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装備増強終了なのか?!

★ディレーラーガードを付けました。子どもの頃は素直に「変速機」と呼んで いたのに、最近ではみんなカッコつけて?「ディレーラー」なぞと言うのです。 このディレーラー、変速機と呼ばれていた時代には棒状のガードパーツが付いていました。ちょうど「BMXペグ」の細いやつみたいな物でした。 それがマウンテンバイクが登場した頃からか、写真のようなUの字型のガードが付くようになります。ところがこう言うのにも流行り廃れがあって、最近ではほとんど見かけなくなってしまったんです(まだ子ども用スポーツ車には付いてる)。 じつはキャプテン高橋はずっとこれを探していまして、ようやく先日、渋谷の東急ハンズで発見いたしました。「VIVA・Dガード」値段は¥500ほど。とにかくこの1品しか無かったのでこれを買いました。あとネットで調べると 「KUWAHARA」 と言うメーカーの物があったのですが、これは¥3,486と値段が高すぎてもったいないのです。 では、何故これが必要なのかと言うと、キャプテン高橋の場合「ジャックナイフ転倒」するケースが多く、その時にディレーラーにダメージを食らう恐れがあるからです。 つまり球場入りする時に市街地を走行すると、車や自転車などの飛び出しが多く、それを避けるための急ブレーキで前輪がロックされ、後輪が持ち上がって、そのまま前方に一回転して転んでしまうと言うことなのです。前の自転車では4、5回ありましたかね。ディレーラーはいちおう精密機械なので、そう言う時に一番壊れやすいわけです。 もちろんUの字型の替わりのディレーラーガードも発売されています。「グランジ・Dガード」これが今ではもっともポピュラーな物のようです。確かに見た目もスマートだし値段もそこそこでいいのですが、キャプテン高橋の場合これだけではダメなのです。 と言うのも、自転車で出かけるとき、よく、駅前やスーパーの自転車置き場にあずけるのですが、そう言う場所の管理人と言うのは、混雑して来ると出来るだけたくさんの自転車を入れようとして、取り出せないくらいギチギチに詰めて格納するんです。そうすると他の自転車の突起物がディレーラーに当たり、狂いが生じることがあるのです。 自転車置き場からの帰り、変速しようとしたらガリガリと音がしてうまく動かないなんてことがけっこうあって、その度に修正しなけれ

入間市博物館へ行った

★12月21日の水曜日、友人が20日〜25日まで「入間市博物館」でグループ展「絵画の今・2005」をやると言うので、自転車で行って来ました。 入間市博物館は、数年前ポタリング(自転車の散歩)に出かけたとき横を通りかかったことが有って、その時は入らなかったのですが、場所はだいだい分かると思って、地図も持たずに気楽な気持で出発しました。 ところがこれが失敗でした。自宅を出て1時間も走ると、写真のような農業地域になります。特にこの辺りは「狭山茶」で有名で、お茶畑もこの通りちゃんとあるのです。寒い日でしたが天気は上々で、非常に気分よく走っておりました。 で、調子に乗ってあちこち細い道など選んで楽しんでいるうちに、気が付くと完全に道に迷っていたのです。 それでもまあ、いざとなれば幹線道路に出て道路標示など見れば、だいたいの位置は分かると楽観していたのですが、かなり入り組んだ道を進み、思わぬところから大通りに抜けたりしていたので、以前来た時の記憶からは、博物館の場所を特定することが出来なくなっていました。 しかも新築の家がたくさん出来ていたり、巨大な工業団地が立ちふさがったりして、ほとんど見覚えがありません。けっきょく30〜40分くらいあちこち走り回ったあげく、目標物のひとつである「大妻女子大」と言う大学に出くわし、だいたいの位置をつかむことが出来ました。 そこからは変わった校舎で印象に残っていた「東野高校(写真右)」がすぐ見つかり、その隣にある博物館もようやく見つかりました。家からは片道約18kmで1時間半ほどなのですが、道に迷った分時間はかかってます。 「入間市博物館」は建物も立派で展示室も大きく、なかなか充実した展覧会でした。作品はみんな150号200号と言う大作ばかりで見応えがあります。展示室の様子をお見せできないのが残念ですが、実物はぜひ来館して見物してください(25日まで)。 招待してくれた友人の加藤氏と再会、話しをしながら1時間ほどいたでしょうか、日が傾いて来ると一気に寒くなるので、間もなく失礼することにしました。 ◆入間市博物館 帰りは当然のことながら行きよりも時間がかかりました。しかも性懲りも無く、好んで「見知らぬ道」を選んで進むため、またもや道に迷ってしまいます。何処とも知れぬ水路脇の道に出ました。 写真を撮っておこう

自転車のライトにLED10連発!

