★先日、5年ぶりに「府中運転免許試験場」へ免許の書き換えに行って来ました。以前は3年ごとでしたが、法律が改正されたんですね。
この時期はいつも確定申告が有り、晴れていれば少しポカポカして来る季節なので、自転車で東村山税務署までポタリングをかねて行くのがけっこう楽しみなのです。今年は免許の書き換えも有るので「ニ度楽しめるなあ」などと思っていたのですが、いかんせん悪天候で寒い日が続き、一日延ばしになっていました。
この日も夜に雪が降っていましたが、次第に晴れて来ると言うのでやっと行くことにしました。案の定、行きはレインコートが必要でしたが、やがて日が射し始め、景色を楽しむには申し分無い日となりました。府中試験場は東八道路沿いなので、コースは武蔵野公園に行くとのほぼ同じです。
試験場近くになって気づいたことは「代書屋さん」が無くなっていたことでした。東側に一軒見つけましたが、更新手続きの方法が変わったことで、失効した人など以外は、書類書き込みの必要が無くなったようです。更新の知らせのハガキにも「免許証・ハガキ・更新料金」以外は必要無しと書いてありました。
便利にはなったんでしょうが、私は毎回この代書屋さんを利用していた方なので、ちょっと寂しいような気にもなりました。写真を撮ってくれて、5分ほどできれいにタイプしてくれるのです。1000円ほどお金はかかりますが、街で証明写真を撮る金額を思えばそれほどでもありません。
何より頼んで良かったと思うのは、出来上がった用紙を持って試験場へ行った時です。そのまま窓口に出せば、ロビーであたふた書類を書いている人の順番をゴボウ抜き?にして行けるので、その時いつも、ささやかながら優越感を感じたものでした。
それだけ便利だったので、「なんでみんな代書屋さんを利用しないんだろう」と不思議に思いましたが、海の家の駐車場みたいに、大勢で寄ってたかって呼び込みをする光景が何となく怖いような、いかがわしいような気分になるのかも知れないですね。
じつは自分も最初そう思って避けていたんですが、ある時、オバさんに腕をつかまれ、強引に引っ張り込まれてしまったのです。「何すんだ!」とビックリしたのですが、やってもらったらこれが実に便利だった・・、と言うわけです。
が、今回はそんなやり取りも無く、淡々と場内に入り、窓口で免許証とハガキを出すと、その場で出来上がった書類を受け取ります。それに名前と住所などを書き込めば、あとはいつもと同じでした。
あっ、それと4桁2種類の暗証番号が必要でした。今度の免許にはICが組み込まれていて、その暗証番号を打ち込むことで本籍などの情報を確認できるようになっていました。お年寄りドライバーの中には、いろいろ説明されてちょっと戸惑っている人もいたようでした。
あと変わった点と言えば、講習時間でしょうか。私の場合「優良:ゴールド免許」だったのですが、以前なら「優良」は「展示している資料を読む。講習ビデオを見る」だけで良かったのが(確かそうだったはず)、今回は30分の講習を受けなければなりませんでした。プラス待ち時間30分が有ったので計1時間。たぶん減点が有る場合はもっと長くなっているはずです。その拘束時間の長さを思うと「できれば優良ドライバーのままでいたい」とは思いましたね。
「自分は優良ドライバー」と言うと、なんだか自慢のように聞こえるかも知れませんが、運転せずペーパーのままでもなってしまうものなので、あまり自慢とは言えないらしいです。ですが、それでも5年間で3~4万キロは走ったので、そこそこ「優良」と言えるのかなあ、なんて気もしますが・・
まあ、自分の場合、大きな声では言えませんが、過去にはいろいろなことが有りまして、それらを教訓に今の運転マナーにたどり着いたとも言えるので、「自慢」と言うよりは、ようやくまともな運転が出来る大人になった、と言うことなのかも知れません。
あとトイレに寄って思い出したことですが、前回の更新時にiPodを無くしてしまったことが有りました。試験場のトイレの大きい方に立ち寄ったとき、あそこは予備のトイレットペーパーを壁につり下げたカゴに入れているのですが、そのカゴの中にiPodを入れ、そのまま忘れて出て来てしまったのです。外に出てハッと気づき、慌てて戻った時にはもう無くなっていました。
あれはバッテリーがかなり弱っていて、1時間くらいしか持たなくなっていたのですが、それでも当時6万円出して買い、大切にしていた第二世代10GBのiPodだったので、非常に残念でしたね。そんな記憶が蘇って来ました。
講習が終わったらお昼時になってました。前回までは、東八道路沿いにあるちっぽけな定食屋で牛丼を食べるのが楽しみだったのですが、年月が経ち、行きにそれとなく探したとき見当たらなかったので、無くなったのかな?と思い、今回は試験場の地下の食堂で食べることにしました。
あの牛丼は吉野家とか松屋なんかと違って、すき焼き風?とでも言いましょうか、とても美味しかったのですが、帰りにもう一度確かめに行ってみたら、やっぱり無くなっていました。
代書屋さんといい定食屋さんといい、世の中の移り変わりも何か寂しいもんです。次はまた5年先、その時はいったい何が無くなっているのでしょうか?
コメント
コメントを投稿