★東北楽天ゴールデンイーグルスの次期監督に、元スワローズ監督だった野村克也氏がほぼ決まりだと言うウワサが流れていますが、このニュースには正直ガッカリしました。単刀直入に言って「失敗する」と思いますよ。と言うのも、野村氏の考え方「ID野球」と言うのは、もうすでに「時代遅れ」なんじゃないかと思っているんです。
野村監督のヤクルト・スワローズが最後に日本一になってからもうかなりの年月になりますね。あのシーズンオフに野村監督がNHKのラジオに出まして、1週間にわたってインタビューを受けたことがあったんですが、それを聞いたとき、「残念だが、この人はもう古い時代の人なんだ」と、大きな失望を感じました。
野村監督が語った「ID野球」とは、簡単に言えば、「ヒットを打たずに勝つ野球」「結末の予測できる野球」でした。つまり、これを逆にいえば「どんでん返しの無い、ドラマの無い野球」と言うことになるのです。
故・三原監督が語ったと言う、「野球とは、筋書きの無いドラマである」と言う、聞いただけでワクワクするような考え方とはまったく正反対で、何だか気持ちがしょぼくれてしまいそうです。
野球選手はヒットやホームランを打って華やかに盛り上げるのが仕事であり、土壇場での大逆転劇に観客は魅了されるのです。それを「ヒットを打たずに勝つ」とか「筋書きを作ってしまおう」と言うのでは、野球ファンが見たがっている劇的野球とはまったく違うモノになってしまいますよね。
確かに野村ヤクルトは、かなりの盛り上がりを見せて優勝しました。でもあれは、古田捕手を筆頭に、広沢、池山、高津、ギャオス内藤など、キャラクターの濃い伸び盛りの若手選手の台頭、躍動感に満ちたプレー、逆転逆転のドラマの賜物、つまり様々なタレントがそろった結果もたらされた勝利だったと言えるのです。
野村氏はそれを忘れて、すべてが自分一人のID野球の勝利だと思い込んでしまったんじゃないですか?。ラジオを聞きながら、当時の僕は勝手ながら「残念だ。野村氏は監督としては過去の人になった。たぶん次に監督をやる時は勝てなくなる」と思うようになりました。
自慢では無いですが、その予測は当たったと思います。阪神タイガースの監督ではまったくダメだったですよね?。だとすれば、野村氏が楽天の監督をやっても、阪神同様ダメなような気がするんです。
監督にも「旬の時期」が有るんです。かつて西武ライオンズで一世を風靡した「森監督」が、「強いけどつまんない」と、ファンから、さらにはオーナーからもなじられたように、ドラマ性の無い、「ただ負けないだけの野球」の時代は終わりに近づいているのです。
プロ球団としての本当の成功は、多くの観客を動員して「収益を黒字」にすることですよね。その方法の一つが「強くなって優勝すること」では有りますが、今年の楽天イーグルスは、あんなに負けたのに、最終的には黒字になったそうで、その点では、田尾監督はむしろ成功監督なんですよ。
何故あんなに弱いのに黒字になったか、「勝利だけでは無い何かが有ったのか?」「田尾監督の采配にも魅力が有ったのか?」など、しっかり分析が出来てなければいけません。それからでなければ、残念ですが野村氏起用は間違っていると思います。観客動員数も減ってしまったらどうするんです?
・・・まあ、素人が言うことなんで、大して説得力は無いですが、楽天のフロントとどっちが素人が比べてみましょうか。もし予測が外れたら、今度は僕の方が時代遅れになってしまったと言うことで、素直に謝りますけど・・・
と言うことで、来年を楽しみにしましょう。
Commented by ギジェ★ザラル at 2005-09-29
野村監督のヤクルト・スワローズが最後に日本一になってからもうかなりの年月になりますね。あのシーズンオフに野村監督がNHKのラジオに出まして、1週間にわたってインタビューを受けたことがあったんですが、それを聞いたとき、「残念だが、この人はもう古い時代の人なんだ」と、大きな失望を感じました。
野村監督が語った「ID野球」とは、簡単に言えば、「ヒットを打たずに勝つ野球」「結末の予測できる野球」でした。つまり、これを逆にいえば「どんでん返しの無い、ドラマの無い野球」と言うことになるのです。
故・三原監督が語ったと言う、「野球とは、筋書きの無いドラマである」と言う、聞いただけでワクワクするような考え方とはまったく正反対で、何だか気持ちがしょぼくれてしまいそうです。
野球選手はヒットやホームランを打って華やかに盛り上げるのが仕事であり、土壇場での大逆転劇に観客は魅了されるのです。それを「ヒットを打たずに勝つ」とか「筋書きを作ってしまおう」と言うのでは、野球ファンが見たがっている劇的野球とはまったく違うモノになってしまいますよね。
確かに野村ヤクルトは、かなりの盛り上がりを見せて優勝しました。でもあれは、古田捕手を筆頭に、広沢、池山、高津、ギャオス内藤など、キャラクターの濃い伸び盛りの若手選手の台頭、躍動感に満ちたプレー、逆転逆転のドラマの賜物、つまり様々なタレントがそろった結果もたらされた勝利だったと言えるのです。
野村氏はそれを忘れて、すべてが自分一人のID野球の勝利だと思い込んでしまったんじゃないですか?。ラジオを聞きながら、当時の僕は勝手ながら「残念だ。野村氏は監督としては過去の人になった。たぶん次に監督をやる時は勝てなくなる」と思うようになりました。
自慢では無いですが、その予測は当たったと思います。阪神タイガースの監督ではまったくダメだったですよね?。だとすれば、野村氏が楽天の監督をやっても、阪神同様ダメなような気がするんです。
監督にも「旬の時期」が有るんです。かつて西武ライオンズで一世を風靡した「森監督」が、「強いけどつまんない」と、ファンから、さらにはオーナーからもなじられたように、ドラマ性の無い、「ただ負けないだけの野球」の時代は終わりに近づいているのです。
プロ球団としての本当の成功は、多くの観客を動員して「収益を黒字」にすることですよね。その方法の一つが「強くなって優勝すること」では有りますが、今年の楽天イーグルスは、あんなに負けたのに、最終的には黒字になったそうで、その点では、田尾監督はむしろ成功監督なんですよ。
何故あんなに弱いのに黒字になったか、「勝利だけでは無い何かが有ったのか?」「田尾監督の采配にも魅力が有ったのか?」など、しっかり分析が出来てなければいけません。それからでなければ、残念ですが野村氏起用は間違っていると思います。観客動員数も減ってしまったらどうするんです?
・・・まあ、素人が言うことなんで、大して説得力は無いですが、楽天のフロントとどっちが素人が比べてみましょうか。もし予測が外れたら、今度は僕の方が時代遅れになってしまったと言うことで、素直に謝りますけど・・・
と言うことで、来年を楽しみにしましょう。
Commented by もりたカイロプラクティッ.. at 2005-09-29
Commented by 社長の本音日記 at 2005-09-29

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