キャプテンの脳裏に、折れた木の枝が激しく飛び交う嵐の高速道路SAで、たった一人、傷だらけでメンバーを待ち続ける自分の姿が浮かんで来たのだ。

「まてよ? ひょっとしてあいつら、知らんぷりして、すっぽかすつもりじゃねえのかあ?」そんな戦慄が走った。このところゴブリンズのメンバーも、年齢と共に「社交辞令」を覚え始めているので、彼らの二つ返事を真に受けては危険なのだ。


あわてて電話をするキャプテン・・、ところが、
「いきますよ。メール送ったじゃないですか!。見てないんですかあ!?。もう・・」
ひと回りも年下のヒメノ隊員に叱られるキャプテンなのであった。

けっきょく他の隊員も同じく、台風ぐらいで動じるようすは無かった。つまり探検隊は社交辞令とは無縁のツワモノどもだったのだ。

「やっぱり、あんなこと言わなければ良かった」と、キャプテン・・・


★けっきょく5人だった!★

そして翌日、なんと空は晴れていた。台風一過と言うやつだ。子供のころ、「台風一家」とは、どんな乱暴な家族なんだろうと不思議だったが、そんなことはどうでもいい。キャプテンは約5年ぶりに買った愛車(ミニカ・タウンビー)にさっそうと乗り込み、待ち合わせ場所、東金道路の野呂PAへと向かうのだった。

以前はセリカXXを豪快に転がし、ハイウェイの巡航速度は軽く100キロ越え?、あらゆる車を蹴散らす陸の王者として君臨していただけに、軽自動車のタウンビーではかなり勝手が違った。

出発前、道具を買いそろえようとホームセンターの駐車場に止めていたら、小さな女の子が近づいてきて、「かわいい、じどうしゃ!」と言って笑った。キャプテンは「そうかい」と、その子に微笑みながら、おまえに言われたくねえよと、心の中で叫んだものだ。

さて、しばらくして、カキザワ、ヤマグチ、ヒメノの三隊員が乗るミニバン・カキザワ号と携帯電話で無線交信しながら進む。タウンビーはタイヤをきしませ、かなりの速度で激走したつもりだったが、先に着いたのはカキザワ号であった。


すでに整列していた3人は、重々しくキャプテン高橋を出迎えるのだった。そしてキャプテンからの訓辞が行われる。今回のメンバーは厳しい人選の末、高橋、ヤマグチ、カキザワ、ニイツマ、ヒメノ、の精鋭5名にしぼられたこと。ニイツマ隊員はこともあろうに茨木からレンタカーで出動すること。しかもレンタカー屋が開くのが8時半すぎなので、現地に1、2時間遅れで到着すること・・、などが告げられた。


名はその言葉を受け止め、
「けっきょく5人かあ、さびしい!」
と言いたげだったが、それは禁句だった。


★サバイバルだ! 食料調達班!★

さて、ここから中里海岸まではカキザワ隊員が良く知っている。以前、先遣隊として下見を行っていたからだ。間もなくカキザワ号が先頭になって野呂PAを出発する。

隊長キャプテン高橋の軽自動車タウンビーは、カキザワ号に振り回されながらも何とか後を追っていく。3速ATが恐ろしい唸りを上げていた。危険だ。これ以上速度を上げると爆発してしまうかも知れない。正念場だと想った。キャプテン高橋は気を引き締めた。

東金道路を降り、海岸へ向かう。途中、探検隊は現地近くの大型スーパーに立ち寄ることになった。ここで、生き延びるための食料を調達しておくのだ。カキザワ号はその駐車場に入り込むと、店の入り口近くで止まった。キャプテンもそのすぐ隣りに止めたかったが、入った直後、「軽」と白くペイントされたスペースがあったため、軽自動車タウンビーは否応無しに引き寄せられ、エラく離れた場所に止めてしまったのだ。

ところが、隊長のその不審な行動が、少なからず隊員たちの動揺を誘ったようなのである。と言うのも、買い物ではキャプテンの意見はなぜか聞き入れられなくなり、品物選びはほとんど三人が仕切ることになってしまったのだ。

この状況に指導者としての危機感を覚えた隊長キャプテンは、次の酒屋で、肉料理には欠かせない赤ワインを選別する際、一計を案じた。気を利かしたつもりで、「しそ入り赤ワイン」を選んだのだ。ところがこれがまた逆効果だった。ヒメノ隊員を筆頭に激しい罵声の嵐。ヤマグチ、カキザワ両隊員もあきれ顔の苦笑いで、ついに隊長の威厳は失墜することとなった。(キャプテンには、しそ入り赤ワインとか、ミントビールとか、ゲテモノ酒を好む傾向があった)

食料調達も終了し、駐車場に戻ると、いよいよ天気は晴れて、気温も上昇してきた。まさに「夏」と言ってよい天気である。「最高の1日になりそうだ」。そう言って、4人は空を見上げた。空には、高いところで、細かくちぎれた雲や筋状の雲がたくさん混じって浮かんでいた。これは台風が去ったあと特有の空である。その雲の背後が青く澄んだ空になっていた。

