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10月, 2013の投稿を表示しています

霊を信じない人が見た不思議なモノ

★こないだ、ある女性の友人と久しぶりにメールでやり取りしたのですが、その時ふと、かつて彼女から聞いた不思議な話しのことを思い出しました。確か彼女が中学生の頃だったと聞いているので、まあ、ずいぶん以前のことになります。 当時彼女は、両親と高校生の兄との四人家族で、東京郊外の一戸建ての家に住んでいました。体験した不思議な話しと言うのは、その自宅の二階で起こった出来事です。 ある日の午後、彼女は学校から帰宅し、階段を上がって、二階の自分の部屋に行こうとしていました。彼女の部屋は奥にあり、その手前で兄の部屋を横切るのだそうです。 で、いつものように部屋の前を通ろうとしたら、扉(引き戸?)が少し開いていたので、何気なく中を見ると、学生服のワイシャツ姿のまま、腕枕で横になっている少年の姿が見えたと言います。「あっ、お兄ちゃん帰ってたんだ」と想い、「ただいま」と声をかけ、自分の部屋に入ったんだそうです。 ところがしばらくすると家の玄関を開ける音がして、どう言うわけか、さっき見たはずの兄が帰宅したのだと言うのです。それで不思議に想って、「あれ? お兄ちゃん、さっき部屋にいたよねえ?」と尋ねると、「なんだよ。いま帰って来たんだろ」と言うのだそうです。 そこで、ワイシャツ姿で腕枕をしていた少年のことを説明したのですが、なに言ってんだ?と言う顔をされるだけで、まるで相手にしてくれないのです。なので、彼女の方も「錯覚だったのかな・・」と想うしかなく、その話しはそこまで、と言うことになりました。 ところが数時間後のことでした。一本の電話が兄あてにかかって来たのです。それは、兄の親友が交通事故で亡くなったと言うことを知らせる電話でした。そしてその友の亡くなった時刻が、ちょうど彼女がワイシャツ姿の少年を見たのとほぼ同じ時刻だったと言います。 「そのシャツの白さが、今でも目に焼き付いているんですよ」と、彼女は語っていました。ただ、身体の向きのせいで顔は見えなかったと言います。 その友人はとても仲の良い兄の親友だったと言うことで、家にも頻繁に遊びに来ていたそうです。なので話しを聞いた直後は、事故にあって亡くなる瞬間、兄に別れを告げに来たのだと想いました。 が、よくよく考えてみると、だとしたら兄のいない部屋ではなく、もっと違った

クール ・ジャパンの功労者?

★今さら、と言われそうですが、このところの日本のマンガ・アニメの世界進出は凄まじいものがありますな。 「クール・ジャパン」の筆頭ってことらしいですが、かつて、日本初のテレビアニメ「鉄腕アトム」の本放送をリアルタイムで見、自身もマンガ家になりたくてなりたくて懸命に目指していた者としては、少し複雑な想いも無いわけでは有りません。と言うのも、いま隆盛をきわめている多くの作品には、なかなか溶け込めない自分がいるからなのであります。 その大きな理由は、今時のマンガの「絵」と言うか、「キャラクター画」に馴染めないせいなのです。僕自身が絵描きの端くれで、絵に対する好みが激しいことが原因かも知れませんが、どうも、今のマンガは、確かに洗練されていてキレイなんだけど、なんか気持ち悪い・・  いわゆる生理的に拒否反応を起こしてしまうところが有るんです。 と言うのも、今の漫画には、昔の少女漫画的作風が流入していると思うのです。差別?と言われたらそれまでなんですが、子供の頃から少女漫画が苦手で、今の作品の絵柄に「少女漫画風」を感じると、どうしても受け付けなくなってしまうんです・・(申し訳ないです)。なので、ストーリー的には面白そうだと想っても、ついついバリアを張って避けてしまうことが良くあります。 それでも、ギリギリの境界線を何とかクリアして、見て良かったなと想うものも幾つか有ります。「蟲師」や「夏目友人帳」とか「秒速5センチメートル」など、とても良かったですね。「蟲師」に関しては絵も好きでしたが、あの奇抜な発想や設定が素晴らしかったし、「夏目友人帳」はアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」が失ってしまった、妖怪に対する畏怖や不可思議が見事に描かれていました。 「秒速5センチメートル」については、キャラクターの絵は好みでは無かったのですが、まず背景画に引き込まれて、それにつられて物語にも引き込まれてしまいました。(自分がブレード隊で訪れた、幾つかの実在する駅が登場する、聖地巡礼的懐かしさも有りましたかね) ただ、「ワンピース」なんかと比較して、もしかしたら、これらは一昔前の作風に近いから気に入ったのかな?と言う想いも無くはありません。 「ワンピース」は、ストーリーとは直接関係の無いエ ピソードを、延々と語り続ける場面が随所にあって、最近の作品にはそ