★ホームセンター「ビッグサム新座店」で手ごろなライトを見つけました。LED5発でしかも安い!「税込み¥980」でした。自転車用でLED5発だと¥3000以上すると思います。 いわゆる「懐中電灯」なのですが、うまくすれば自転車にも使えそうです。メーカーは「マクサー電機」と言うところで、残念ながらあまり聞いたことは有りません。が、分解してみたところ作りはけっこうしっかりしていました。 ボディはいっぱしのアルミ製、ゴムのパッキンが付いていて、生意気にも生活防水になっているようです。レンズが集光ではなく普通の透明アクリルで、光が初期LEDの青白い色と言うのが今イチなのですが、それでも5連発はそれなりの明るさがあります。 それと自転車専用でないと振動に弱いものですが、叩いたり落としたりしてみたところ振動にも強そうです。 ◆マクサー電機 じつは、自転車のライトにはみんな苦労してまして「明るくて電池の寿命が長い理想的なライト」を求めて、何個も買い替えると言う人が多いんです。それだけ自転車で長距離を走る人にとって「安全確保」と言うのは重要な課題なんですね。 世の中には無灯火で走る人も多いですが、あれはまったく理解できない話しです。できるならオートバイみたいに明るいライトが欲しい!って考えているくらいなんですから。 で、僕 は思い立ちました。「このマクサーライトはそこそこ明るいし振動にも強い、しかも安い! ならばもう一本買って、ダブルマクサーライトLED10連発!にしてみようではないか!!」と・・ それがこれです。自転車用ではないので取り付けるホルダーがありません。そこでベルクロテープを使う「バイクライトホルダー」2個を購入し、それで固定してみました。ちょっと外観は野暮ったい感じですが、明るさは段違いに良くなりました。 「見た目よりも安全確保」がスローガンですから、これはこれでいいと思います。ただ付けっぱなしにしておくと盗難やイタズラの対象になりそうなので、普段は普通のライトで、ゴブリンズのナイターの帰りとか、ここぞと言う場面に取り付けて使用することにしましょう。 かかった費用。 ライト代 :980×2=1960 ホルダー代:525×2=1050 送料   :200 合計   :3210   

八国山の周辺まで

★土曜日、天気がよく暖かだったので、自転車で出かけました。 走りながらサドルの位置とかサスペンションの効き具合などを微調整して、出来るだけ疲れにくい自転車にする目的もありました。 行ったのはウチから1時間ほどの「北山公園」です。写真の向こう側に見える小山は「八国山」と言って、あの「となりのトトロ」に登場する「七国山」の名前の由来となった山です。 「となりのトトロ」とは、昭和30〜40年代のこの辺り、「狭山丘陵」を舞台した物語りであったのですが、最近では日本全国に「トトロの里」なるものが出現し、いろんなハデな物を作ったりして盛り上がっているので、本家本元はこの通り地味に、やや寂しげに佇んでいると言うわけなのです。 が、その代わり、静かで散策にはもってこいの場所となってます。そう言えば「八国山」のふもと?には「病院」がありまして、それを見ては「あれが七国山病院のモデルなのかな?」などと空想したりするのもいいもんです。 ◆北山公園案内 この北山公園は面白くて、もともと花菖蒲を中心にした自然公園なんですが、水田を利用して「市民田んぼ」と言うのをやっています。田植えから稲刈り、そして脱穀まで体験できるそうです。 今の時期は稲を刈り取った跡が残っているだけですが、あぜ道に見立てた板張りの遊歩道があって、そこを子ども達が自転車で猛烈な速さで走り抜けて行きます。 僕もちょっと走ってみましたが、自転車にはかなり細いです。子どもは凄いなと思いましたが、どんなに元気な子どもでも、水を張っている夏だったらあんな無茶なことは出来ないでしょう。 もっとも花菖蒲が見ごろの初夏は、人がいっぱいで自転車は入れないでしょうけど‥‥ (注・現在、自転車乗り入れは禁止になってます) 北山公園のはずれまで来ると、西武線と出くわします。線路の向こう側の木々の見えるところが「八国山」です。 踏切の写真を撮ろうとしたら、ちょうど電車が来たのでとりあえず撮っておきました。 この踏切を渡ると八国山の入り口に出ます。正確には「八国山緑地」と言って、遊歩道が有り、近所の人の散歩道にもなっています。 マウンテンバイクを持っていた頃は何度か登ったことがありますが、ちょっと歩いている人の迷惑になるような感じなので、今では