「明日からまた天気が悪くなるでしょう」その予報がウソのようだった。



★いよいよ現地到着!★

スーパーを出発し、幾つか道を折れ曲がって、「中里海岸入り口」の交差点を右折、最後に波乗り道路のガード下をくぐると、やがて海が見えてきた。海岸に入るとすぐに、砂浜にたくさん白いクイが打ち込んである場所が見えたので、そこで車を止めた。

周囲を見回したが、想ったとおりまだニイツマ隊員は到着していなかった。それから海辺を見渡す。台風のあとだったが、海の色がやや濁っているだけで、それほど荒れてはいなかった。大きな波間に、何人かが遊んでいるのが見えた。

少し離れたところには、すでに料理を始めている数人の若い女ばかりのグループがいた。・・いや、なんか小間使いのような若い男が一人混じっている。それから犬が二匹。犬を連れてのバーベキューとは・・、さすが女性グループ、なんかオシャレである、と想ったら、これは後に野良犬がたかっていたのだとわかる。そのほか、車が何台が止まっていて、サーファーらしき人がまばらにいるが、とても静かな海辺だった。

到着するなり、さっそくカキザワ隊員は小高い丘の向こうへ探検に出発した。話しによると丘の向こうは広大なトイレになっているらしい。戻ってきて、カキザワ隊員はしばらく辺りを見回し、風向きを考えながら、おもむろにバーベキューセットのセッティングを始めた。他の隊員たちも、彼の指示には素直に従い手伝いを始める。その様子を見たときキャプテン高橋は、事実上の隊長がカキザワ氏だったと言うことに気づかされたのである。

セッティングが終了するころ、ヒメノ隊員は食材の仕込みに取り掛かった。ところがナイフの切れがひどく悪かったため、考えた末、さっきの女ばかりのグループに包丁を借りることにした。彼女たちは、水着に着替えて遊びに取り掛かるところだったので、快く貸してくれた。

ここで話題になったのが、その女ばかりのグループにたった一人いる若い男のことであった。まず「一組、夫婦で来ているのだ」と言う説が出たが、それにしては女達の言いなりになっているのがおかしい。その他に「誰かの弟なのではないか?」とか、「彼は飲み屋のバーテンで、客の女の子を誘ったら、たくさん引き連れて来てしまったんだ」とか言いたい放題だった。

けっきょく何も解らないままだったが、女たちが遊んでいる間、ポツンとバーバキューセットの番をしている姿が妙に寂しげだった。




★ニイツマは待てぬ! さっそく乾杯!★

ここで、カキザワ隊長から提案が出た。
「とりあえず乾杯しませんか?」

確かに、なにもニイツマ隊員を待っている義理はなかった。
「そうだな、そうしよう」
キャプテンも同意した。おのおのクーラボックスから缶ビールを取り出して栓を開ける。缶はかなり冷たくなっている。クーラーボックスの効果絶大であった。

「乾杯!」の声とともに一気に流し込む。ビールの冷たさと炭酸の辛みが心地よく喉を刺激した。海からはいくつもの波が押し寄せていて、そこから吹いて来た風が、ビールとともに額の汗を乾かすのだ。

そうこうしている間に、若大将ニイツマ隊員がレンタカー「デミオ」でやって来た。車から降りてきた話ぶりでは、そうとう道に迷ったようである。・・が、だとしても彼は、買い出しもせず、準備もせず、食材の仕込みもせず、とにかく、到着していきなり何のわだかまりもなくビールを飲み干したのである。「オレ、なんにも持ってきませんでしたよ」ニイツマ隊員はそう言い、アスパラをかじって笑った。

それに比べヤマグチ隊員はいろいろと買い揃えて来たようである。中でも、厚手のアルミホイルの器に着火剤つきの炭を入れた、ポータブルバーベキュー焜炉は掘り出し物だった。ターボライターが無く着火には苦労したが、火がついてからはかなり長時間焼き肉を楽しむことができた。

まずは、オージービーフの大きな肉の塊。これに塩コショウをまぶし炭火で焼いて、その焼けたところからナイフで削ぎ落として食べて行く。半信半疑で始めたこの料理が実にうまかったのである。これはキャプテンのリクエストだが、以前、CW・ニコルさんがそうやっているのをテレビで見て、どんなものか一度やってみたいと考えていたのだ。その後も、骨付きやシモフリなど、バーベキュー用と書かれた細切れ肉も実に美味ではあったが、この豪快さには勝てぬ気がした。

さて、そのころヤマグチ隊員がある物に夢中になり始めていた。「ニンニク」だった。彼は生まれてから二十数年、ニンニクの正体を知らずに来たと言うのだ。丸ごとのニンニクは、薄皮をむくと数個の白い実に分かれるが、それを「初めて見た!」と言って興奮している。しかも面白くてしょうがないらしく、さっきからとり憑かれたように薄皮をむき続けている。

「これはニンニクの球根なんだろうか?」
「これから芽が出るの。それがニンニクの芽」
「どうだ、水栽培してみるか?」
・・無意味な会話が続いていた。

そのニンニクを油で炒め、塩コショウで丸ごと食べる、これもうまい。とにかく、こう言う場所ではかなりワイルドな気分になっているので、味付けは大雑把な塩コショウだけでいいようである。この後ニンニクは、フランスパンを焼いてそれに乗せ、ガーリックトーストとしていただいた。




