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もののけCM

★セコムの「人の猛獣変身CM」が内容変更になるそうです。

道行く人や電柱で作業中の人が突然、猛獣などに変身する内容ですが、このCMが「電設工事などに携わる人たちに不快な思いをさせたと判断」し、中止を決めたんだそうです。

僕も「ちょっと恐すぎるCMだなあ」と思っていたのですが、今回はこれを見た僕の母親の話しです。

あのCMを見て、幼い頃の「もののけ」のことを思い出したようです。母親は昭和初期に秋田のド田舎で生まれ育ったのですが、少し大きくなると、親からいろいろと用事を言いつけられ、分家とか雑貨屋とかに使いに出かけるようになったそうです。

昼間はそれも楽しいのですが、夕暮れになると、街灯なんてまったく無い時代のことなので、暗くなった田んぼ道を行かなくてはなりません。当時は月明かりとか、提灯なんかを頼りに歩いたようですが、そんな時、時折り不思議なモノを見たそうです。

・・歩いて行くと、道ばたに誰かが立っている・・。小さな村のことなので、たいていは顔見知りです。だから「誰だろう?」と思い、顔を覗きながら進んで行くのですが、誰だかさっぱり分からない。

「ヘンだなあ」とさらに近づくと、突然スッとかがんで小さくなり、そのままサササッと闇の中へ走り去ってしまうのだそうです。

その時の姿が「あのCMにそっくりで気味が悪い」と言うことのようです。当時はそんなことがけっこう有ったようで、まわりからはごく普通に「そりゃあキツネかタヌキだべ」と、軽くあしらわれていたそうです。

・・まるで、「日本むかしばなし」の世界ですな。



  

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