ダブルレッグスタンドを付けた?!

★新しい自転車が来てから、少しずつ野球仕様に改造しております。左の写真を見て分かるように、二股のセンタースタンドに付け替えました。 ネットショップ「サイクルベースあさひ」で見つけ、ずっと付けたいとは思っていたのですが、取り付け可能なのか調べたくてもなかなか実物を見る機会が無く、二の足を踏んでいたのです。 ところが色々な自転車サイトを見てみると、取り付けボルトの太さが10mmであると分かり、ほぼ90%取り付け可能だと言うことが分かって来ました。今回の自転車マリオン・クラッシックには、センタースタンド用の台座とボルト穴が有り、そのボルト穴の径が10mmだったんです。 ◎ダブルレッグスタンド しかし、最終的には実物を見てみないと何と言えないので、ネットショップでいきなり買うわけにも行かず(値段が¥4000くらいするので‥‥)、あちこちの「サイクルベースあさひ実店舗」を探し歩いて行くと、三つ目の店「所沢店(横山氏宅から500m。高橋宅から10km)」で「ダブルレッグスタンド」の実物を発見しました。 それをよく観察してみたところ「何とかなりそう」なので、その場で購入することにしました。付属のボルトでは長過ぎるので、途中で近所のドイトへ寄って、短いキャップボルトと8mmのアーレンキーを購入、帰宅してさっそく取り付けてみました。 それがこの写真です。アルミ合金で、金ノコで簡単に切れるので丁度いい長さにカットしてあります。その先端にキャップを付けるのです。 折りたたむとこんな感じになりますね。立てる時は広がっていますが、たたむとチェーンと反対側に二本とも格納されます。フレームにもクランクにも干渉しないよう、うまいこと作られています(スイス製だそうです)。 最初は見た目が「ゴツいなあ」と思っていましたが、取り付けてみるとそれほどでも無いですね。総重量が500gと言うことですが、カットした分と、バカでかい取り付け金具を使わなかった分、軽くなっていると思います。 後ろから見るとこんな感じですね。直立してます(両足の長さをそろえてカットするのが大変)。これで、野球用具の重たい荷物を載せてもグラつくことが無いでしょう。コンビニでスポーツドリンクを買っている内に転倒していた、なんてことも無くなるわけです。