★語り合おう! 食べ物文化論?★

合計肉1キロを焼き続けたが、ポータブル炭火焜炉の火力はなかなか衰えなかった。肉の合間に野菜ものせる。

「なんで、サツマイモなんだ?」ニイツマ隊員が疑問を投げかけた。
ヒメノ隊員が「イモ、イモ」と言いながらサツマイモをのせたからだった。
「イモって言ったら、ジャガイモだろ?」
ニイツマ隊員の意見である。

確かに、キャプテンも「イモ」と聞けばまずジャガイモを想い出す。
「イモって言ったら、サツマイモだよ、ねえ?」
ヒメノ隊員はヤマグチ隊員に同意を求めた。

そうだった。二人とも九州出身なのだ。そして、ニイツマ隊員は北海道出身。キャプテンは東京出身だが、両親は共に秋田出身で、つまり北国文化の中で育てられている。だから意見が分かれたのに違いない。

「それぞれ、生まれ育った環境によって、食文化が違うのだな」

キャプテンがまた知ったかぶりを言った。この間、カキザワ隊長はと言うと、彼も東京出身のはずだが、あくまで無意味な話題には参加しない!と言う姿勢を貫き、黙々と食料を食い続けていた。

それにしても、これだけ食べ続ければずいぶん喉が乾いてくる。いくつかワインを開け試飲したところ、「しそ入り赤ワイン」はおおむね不評であった。そのほかの「マスカットワイン」などは、なかなかいい味であった。酔っ払って、いつの間にかいい気分になっていた。


「こんなに飲んだら、運転出来なくなる!」
ニイツマ隊員が大声を出した。そうだった。これは「日帰り探検隊」なのだ。早めに飲んで、酔いを覚ましておかなければ。
「こんどはキャンプでしょう!」
「テント用意するか」
「たき火ですよ、たき火!」

人数的にも天候的にも、決行前からほぼ失敗と想われていたから、この爽快感は感動的だった。これは大成功である。気分が良くなって、おなかもいっぱい。しばらく休憩と言うことになった。




★探検隊、人生を語る★

ヤマグチ隊員と一緒に海まで歩いて行くと、冷んやりとした心地よい風が流れているのが分かった。海水に足を浸けると水はまだまだ冷たく、やはり泳ぐには早い気がした。台風の後で水の色はやや濁っており、沖の海面は白っぽくモヤってもいる。だが、それがかえって海全体をパステル調の柔らかい光りで満たす効果になっていた。いつまでも水に足を浸していたい気分だったが、キリがなかった。

もとの場所へ戻ると、カキザワ隊長はレジャーシートを砂浜にしき、寝に入っていた。ヤマグチ隊員も車のドアを開け放してシートに横になった。少し強めの、午後の日差しである。

キャプテンとヒメノ隊員、ニイツマ隊員は、ディレクターズチェアに腰掛けたままだった。隣の女たちのグループは、一度水遊びから戻って来て、包丁をゴブリンズ探検隊から取り戻すと、やきそばか何かを作り始めたようだった。やがてそれも終わり、水着の上からウェットスーツを着て、次ぎの遊びの準備を始めている。

ゴブリンズもかつては、まとめ切れないほどの人数で海を訪れたものだが、とうとうこんな少数になってしまった。あれほど活気があって楽しくやっていても、いずれはこう言う時代がやって来る。

この世にあるものは決して留まること無く、草野球も、いつ出来なくなるかわからない。だから、たかが遊びと言えども、目一杯やっておいた方がいい・・。海に向かって楽しそうに走って行く女たちの姿を見ながら、キャプテンはそんなことを考えていた。

間もなくニイツマ隊員は、起き上がったヤマグチ隊員と海の近くまで行ってキャッチボールを始めた。遠く、二人を行き来するボールが見えてはいるが、ここには波の音しか聞こえてこない。

「人生ってね、もっともっと、いいもんなんだよ」
何となく、向田邦子「あ・うん」の中のセリフを思い出していた。




★ニイツマ隊員、急にヤキソバを作り始める!★

最後にニイツマ隊員がヤキソバ、ヤマグチ隊員が豚キムチ」に取り掛かることになった。まず、ニイツマ隊員は「メン」から焼き始めた。メンをほぐし、それに塩コショウをふりかけるのだ。

ところが、すでにこの時点で隊員たちからの激しい非難の声が上がった。
「バッカだなあ、野菜から炒めるんだよ!」
だが、ニイツマ隊員は薄笑いを浮かべ、ひるむようすはない。
「北京風ヤキソバだ」と、意味不明の言葉を発しながら、盛んに塩コショウをふっている。

次ぎに、いったんメンをボールにどかし、肉と野菜に取り掛かるが、燃料のホワイトガソリンが少なくなり、火力が弱く時間がかかる。しかし、豚肉なのでしっかり炒めなければならず、時折りカキザワ隊長がバルブで燃料の調整を行うのであった。海風が強くなり、コンロの風防がききにくくなっていた。

