★僕は中学の頃からの広島カープファンです。 昔は弱小球団で、何とか勝たせてやりたくて、必要以上に勝ち負けにこだわっていた時期も有りました。 あれから何度か優勝し日本一にもなったので、今ではもう以前ほど勝敗にこだわることも無くなったのですが、今年は一つ気になることがあります。それはブラウン監督になってから練習量が極端に減ったことなんです。 もともと僕は、日本流の「練習漬け」「しごき野球」には反対なのですが、このカープに関してだけは「有り」だと思っているのです。 何故かと言うと、カープは貧乏球団なので、ドラフトでは「他球団が目もくれないような安い無名選手を集めて、一から鍛え直し一流選手に育て上げる」と言うのがコンセプトのチームなのです。だから、絶対的な練習量の不足は命取りになる恐れがある、と思っているわけなのです。 かつて江藤選手がFAで巨人に行った時、僕はゴブリンズのBBSで、「彼はやがて尻つぼみになるだろう」と予言しましたが、その通りになりました。実はあれには、そう思うだけの理由があったのです。 江藤選手と言うのは、やはりドラフトでは他球団が見向きもしない無名の選手でした。しかしその 長距離打者の素質を見抜いたスカウトの進言によりカープ入団、やがて カープの徹底した「練習漬けシゴキ?野球」によって、ホームランバッターへと成長して行ったのです。 だからそこ成り得たホームランバッターだったのですが、しかし、真面目だがのんびり屋で性格が良すぎる彼は、ライバルを冷徹に蹴落とす競争心に乏しく(友達としては最高だが)他球団のゆる〜い練習内容では、カープで開花した能力を維持できず、少しず成績を落としてしまうだろうと思ったからです。 江藤選手はドラフト5位でした。ちなみに阪神へ行ったスラッガー金本選手は4位です。二人とも、無名選手を集める広島カープの中でも低い指名順位ですよね。このことからも、広島がどれだけ叩いて叩いて選手を育てて上げるのかが分かります。 だからこそブラウン監督指揮下での、練習量の不足が心配なのです。特に今のように若い選手が多くなっている時期には気になりますね。若い選手たちにとって広島カープと言うチームは、練習しだいで無名でも一流になれるチャンスの多い、「夢のかなう場所」でもあるわけなので・・ ただ希望が無いわけではありません。心