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7月, 2010の投稿を表示しています

草野球の転換期

★僕は、草野球の試合では、主にセンターを守ることが多いのですが、たまに仲間から「守備位置が深いのでは?」とクレームが来ることが有ります。時折り、捕れそうな浅いフライに追いつけず、前に落としてしまう光景なんかを見ると、そう思うのかも知れません。(個人的には内野のあきらめが早すぎると想ってますが・・) まあ確かに、昔より足も遅くなって、追いつけない当たりも増えて来たとは思いますが、ただ、この「センターの守備位置」と言うのは、約20年間、およそ350試合に渡る(守備機会数までは分からないが)、僕の草野球経験から割り出した「絶妙な?守備位置」なのであって、簡単に「ちょっと深いんじゃない?」と言われても、なかなか動かしがたいものなんです。 これまでの経験から言うと、実は、草野球の外野の守備位置には「三度の転換期」が有りました。一つは「ビヨンドマックスの登場」。もう一つは「新軟球登場」。そして「イチローのメジャー移籍」です。 まず「ビヨンドマックス」などの登場で、打球の質が変わったこと。ただ、ビヨンドの売りである「飛距離の伸び」の印象は少なくて、それより打球が、フックやスライスなど変化を起こしやすくなったことの方が、捕りにくくてショックでした。ウレタンなど、バット面の摩擦増大によって、ボールのスピンが強烈になったのが原因だと思われます。 次に「新軟球の登場」。これによって、打球の放物線の形が変わりました。「旧軟球」では、打球が放物線の頂点に達したあと、空気抵抗のため急激に勢いを失い、そのまま尻すぼみで下に落ちて来ていました。ところが「新軟球」では空気抵抗が少ない分、きれいな放物線を描くようになり、飛距離が伸びました。なので旧軟球のイメージのままで追って行くと、5m~10m頭を超されてしまうのです。 ですが、人間の感覚と言うのは不思議なもので、いつの間にか慣れてしまうものなんですね。直後はあまりの変化に、「もうオレは外野は守れない」なんて弱気になったりしたのですが、今ではごく普通に捕球しており、「なんであんなに戸惑ったんだったんだろう」なんて、不思議に思い出したりするのです。 前者の二つは道具による物理的な変化でしたが、「イチロー選手のメジャー移籍」は、草野球のセオリーそのものを変えました。それまでの草野球のバッターは「引っ張る」

朝ドラ「ゲゲゲの女房」を欠かさず観ている

★この一週間ほど夏風邪にやられて寝込みまして、時折り目を覚ましてはテレビを観る、なんてことを繰り返していました。 で、ウトウトとNHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」の昼の再放送を観ているうち、いつの間にか眠りに落ちてしまい、何やら子供の頃の夢を見ていました。 僕は子供の頃から不思議大好き少年だったため、水木漫画はことのほか好きでした。なので、小学四年?の時に、小遣いを貯めて初めて買った漫画の本も、手塚漫画でもなく石ノ森漫画でもない、「水木しげる著・死者の招き(サンコミックス)」と言う単行本だったんです。 それを買いに行ったのは、小学校の友人が、肺炎で田無市(現・西東京市)の病院に入院したことがきっかけでした。友だち何人かとお見舞いに行くことになり、バスに乗って田無駅まで向かったのです。 家から田無駅までは、大人なら自転車で普通に行ける距離ですが、小学四年の子供にとってははるか遠方で、いつでも簡単に行けるような場所ではありませんでした。 駅前には大きな本屋が有って、欲しい水木漫画の単行本が有るのも知っていました。なので、お見舞いなら好都合、こんなチャンスは滅多に無いからついでに買ってしまおうと考えたのです。 バスを降り、ぞろぞろと、まだ木造だった病棟の一室に入りました。入院していた友人はすでに良くなっていて、ことのほか元気でした。何日も一人で過ごしていたせいか、僕たちを見るととても喜んで、話しが止まらなくなってしまいました。 で、僕はと言えば、話しが長引くうちに、だんだんと漫画本のことが気になって仕方なくなり、「そうだ、今のうちに買ってしまおうか?」なんて思ってしまったのです。だいたい見舞いが終わったあと本屋に寄ると、友人たちを足止めし、面倒をかけてしまうかも?しれません。 ・・と、自分勝手に考えて、一人でこっそり病室を抜け出し本屋へと向かうことにしました。 本屋に入ってすぐに漫画コーナーへ行きました。そうして、いくつも並んだ水木作品を見比べて、何度も迷ったあげく(何が決めてかは忘れましたが)「死者の招き」と言う短編集を購入したのです。 本を抱え、すこし後ろめたい気持ちで病室に戻ると、すでに仲間たちはおらず、代わりに見知らぬ美少女が見舞いに来ていてドギマギしました。で、ベッドから僕を見つけた友人に「あ