ニイツマ隊員はあれこれごたくを並べながらも作業を進めている。ようやく豚肉が炒め上がり、野菜類を混ぜ始めた。そして、それがしんなりして来たところで、さっき炒めておいたメンを落とすのだ。ていねいに材料を混ぜ合わすニイツマ隊員。さらに塩コショウをふりかける。

「水、差さないの? ワインにする?」
ヒメノ隊員が言う通り、メンがやや堅そうである。
「ワインだと甘くなっちゃう。ビールがいいよ」と、キャプテンもアドバイス。
「そうだビールだよ!」

出来上がりが近くなり、隊員たちの声が騒がしくなってくる。それをニイツマ隊員が大きな声で制した。
「いいから、いいから!。・・北京風ヤキソバだ」
依然、意味は不明のままである。彼は最後まで塩コショウで味を整えるつもりのようだ。

「ソース入れないの? ソース」
ヒメノ隊員がたまりかねて言った。手には、すでに袋入りの粉ソースが握られていた。彼女だけでなく、ヤマグチ、カキザワ両隊員もぞろぞろ集まって来た。

「ソース入れろよ」
「入れなよ、ソース」

「・・北京風、北京風」
それでもなお、ニイツマ隊員はニヤニヤして炒め続けている。

どうやら彼には、本当にソースを使う意志は無いようである。ところが何と、取り囲んでいた隊員たちが我慢できなくなり、ついにソースの袋は破られたのだ。勝手に振りかける隊員たち!
「ああっ! やめろ!」
ビックリして大声を発するニイツマ隊員。
「いいんだよ!、ほ~ら」

「やめろ、おまえらあ!」
「オラ、オラ、オラ!」

情け容赦ない隊員たち。次々に袋は破られ、降りかかるソースの粉吹雪!
「くっそう、オレのヤキソバをソースまみれにしやがって・・
くやし涙に暮れる、ニイツマ隊員なのであった。

ほどなくヤキソバは出来上がり、人数分の紙皿に分けられた。やや硬めではあったが、ヤキソバの味はした。やがて、ヤマグチ隊員も豚キムチを完成させ、本日のメニューはすべて終了となったのである。


★ゴブリンズ探検隊の報告★

今回の探検結果からわかったことは、
1・良く切れるナイフが必要である。
2・風の強いときのため、ターボライターが必要である。
3・塊肉を焼けたところから削ぎ落として食べると美味しい。
4・味付けは塩コショウで十分だ。
5・野外ではオージービーフが合っている。
6・トイレットペーパー(ロール)は便利だ。
7・サンダルを用意すべきだ。

8・ごはんも欲しい。
9・一人一席、イスを買った方がいい。
10・この次ぎはテントを張って泊まるぞ。
11・探検隊とは名ばかりで、ただ食べているだけだった。
12・燃えないゴミは「燃やしてはいけないゴミ」と認識を改めるべきだ。
13・海辺の野良犬は、肉は食うがエビは食べない。

*以上、第一次ゴブリンズ探検隊隊長、キャプテン高橋からの厳しい報告である。












  
 

コメント

このブログの人気の投稿

Canon EFレンズ復活か?

 ★2020年も、とうとう新型コロナの恐怖の中、暮れようとしています。ウチは2018年に両親が相次いで亡くなったので、今年は二人の三回忌でもありました。 母の方は2月の下旬で、「屋形船でクラスター発生」のニュースが流れたころでした。その時は不気味に思いながらも予定通り行いました。が、父の方は10月の下旬、法事はまさに三密の宝庫?だと言うことになり、会食は中止、法要・墓参りもごく身内だけ済ませました。 そんなこんなで、「法事も遺品整理もひと段落ついたな」と言う感じだったのですが、最後にひとつ、父が大事にしていたカメラが残っていました。「Canon EOS kiss」のダブルズーム・キットです。 残念ながらこれは、オート・フォーカスながらもフィルム式で、さすがにフィルム・カメラはもう使わんなと思い、当初は下取りかオークションに出そうか?と思っていたのです。が、手に取って見ている内に、「レンズはまだ使えるんじゃないか?」ってことになり、調べてみたら、アダプターを介せばデジタル一眼にも流用可能だと言うことが分かりました。 ・・と言うことで、全部中古ですが買っちゃいました。「Canon ミラーレス一眼 EOS M100 ・レンズ EF-M15-45」。箱・説明書無しだが新品同様、とのショップのコメントを信じて購入したら、ホントに美品でした。説明書はダウンロード出来るので問題は有りません。 つぎに「Canon マウントアダプター」。写真右の輪っかみたいなやつです。これを間に挟むことにより、後ろの二つのEFレンズをMマウント・ボディに装着することが出来ます。 で、付けてみました。さすがに300mmは、・・ちょっと荷が重い感じがしますが、オートフォーカスはしっかり働いてくれてます。最新レンズよりは若干遅いかも知れないですが、通常の使い方では問題無いでしょう。 けっきょく約4万円の出費で、本体+ズームレンズ3本(15mm 〜 300mm)のシステムが出来上がりました。 右のカメラは父が所有していたEOSです。こっちの方がしっくりとは来ますね。 ・・じつはこれを買う時、僕が、店まで一緒について行ったんです。ある時、母親から、父がオート・フォーカスのカメラを近所の店で買おうとしている。まともな値段じゃもったいないから、安売りの店を教えてやってくれ、と頼まれたことがキッカケでした。...

