
もっとも完治するのに三ヶ月くらいかかったので、ブレードどころか、その間は普通の旅行にも行けず、治った時には秋風が吹いていた、なんて感じでした。‥‥で、さて、今年はどうしようか、と漠然と考えているわけなのです。
数年前は、世間的にもけっこうインラインスケートによる長距離走行が流行り出して、その記録をアップしたサイトなどもたくさんあったのですが、最近は覗いてみても、更新休止中のものが多くなっていますね。
やはりサイクリングなどに比べて一般性が乏しいからでしょうか。僕も、32歳のころに始めたブレード走行ですが、なんとあれから17年が過ぎようとしており、やはり年齢とともに「やりにくい」イメージが強くなりつつありますね。
かつて、色んな人たちから面白がられれ、笑顔で「ガンバって!」などと声をかけられたブレードランナーも、寛容さが失われ「規則がんじがらめ」の、目つきの恐い、正義の人々たちばかりになって来た世の中では、やはり肩身の狭い思いをしてしまうのです。
「だったら自転車に切り替えれば?」とはよく言われるのですが、自転車とはまったく別物なんですね、これが・・・
これについては、インラインスケートと自転車両方の長距離ツーリングを経験したことのあるゴブリンズT氏も言ってますが、「自転車は普通で面白くない」のです。自転車と言うのは普段から乗っているので、その「乗り味」と言うのは、あまりに日常的すぎて新鮮さが無いのです。毎日の延長でしかないわけですね。
一方「滑る」感覚としては、アイススケートとかスキーにも通じそうですが、僕は、あの「同じところを行ったり来たりする」感覚がどうも退屈で、完全には馴染めなかったんです。それでスキーが流行っていた頃でもすぐに飽きてしまい、クロスカントリースキーに打ち込んだりしてました。
どうもダメなんでねえ、先へ先へと見知らぬ風景の中を進めないと飽きてしまうんです。で、行き着いたのが「長距離ブレード走行」。これは滑る面白さも味わえるし、ツーリングの達成感もある。両得なんです。
まあ、こんな風に書いたとしても、この快感が何処まで伝わっているかは分かりません。おそらく「ご苦労なこったなあ」と思ってる人も多いでしょう。
が、たとえば上の写真のように、きれいな道が何処までも続いているような絵を観たりすると、「はやく!、はやく行かなきゃ!」と言う、焦燥感に襲われたりするのです。
ところが、ある友人にそれを話したところ、「そんな気持にはならないよ」と軽く笑われたりしました。やっぱり、人それぞれ資質と言うか、違いが有るものなんですね。
‥‥それはそれとして、今年はどうするかですね。
◎ インラインスケートショップ j-sk8
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