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10月, 2006の投稿を表示しています

彼が輝いている理由

★2006年のプロ野球日本シリーズ「日本ハムファイターズ 対 中日ドラゴンズ」は日ハムの圧勝で終わりました。このシリーズの感想や解説は、今さら素人の僕があれこれ語る必要も無いと思うのですが、ひとつだけスゴく印象的な言葉がありました。 それは、札幌ドームに移動したあと、あるドラゴンズの選手が語った言葉・・ 「日ハムの選手たちがカラフルに見えてしょうがない」 かの選手はよっぽどのプレッシャーを感じていたのでしょうか。日ハムのユニフォームは白かグレーだし、カラフルに見えるわけがありません。なのにキラキラと色づいて見えたと言うのは何故なのか? で、もしや?と思いました、彼は、知らないうちに「オーラ」を見ていたのではないでしょうか。ノリに乗っている日ハムの選手たちが放つ「オーラ」を、無意識の内に感じ取ったのかも知れません。 霊視能力者によれば、オーラと言うのは、その人の体調、精神状態などによって様々に発色し、しかも勢いに応じて大きく光って見えるのだそうです。だから勢いに乗った日ハムの選手たちからは、物凄い大きさのオーラが出ていたことになるのです。 もしそうだとするならば、その中心はもちろん新庄選手でしょうね。彼のオーラは並大抵のものでは無いらしいですから。 今や、一般視聴者よりも芸能人に注目されている番組「オーラの泉」に、新庄選手もゲストで出たことが有ったのですが、その時、新庄選手を見た江原氏は「あなたのオーラは凄いですね!」と驚いてました。 それによれば、新庄選手のオーラは非常に大きく、特に両手からは噴水のように沸き出していて、目まいがしそうなほどだそうです。 では、なぜそのようなオーラを持つようになったのか。それは新庄選手の前生に起因しているとのことです。江原氏や美輪氏によれば、彼の前生とは「隠れキリシタン」だったそうで、運悪く捕らえられ、凄まじい拷問を受けたのですが、決して口を割らず、仲間の名前も居所も伏せたまま拷問死してしまった人物だと言うのです。 で、その時の、自己犠牲により大勢の命を助けた功徳のお陰で、今生、誰よりも有名になり人気者になると言う幸運のオーラを手に入れたのが、新庄剛志と言う人間だと言うのです。 そう言うものを背負って生まれて来たからなんでしょうか。江川紹子さんとか小沢遼子さんなど、ミーハーとは無縁な、ウサン臭

自転車のハブのグリスアップをした

★一年に一回は自転車のグリスアップをしなければ、と思い、今日思い切ってやりました。 素人なのであちこち一気にやるわけには行かないのですが、とりあえず一番酷使するホイールのハブをやりました。 まずホイールを外して、タイヤとチューブを外し、ハブの軸を抜きます。で、ベアリングを一個一個ピンセットで取り出して、そこについた汚れた古いグリスをきれいに拭き取るのです。 それから新しいグリスを充填して、また逆のことをしてはめて行きます。この時ベアリングの当たり出しをするのですが、キツくてもユルくてもダメ。ちょうどいいところで締め直すのがけっこう難しいのです。まあ、これまで何度か失敗しながらやって来ているので、何とかなりました。 その後、ホイールの「振れ取り」をします。「振れ」とは、ホイールのゆがみのことです。写真のような振れ取り台に乗せて回転させると、波打って見えるので、スポークを一本一本締めたり緩めたりして波打ちを消して行くわけです。 最初の頃は、メンテナンス解説本を見てもワケが分からず、直すつもりがどんどんひどくなったりしたのですが、最近はコツが分かって来て、けっこう思い通りに行くようになりました。うまいこときれいに「振れ」が取れると快感ですよ。 この「振れ取り台」は、ネットショップの「サイクルベースあさひ」で買ったもんですが、プロ用の正確なものではないので簡単な作業にしか使えません。ただ、在庫処分だったのか、半額くらいで買えたのはラッキーでした。生半可な?自転車乗りにはちょうどいい代物です。 この後は、チューブとタイヤをはめて、最後にまた自転車に取り付けます。グリスアップをすると全体的に音が静かになります。これまた気持いいんですね。まあとにかく、これでまた一年くらいは快適に走ってくれるでしょう。   

晩夏、夜空の詩人たち(大曲花火大会)

★僕自身は東京板橋の生まれですが、両親は秋田県出身です。今は合併して大仙市となりましたが、その昔は大曲市と言って、あまりパッとしない田舎町でした。 ところが、1981年に放送されたNHK「新日本紀行」で、この町の花火大会のことが放送されると、それが評判になり次第に観光客が増えて行ったのです。そうして今では、なんと全国から70万人の人々が(2006年当時)詰めかける観光の目玉にまでなったのです。 ◎大曲の花火・大曲全国花火競技大会 で、少し前の土曜日なんですが、一大イベントに変貌した「大曲花火大会」の、今と昔を比較取材したドキュメンタリー、「新日本紀行ふたたび・夜空の詩人たち」が放送されました。その中で、かつての「新日本紀行」の映像をまじえながら、当時出演した花火師のその後の姿が映し出されていました。 じつは昔の「新日本紀行」に期待の花火師として登場していた「小松さん」と言う人は、母親の子供の頃の同級生だったのです。小松さんの家は元々農家ですが、第一回大会から出品していた常連でもあったそうです。 元々この大曲花火大会は「全国競技花火大会」と言って、日本中の花火師が腕を競う大会なのですが、子供の頃はそんなことも知らず、毎年見物に行ったものでした。花火大会の時期は、夏休みの終わりが近づく8月下旬の25、26日あたりです。 小学生の頃は、毎年夏休みと同時に母親と秋田に里帰りしました。実家には祖父母と叔父一家が住んでおり、そこでお盆に父親と合流し、さらに山奥の南外村の、父親の生家に行って墓参りなどするのですが、僕と母親は、父親が東京に戻った後も花火が見たくて居続けるのが常でした。 当時の東北本線は蒸気機関車で、片道10時間以上かかる長旅だったので、簡単に行ったり来たりは出来ず、いったん里帰りすると、そのまま長居してしまうと言うことがよく有ったのです。 けっきょくほぼ毎年、8月のまるまる一ヶ月を秋田で暮らすと言うことになり、だから、僕にとっての夏と言えば、田んぼの匂いであり、カエルの大合唱であり、奥羽山脈の眺めであり、花火大会の歓声だったと言うわけなのです。 今考えると、ある意味贅沢だったとも言えるのですが、その頃はそんなことにも気づかず、田舎の夏の中を駆け巡っていました。 やがて中学に上がり、親と行動するのが面倒で行かなくなってしまったのですが、高校二年のとき、5年ぶりに一人