伝説の強打者

★本日、「イチロー日米通算3000安打達成」の瞬間を、BS中継で見ました。レンジャース戦の一打席目でした。それを記念して?以前まだブログでは無い頃に書いたゴブメッセージの1つ、「伝説の強打者」を再録することにしました。 なお、以下はイチロー選手が入団して初めてのシーズン、2001年終盤の頃の内容であり、古い記述がいくつも出て来ますので、カン違いの無いように読んください。 *検証1:1995年の1年間カナダを放浪していて、日本でのイチローの大活躍を知らずにいたN君。帰国後、オリックス時代のイチローのプレーを見て言った。「イチローのどこがそんな凄いんですか?」 *検証2:イチロー選手がポスティングシステムでの移籍を宣言したとき、清原、江藤、マルチネスと、あれほど熱心にスター選手集めをしていた巨人が、何故かまったく触手を伸ばさず、いとも簡単に見送りにしてしまったのはどうして? *検証3:当時のマリナーズ・ピネラ監督は、入団後初のオープン戦でのイチロー選手の打撃を見て、「なかなか引っ張りのパワフルな打撃を見せてくれない」と、不満を漏らしていた。 *検証4:関口宏のサンデーモーニングで、スポーツご意見番として登場している張本勲氏。たとえ、イチロー選手がメジャーで高打率をマークしても、連続試合安打の記録更新中でも、決して「あっぱれ!」とは言わない。それどころか、何故か評価はいつも「喝!」。その理由は?「当たりそこないが多いから」 これらはいずれも、イチロー選手を「ある印象」によって評価したものです。それは恐らく日本人誰もが感じていた「疑問」に近いものかも知れません。特に張本氏の「当たりそこないが多いから」という言葉が象徴的だと想います。つまり、これまで常識的に考えられて来た「ヒット」と言うもののイメージから来る「違和感」なのです。 常にバットの真芯でボールをとらえ、強烈なライナーで、外野、あるいはフェンス越えの長打を放つ。そう言う打撃こそ「強打者の明かし」であって、イチロー選手のように、当たりそこねを足の速さでヒットにするような打ち方は、完璧な打撃とは言えない・・ 草野球でも、ボテボテの内野安打とか、野手の間に落ちるポテンヒットなどには、「ラッキーヒットだ、ピッチャー勝ってるよ!」などと投手を励ましたりします。同様に、逆方向の当たりに対しては、「振り遅れだ!バッターおされてる!...

グローブが届いた

★ロサンジェルスのMr.Miyoshiに頼んでおいたグローブが届きました。その名も「シューレス・ジョー」。まあ、このタグが欲しくて買ったようなものなんですが、$160くらいですかね。 グレードは日本の同価格の物とはかなり違うと思います。日本で¥35000〜¥40000ぐらいするの高級グローブが、アメリカでは¥20000〜¥25000くらいで買えますから (レートにもよるが) 。 ただ匂いをかぐと、オイル漬けなめし革の独特の匂いがします。これはアメリカ発注製品の証拠です。特徴としては、革の表面がしっとりと柔らかいことです。軟球の無いアメリカ独特の作り方なんですが、この表面の柔らかさが、じつは軟球を止めるのに実に好都合なんです。 が、その反面、オイルが沁みるので重くなる欠点が有ります。そして言葉は失礼ですが、アメリカ人が設計するのでちょっと大雑把。とりあえず形が出来ればいいだろうと、芯の材質が弱かったりする欠点もあるのですが、これもやはりそう言う「出来」でした。ですが、予測の範疇ではあります。 ヒモを外し、親指と小指の「芯」に補強材を差し込めば、ワングレードアップのとても使い安いモノになります。作業としては、馴れないとけっこうやっかいですけどね。 それが済めば、あとはあちこちのヒモを緩めたり締め直したりして調整すればオーケーです。その後、型を付けて「ゴブリンズ合同自主トレ」で実際に打球を捕ってみれば、試合で使えるかどうか分かるはずです。 まあ、日本製のグローブに馴れている人からすれば、「ヨレヨレして、なんか頼りないなあ」と言う感じがするかも知れませんが、外野などの強い打球を捕る際には、この柔らかさが軟球独特の反発力を吸収し、実に頼りになるのです。 日本製のいいグローブを使っているのに、何故かよくボールを弾いてしまうと言う人は、一度アメリカ製を試してみるといいですよ。 ただアメリカ製ならみんなオイル漬けだと思ったら間違いで、今ではローリングスも乾いた革で作っているので、よく確かめないといけません。 ちなみに今まで使って来たグローブも「USAミズノ (¥23000でした) 」のオイル漬けです。これは非常に性能の高いモデルですが、12.75インチで700g近く有り、かなり重いです (イチローグローブが400g台?) 。今回のは12.50インチで...