新しい自転車を買う、山口県から・・

★以前、自転車どうしの衝突で「丸石」のクロスバイクが大破し、今の自転車「ランドギア」を購入して丸々3年が経ちました。 なかなか乗り心地が良くて満足していたマシンだったんですが、球場入りのため毎週のように往復約40kmを走ってきたので、クランクが曲がってしまったり、何処からとも無く異音が聞こえて来たりと、あちこちガタが来ました。 なのでオーバーホールをと思ったのですが、かかる金額を考えると、思い切って新しいのを買った方が得かと思い、今日ついに注文してしまいました。 頼んだのは「ラレー」と言うイギリスのメーカーで、「マリオン・クラシック」と言うモデルです。名前の通り、見た目はややクラシカルな雰囲気の自転車です。 当初は「ルイガノ」の、タイヤの細い、いかにもスポーツタイプと言った感じの自転車にしようと思ってたのですが、店で実物を見比べてみたら、同じ値段のルイガノよりもずっと仕上げがきれいだったんですね。それにルイガノは超人気メーカーで、ぜったいに買って損をすることはないと言う自転車なのですが、逆にそれが物足りない気がしてしまったんです。 フレームが低くて女性用に多いタイプですが、これにしたのにも訳があります。と言うのも、後ろに野球用具の大きな荷物を乗せると、またぐのが大変なんです。体が軽い内はいいのですが、試合を終えて疲れている時や肉離れなどの怪我をして帰る時は、足が上がらず苦痛なのです。なので、低いフレームで前からでもまたげるようにとこの形を選びました。デザインとしてもなかなかきれいだと思いますよ。 買った店はけっきょくネットショップです。今乗っているやつと同じ 「自転車館びーくる」 です。いろいろ探したのですが、見積もりを比べてみたら、やっぱりここが一番安かったんですね。(土地代が安いからと言うことでしょうか?) 税込み送料込み防犯登録込みでちょうど¥40,000くらいです。これに¥2,000ほどのサービス品が付きます。それらを合計すると、他店との差額は¥4,000ほどになります(ホームページには正規の値段で出ている)。ショップの所在地は山口県なので、また防犯登録が山口県警になってしまいますな。 これでまた、あと3年は野球に乗って行けると言うことでしょうか?。届くまでには1週間くらいかかるようなので、紅白戦・納会には乗って行けるかも知れ

日本シリーズを面白くするには?

★個人的な見解ですが、今年の日本シリーズ「阪神対ロッテ」よりも、パリーグのプレーオフの方がずっと面白かったんじゃないでしょうか?。この日本シリーズはとにかくゲームがつまらない。盛り上がりも何も無い。一方的な大量点でシーソーゲームになりようが無い・・ いま日本シリーズを放送している局は、当てが外れてガッカリしてるんじゃないですか?。だから言ったんですよ。プレーオフをテレビ中継しなさい、「ぜったいに面白いから」と。 やっぱり「試合間隔が空き過ぎた方が不利」と言う、大方の予想は当たっていたように思います。それは今回だけでなく、これまでいろんな日本シリーズを見て来ましたが「試合間隔が空いた方が負ける」と言う傾向は強いように思うんです。 で、シリーズ前のドキドキするような期待感とは裏腹に、フタを開けてみれば、けっこう一方的でシラケたシリーズになることの方が多かった、そんな記憶が有りますね。 これは、対決するチーム同士が一番好調な時に当たるとは限らない、と言うことが原因です。 どんな強打者でも1週間くらい打てないときが有るし、エースピッチャーでもノックアウトが続くときが有ります。たまたまそう時期に当たったら最悪ですよ。今回の金本選手なんかを見ているとホントに痛々しいくらいで・・・、何とか打って欲しいんですがね。 こう言う状況を踏まえて考えてみると、プレーオフもいいんじゃないか?って気がして来るのです。もともと僕はペナントレース重視派で、プレーオフ反対論者なんです。それどころか、メジャーの「ワイルドカード」だって「?」と首を傾げているほどなんです。 ですが、イベントとして、ショーとしての「白熱した日本シリーズ」を演出するには、もしろ「プレーオフ有り」なんじゃないか?、そんな気がして来たのですよ。 つまり、しらけてしまう原因は、「リーグ優勝したチームが、日本シリーズの時期に必ずしも最強だとは限らない」と言うのが大きな要因なのです。むしろ調子が下降して弱体化してることもある。 だったら、むしろ日本シリーズでは、優勝チームにこだわらず、その時点での「最強チーム」を選んで戦わせた方が盛り上がるのではないか?と言うことなんです。 定義としては、リーグ優勝はリーグ優勝、日本シリーズは日本シリーズで分けてしまうわけですね。(現在検討中のセリーグの案はそんな感じだ