DVD「打撃王」を買った

★原題を「The Pride of the Yankees」と言います。ホームセンターへ自転車用品を買いに行ったら、ほとんど人の来ない隅っこの方に並べてありました。 「水野晴郎のDVDで観る世界名作映画」シリーズと言うんですね。その膨大なラインナップの中にこの「打撃王」があるのを見つけて、値段を見たらなんと「¥500」だったので、迷わず買ってしまいました。 これは、知っている人も多いと思いますが、ベーブ・ルースと共に、ニューヨークヤンキースの黄金時代を築いた「ルー・ゲーリッグ」の物語です。 アイアンホースと呼ばれ、カル・リプケンに破られるまで、2130試合連続出場の記録を持っていた選手ですが、いわゆる筋萎縮性側索硬化症に冒されてしまい、1939年5月の試合を最後に引退、そしてその2年後に38歳の若さで亡くなってしまった名選手です。 僕は過去に1回か2回、NHKの名作劇場などで観たことが有ります。と言っても小学校くらいの頃なので、ずいぶん昔ですね。その当時は野球よりプロレスの熱狂的なファンで、そんな時に観た「打撃王」ですが、非常に感動したのを覚えています。 特に最後の、引退セレモニーを終え、たった独り暗い球場の通路に消えて行く後ろ姿が鮮烈で、たぶんこれを観てから、野球と言うものに興味を持ち始めたのではないかと言う気がするのです。 で、今回改めて観てみると、最後に観たのが大昔のことなので、ずいぶん印象が違っていました。ラストシーンの悲劇的な印象が強かったので、もっとシリアスなノンフィクションだと思っていたのですが、じつは、野球のシーンは意外と少なく、夫婦愛を中心にした愛情物語り、それもラブコメディに近い演出だったのです。これにはちょっと拍子抜けでした。 ただし、病気が発覚し自ら引退を決意するまでの過程は、前半がコメディタッチだっただけに、より悲劇性が強調されて息苦しい展開となります。 そしてラストの引退セレモニー。総立ちとなった満員の観衆の前で、「私は世界で一番幸せな男です」と語り、独り暗い球場の通路へと向かうのですが、その姿が暗がりに消える瞬間、背後から「プレイボール!」と言う審判の大きな声が聴こえるのです。 セレモニーのあと何事も無かったかのように試合が始まったのでしょうか? 私にはそれが「ゲーリッグがいなくても野球は永遠に続く」

草野球にも暗黙のルール有り

★広島カープのブラウン監督は、中日ドラゴンズの落合監督を嫌っているそうです。落合流のチマチマとした采配の仕方が、「ベースボールのモラルに反している」と気に入らないようです。 たとえば何でも無い場面で審判に長々と抗議を続けて、相手投手のリズムを崩そうとしたりとか、これまで日本人が「頭脳的」と評価して来た、そう言う「ルールに反してはいないが、モラルやマナーに反している」と言うやり方を、どうも「セコい」と感じてしまうみたいです。 さらにブラウン監督の批判は日本の選手たちにも注がれます。外野フライの微妙なショートバウンドをあたかもダイレクトで捕ったかのように振る舞う選手、ギリギリの投球を当たってもないのに大げさに痛がって死球をアピールする選手など、審判を欺いてまで勝とうとすることを良しとする日本選手の態度を、非常に情けないと思うそうです。 まあ、カープの助っ人としてやって来た時は、ハッスルプレーが信条の熱血漢でしたから、そう言ういじましいプレーはどうしてもお客さんに失礼だと思ってしまうようです。 そしてそのセコい日本野球の象徴が「落合監督」だと言うわけです。 確かにどんなに「セコいプレー」をしてもルール違反ではありません。 しかしそれは「ベースボールの精神に反している」と言うわけです。もっと言えば、メジャーには、ルールブックには記載されていないマナーやモラルにのっとった「暗黙のルール」があって、それらがベースボールの精神を支えていると言うことなのです。 僕らもメジャー中継を見て知ったことがたくさんありました。ホームランを打ったバッターが大げさに喜んではいけないとか、大量リードしたチームは盗塁をしてはいけないとか・・。これらは皆「ただでさえ傷ついている選手に追い打ちをかける必要は無い」と言うメジャー流のスポーツマンシップであり、負けているチームを応援しているファンへの礼儀であるとも言うのです。 もしこれに反する態度をとると容赦ない制裁が待っています。次の打席では明らかなビーンボールを投げられ、痛い思いをすることになるのです。イチロー選手でさえ最初は意味が分からず盛んにやられてましたよね。 こういうことを言うと「またメジャー流か?日本には日本のやり方があるんだよ」と怒られそうですが、でも日本人だって、横綱「朝青龍」の挑発的な態度 やガッツポーズなどを