松坂投手引退で思い出す、円周率デマの話し・・

★ついに?平成の怪物・松坂投手が引退を決意しました。 このニュースを聞いて、その感慨よりも、入団時のことを思い出していました。日本中が信じてしまったデマ、今で言う「松坂プロ入りフェイク・ニュース」の話しです。今回はまず、そのブログ記事のURLをリンクしておくので、まだ読んでない人はどうぞ見てください。 ◎ 松坂投手の誰もが勘違いしているホントの話し じゃあなぜ「円周率」なのかと言うと・・、松坂投手についての自分のブログ記事を読み直した時、その中に、そのままになっている宿題があったことに気づいたのです。で、今回はその件の続きを書いておこうと思うのです。 その宿題とは?「ゆとり教育反対の理由」で大変有名になった「円周率3」のデマのお話しです。 少し前、あるバラエティ番組で、外人タレントさんが、「ゆとり教育って、円周率3で教えるんでしょ?。これ海外でも''ありえない?!''って話題になったんですよ!」って話しをしてるのを見まして・・、「これ、かなり恥ずかしいぞ・・」と思ってしまったんです。今の時代、国内の小さな話題でも一瞬にして海外に伝わってしまう、と言ういい例ですよね。 「日本の恥だ」と思ったものの、恥と思ったのは「円周率3」ではなく、「デマ」が、そのまま「ホントの話し」として海外に伝わってしまったことの方なのです。「円周率3」のこの話し、日本の塾業界が意図的に広めたデマだったんです。 日本中が信じてしまった「ゆとりは円周率を3で教える」と言うウワサ・・ しかし 「ゆとり教育」の学習指導要領には、「これから円周率は3で教えます」なんてことは一言も書かれておりません。 実際の「学習指導要領」の文章では、 「円周率は3.14」 のまま変更無しです(当たり前です) が、同文の中の例外として、 「目的に応じて3を用いてもよい」 という文言がありまして、これを発見した反対派は、鬼の首を取ったかのようにそこだけを切り取り、「ゆとり教育は円周率を3にしようとする暴挙!」と、吊し上げを始めてしまったわけなのです。 ではなぜ「目的に応じて3を用いてもよい」と言う一文があるのか?。それには、円周率3.14の正体について少し考えてみる必要があります。まず、誰でも知っている?ことですが、円周率は永遠に割り切ることが出来ない「無限数列」です。 途中までざっと表すと...

猿江恩賜公園で練習

★二週連続で人数不足となり試合が組めなかったゴブリンズは、初体験の猿江公園で練習を行った。と言うことで、球場インプレッションもかねての報告である。キャプテン高橋はこの日もトレーニングをかねての自転車球場入り。自宅から片道28kmを走行しての所用時間は約2時間半だった。アップダウンの激しい「つきみ野」への道に比べれば、かなり楽な走行ではあったが、都会特有の単調な風景は、面白みにはやや欠けるものであった。 ★ 更衣室はテニス優先?  公園は大橋通りをはさんで北側にはテニスコート、南側に野球場が有る。更衣室・シャワーは有るがテニス利用者優先で、しかも野球場からは200mも離れている。 とりあえず着替えは球場わきで。女子選手は隣のティアラ江東(公会堂)のトイレですることにする。ちなみに駐車場もティアラ江東の地下を利用。野呂選手によれば、親切に案内してくれるそうだ。 ★ 照明はある、でも暗い?!  9月ともなれば17-19はかなり暗くなる。ナイター料金は照明代込みで¥6000。開始10分前から点灯してくれる。公園自体はこぎれいで、建物込みの景色はけっこうシャレて見える。対面式グランドの広さは、縦横比が小さいので錯覚で広く見えるが、ライトフェンスは羽根木とほぼ同じ。が、レフト方向がとても狭い。ちょっといい当たりは反対面に簡単に届いてしまう。 ★月が出ていた! 雰囲気は涼しげだが、実際にプレーをしてみると非常に暑かった。みんな汗だくでバテ気味になりながらフリー打撃をこなした。幸いこの日は反対面のチームも練習だったので、こぼれ球を必要以上に気にすることはなかったが、外野地面のコンディションが悪く、イレギュレーバウンドが続発、何度か反対面まで転がって行く場面も見られた。 ★ちびっこ入団テスト? 参加人数6名で、練習メニューもこなせるのか不安だったが、3名の選手が親子参加。見た目にはけっこうな人数がいるようにカモフラージュした形となった。この日はその子供達3名もフリー打撃に参加し、快音?を発することとなった。人材不足のゴブリンズだが、この中から、次代を担う選手が現れるのか?!