パ・リーグのプレーオフ

★パ・リーグのプレーオフ、テレビ中継で見たいですねえ。地方局もラジオでもやってないんです。昨年の盛り上がりを思い出せば、これだけのコンテンツを逃す手はないのですが・・・、もったいない。テレビ局の人たちは、巨人戦の低視聴率で「野球中継」にビビってしまったんでしょうか? じつはテレビ局の人間って、情報の最先端にいるようでいて、案外大したことないんですよ。 その昔、テレビ局の人間とよく仕事をする機会があったんですが、印象としては、 頭の良さそうな人はほんの一握りでしたね。 企画会議でもほとんどのスタッフが、「次回は何風で行く?」とか、パクリの話ししかしてませんでした。僕が「自分はデザインだけでなくイラストも描く」と言うと、すかさずプロデューサーに「誰風の絵を描くの?」なんて聞かれてビックリしました。 ”バッカだなあ。それじゃあ盗作だろ?!”と呆れましたが、まあ怒ってもしょうがないので、「オリジナルなんで、誰にも似てないです」と苦笑するだけでした。 当初は「憧れのテレビの仕事」だと言うことで、嬉しくて、けっこうお上りさん気分で打ち合わせとか行きましたけど、アイデアは人任せだし、パクることしか考えないし、だんだん「ろくなヤツはいないな」とガッカリさせられて行きましたよ。 あれから15年くらいになりますが、どうなんでしょう? 今では外から見るだけですが、「 パ・リーグのプレーオフ 」と言う、高視聴率になるかも知れないコンテンツを、みすみす取り逃がしてしまうなんて、変わってない感じはしますね。 「◯時57分開始」とか中途半端な時間に番組を始めたり、クライマックス寸前でコマーシャルを入れたりと、チャンネルを変えさせない心理効果を狙っているつもりなんでしょうが、あれ、僕の回りでは不評ばかりですよ。逆に「あえて見ないようにしてる」なんて人もいます。(心のヒネくれた友人ばかり?) こんな風に、あまりテレビ局のスタッフに好印象を持っていないのですが、もし関係者で、これを読んで気を悪くしたのなら謝ります。「ごめんんさい・・」。 ですが僕は、かつて自分のアイデアをテレビ局にパクられた?経験があり、 ちょっと疑り深くなっているのです。 ある番組のオープニングのプレゼンのため、絵コンテとイメージボードを描いて持参しまして、それはボツになったのですが、しばらくしたら、

時代遅れの監督

★東北楽天ゴールデンイーグルスの次期監督に、元スワローズ監督だった野村克也氏がほぼ決まりだと言うウワサが流れていますが、このニュースには正直ガッカリしました。単刀直入に言って「失敗する」と思いますよ。と言うのも、野村氏の考え方「ID野球」と言うのは、もうすでに「時代遅れ」なんじゃないかと思っているんです。 野村監督のヤクルト・スワローズが最後に日本一になってからもうかなりの年月になりますね。あのシーズンオフに野村監督がNHKのラジオに出まして、1週間にわたってインタビューを受けたことがあったんですが、それを聞いたとき、「残念だが、この人はもう古い時代の人なんだ」と、大きな失望を感じました。 野村監督が語った「ID野球」とは、簡単に言えば、「ヒットを打たずに勝つ野球」「結末の予測できる野球」でした。つまり、これを逆にいえば「どんでん返しの無い、ドラマの無い野球」と言うことになるのです。 故・三原監督が語ったと言う、「野球とは、筋書きの無いドラマである」と言う、聞いただけでワクワクするような考え方とは まったく正反対で、何だか気持ちがしょぼくれてしまいそうです。 野球選手はヒットやホームランを打って華やかに盛り上げるのが仕事であり、土壇場での大逆転劇に観客は魅了されるのです。それを「ヒットを打たずに勝つ」とか「筋書きを作ってしまおう」と言うのでは、野球ファンが見たがっている劇的野球とはまったく違うモノになってしまいますよね。 確かに野村ヤクルトは、かなりの盛り上がりを見せて優勝しました。でもあれは、古田捕手を筆頭に、広沢、池山、高津、ギャオス内藤など、キャラクターの濃い伸び盛りの若手選手の台頭、躍動感に満ちたプレー、逆転逆転のドラマの賜物、つまり様々なタレントがそろった結果もたらされた勝利だったと言えるのです。 野村氏はそれを忘れて、すべてが自分一人のID野球の勝利だと思い込んでしまったんじゃないですか?。ラジオを聞きながら、当時の僕は勝手ながら「残念だ。野村氏は監督としては過去の人になった。たぶん次に監督をやる時は勝てなくなる」と思うようになりました。 自慢では無いですが、その予測は当たったと思います。阪神タイガースの監督ではまったくダメだったですよね?。だとすれば 、野村氏が楽天の監督をやっても、阪神同様ダメなような気がするんです。

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