第一回 WBC「メキシコ vs. 米国」

★・・その、まさかが起こりました。日本が準決勝進出です。何と言ったらいいか分かりませんが、まあ、まだ日本代表のゲームが見れると言うことですか。 クレメンス投手を先発に出すと言うので、有り得ない話しではないなとは思ってましたが・・。まさかねえ。しかしまあ、失点率での選別法はアメリカのWBC実行委員会が作ったルールなので、しょうがないですね。 「甲子園大会」などの「完全トーナメント制」に慣れてしまった日本の野球ファンには、「予選ラウンド(リーグ制)」と言うものが少し馴染めない感じなんですね。(サッカー・ファンなら当たり前んなんですが) けっきょくまたもや韓国とやるわけで、正直言うと、ちょっと疲れて来ました。実際に中継を見ているとすごい緊張感なんですよ。むしろ帰宅後、結果だけ見て一喜一憂するサラリーマンの方が気楽だったしょうね。 でも今度は19日と言うことで、日本時間の日曜日になるんでしょうか?中継やれば、きっとまた見てしまうでしょう。心配なのは、選手達がまだ戦意を失っていないかと言うことです。‥‥今度は打ち合いになるんでしょうか? Commented by  <#6>  at 2006-03-17 この一週間は仕事が手につかないですね。TV中継は見られないんですがネットという便利なものがありついついよそ見しちゃいました。USA vs. メキシコも映像のないスコアーブックの様なもので観戦していたのですが緊張しましたね。メキシコが先制して追いつかれて1点差で勝って。僕はてっきり2点差以上じゃないと駄目だと勘違いしてました。2失点以内に抑えてメキシコが勝てば良かったんですね。完璧な棚ぼたですがUSA戦の疑惑の判定があったからおまけってことで次の韓国戦を楽しみましょう。準決勝は日本時間の日曜ですかね。決勝も祭日が絡むので今度は自宅で見られそうですが。  Commented by < 高橋10>  at 2006-03-17 疑惑の判定と言えば、メキシコ戦でも同じ審判が、ポールにあたったホームランを「フェンスに当たった」として、二塁打にしたそうな‥‥ 疑惑って言うよりも、医者に行った方がいいんじゃないですか? Commented by  <#6> ...

DVコンバータを買った & Apple社雑感

★「DVコンバータ」を買いました。これで、今まで録り溜めたビデオテープをデジタル化し、DVDにして保存しようと言う目論みなのです。 再放送もしない商品化もされていない、貴重な?ドラマのコレクションを持つ僕としては、以前から計画していたことなのですが、なかなかいい製品が見つからず二の足を踏んでいました。 で、ついこないだ気分が再燃し、探してみたらこれが見つかったと言うわけなのです。で、さっそく使ってみたところ、読み込みや編集は簡単でとても便利なのですが、DVDに焼く時間が非常に長い。一枚6時間くらいかかります。これがネックですね。パソコンの能力にもよるのでしょうが、一気にDVD化にすることは出来ません。気長にやるしか無いです。 でも、工夫すれば使い道はいろいろあって、こないだは録画した音楽のライブビデオを取り込んで、そこからサウンドファイルだけを取り出し、iTunesに入れることも出来ました。 この調子ならLPレコードの音も?と思ってやってみたのですが、当初はうまく行きませんでした。やはり映像と同調していないとダメなようです。そこでビデオを流しながら、音はレコードにつなぐと言う方法でやったら、何とかうまく行きました。 ともかくは、Macに対応していて良かったです。MacではiMovieと言う編集ソフトと連動させて使いますが、この手のものは、Windows版しか無くてガッカリ、なんてことも多いモンなんです。 そう言えば、iPodはWindows版も出て、Appleの方から歩み寄ったって感じが有りますが、そのお陰で随分売り上げを伸ばしましたね。 今ではMacよりもiPodの方が主力商品になってしまいました。そしてこれからは、「iPhone」がiPod以上に主力になって行くんでしょうが、こないだ面白いニュースを目にしました。 突然iPhoneが大幅に値下げされて、最初に高額で購入したユーザーからクレームが殺到したと言うのです。 これを聞いてちょっとビックリしました。Appleではこんなことは普通に有ることなので、何で今さら?と思ったのですが、けっきょくほとんどが「iPhone」を購入した「Windowsユーザー」からのクレーム、「常識的な消費者の反応」が起こったと言うわけなのです。 Apple製品と言うのは、予告も無く突然大幅な値下げ...

暑い夏には、チープな?カレーを作ろう!

★一時、カレー作りに凝っていました。 男が料理に懲り出すと、やたらウンチクを並べ立て周囲のひんしゅくをかうなんてことが多いですが、しかし、この時凝ったのは「ラーメン屋さんのカレー」あるいは「おそば屋さんのカレー」に相当する、非常にチープな味の追求でした。 「チープ」とは言っても、昔々、日本の家庭のカレーライス、いや「ライスカレー」と呼ばれていたカレーは、だいたいこの味だったと言ってよいのです。特にウチの場合には、亡くなった祖母が、時折り作ってくれるカレーがこの味だったので、私にとってはとても懐かしいメニューなのです。 ところで「ラーメン屋さんのカレー」と「おそば屋さんのカレー」ですが、この2種類は同じようでいて微妙な違いがあります。 まず「ラーメン屋さんのカレー」ですが、多めの油で小麦粉とカレー粉を炒めてルーを作り、ダシは鶏ガラ、味付けは塩と砂糖のみと言うものです。小麦粉の中に含まれるグルテンの作用で「とろみ」は自然につきます。で、これが昔懐かしい「ライスカレー」となるわけです。 これに対し「おそば屋さんのカレー」にはかつお ダシが使われており、味付けは主に醤油とみりん。そしてとろみは片栗粉でつけます。いわゆるカレー南蛮に使われているものと同じです。こちらは「小麦粉カレー」を参考に、おそば屋さんなりにアレンジしたものと思われます。 さらに、おそば屋さんの中には、皿で食べるカレーを「カレーライス」、どんぶりで食べるカレーを「カレー丼」と分けて、二種類出している所もあります。調べてみると、前者は「小麦粉カレー」、後者は「かつおダシカレー」と作り分けていることが分かりました。 さて、あれこれ調べて、ようやくレシピが分かって来たところで、実習に取りかかることにしたのですが、買って来たS&Bのカレー粉缶を見てがく然としました(大げさか?)。なんと缶の側面には、レシピのいっさいがっさいが説明されているでは有りませんか・・ けっきょくは、その能書きを見ながらの調理となったわけですが、小麦粉を炒めていると 次第に色が付いて粘りが出て来たりして、そんなことにけっこう感動しました。 そうしてルーを作り、そこからは普通に肉や野菜を加えて煮込みました。そして数十分、想い通りのチープ?で懐かしいカレーの出来上がりとなり...

レッグ・ガードを買った、ダイソーで

★レッグ・ガードを買いました。商品名は「レガース」となってましたが、サッカーの「シンガード」に近いですね。 買った店は100円ショップの「ダイソー」です。もちろんこれも100円。二つで200円です。 一ヶ月くらい前の試合で、スライディングした足を相手野手にスパイクで踏まれ、負傷したのです。当初は打ち身程度だろうと思っていたのですが、切れて出血が有り、その夜からは内出血もヒドくなって来ました。それでも「その内腫れが引くだろう」と、ずっとガマンしていたんですが、二週間目にとうとう堪え切れなくなり、医者へ行きました。 診断では、内出血と傷口からの化膿が少しあるとのことで、薬をもらいました。おかげで腫れは引いて来たんですが、スネを触ってもあまり感覚が無いので調べてもらったら、どうも神経が断裂しているらしい、と言うことになりました。神経はやがて再生すると言うので一安心ですが、回復までは時間がかかりそうです。 そんなことが有って、ちょっとプロテクターみたいな物が欲しいなと思い、探していたらダイソーで見つかったと言うわけです。最初は野球用を買おうと思ったのですが、あれは硬式の自打球よけで、かさばって走るのに不便らしいので不可(それに値段が¥3000〜¥4000)。サッカーのシンガードを買いに行ったら、私のスネの丸みに合わない物ばかりでダメ。 ・・で、ボールペンを買おうと何気なく入ったダイソーで、これが見つかったのです。 ただしこれは「子供用」。大人用の物ではありません。でも長さが20cmほどで、ソックスの中に入れるには好都合です。ケガをした箇所には最初ウレタンを入れていたんですが、一枚堅い物を入れると衝撃吸収が全然違いますね。100円でけっこう効果が有りそうなので、ケガ防止のために二つ買いました。(左右の区別は無いです) それにしても、草野球の場合、こっちがどんなにうまくスライディングしても、相手のフットワークが良いとは限らないので、こんな事故にもなります。最初はポイント式スパイクでやられたと思ってたんですが、神経が断裂するくらいの切れ味?を考えると、金具スパイクだったのかも知れません。 まあ、相手だけでなくゴブリンズもそうですが、野球経験の無い人が、カッコつけて金具スパイクを使用すると下手くそでどうしようも無いですね。下手な人はポイントスパイクを使ってくださいよ。   

プリティー・リーグの動画?

★何気なく検索していたら、映画「プリティー・リーグ (原題:A league of their own) 」の基となった「All-American Girls Professional Baseball League」の動画を見つけました。英語がダメなので、ほとんど分からないですが、なかなか興味深いですね。 映画に出てきた「ピーチズ」「ラシーン」の両チームは実在したチーム名だったようだし、ヒロイン?「ドティ」も実在の女子キャッチャーとして写真が出て来ます。それと、ユニフォームはホントにスカートだったんですね。 長い間、野球映画はヒットしないと言われていたのですが、20年ほど前「ナチュラル」「フィールド・オブ・ドリームス」などがヒットした影響で、その後たくさんの野球映画が作られました。それらの映画を、あの頃はよくゴブリンズのメンバー数人で見に行ったもんです。で、その中の一つが「プリティー・リーグ」だったんです。 これは良かったですね。面白かった。個人的には傑作だと思ってます。その前に見たベーブ・ルースの伝記映画「夢を生きた男 ザ・ベーブ」が今ひとつだっただけに、出来の違いがより鮮明になった記憶が有ります。 これは第二次大戦中、実際に存在した全米女子プロ野球リーグが基になってます。が、物語はフィクションで登場人物も架空のキャラクターだと思ってたんですが、それなりに史実に基づいているようです。 まあ、どちらにしろ、クライマックスからラストシーンへと続く演出の見事さが、ノンフィクションとしか思えないような感動を呼び起こしてくれるのは確かです。 それと、ラストのクーパーズタウン「ダブルデイフィールド」でのゲームシーンに登場する「お婆さんたち」は、間違いなく、かつてのプリティーリーグで活躍した女子選手たちなのでしょう。 容赦ない時の流れは、美少女たちを老婆に変えてしまいますが、それゆえに、人生には必ず「かけがえの無い時間」が有る、と言うことをこの映画は教えてくれているように思います。 (「プリティー・リーグ」って、愛称じゃなく、映画会社が勝手に付けた邦題?) ◎「All-American Girls Professional Baseball League」 ◎ Amazon「プリティーリーグ・DVD」