★こないだ後ろギア(スプロケット)を交換したら、古いチェーンとのピッチが合わず、ゴリゴリと嫌な感触がするようになったので、チェーンも新しいのに交換することにしました。写真の右は新チェーン(6速〜8速用)。左がチェーン・カッターという「切り離し&接続」の道具です。
まずは古いチェーンを切り離して抜き取ります。チェーンはたくさんの玉?(リンクと言うそうです)で出来てますが、これらはコネクティングピンと言うものでつなげられています。そのピンをチェーン・カッターで押し出して外すわけです。カッターの突起棒をピンに当て、ネジを回すと次第にピンが押し出されて行きます。それなりに力は要りますが、そんなに難しくはありません。
とりあえず、両方のリンクの数を数えて、同じ数のところに印を付けておきます。
次に、新しいチェーンの両端の穴に、新しいコネクティングピンを差し込みつなぎ合わせます。写真の突起がコネクティングピンです。新しいチェーンをギアに通し、クランク側と後輪側の両方をトップギアにします。
そうしてディレーラー(変速機)に付いている二つの小さなギア「ガイドプーリー」と「テンションプーリー」が縦1列になるように、チェーンの長さを調節して針金などで仮止めします。(だいたいの場合はチェーンに付けた印のあたりになるそうです)
(ここで切断場所を間違えると大失敗になるので、よくよく注意して確認します)
実際に使用するものより二倍くらい長くて、真ん中に切れ込みが入ってます。ピンを通し終えたら、この切れ込みに沿って余分なところをペンチで折って長さを調節するのです。
コネクティングピンを押し込むには、先ほどのチェーン・カッターを使用します。よく注意して、ゆっくりネジを回します。やり過ぎてピンを向こう側まで押し出してしまったら大失敗なので、時折り手を止め押し込み具合を見て、他のリンクのピンと同じくらいになっているか確認します。
ちょうど良いところまで行ったら、ペンチで余分なピンを切断します。写真のヘコみが見えるのが新しいピンです。出来立ては硬くてキツキツ、曲げると写真のように元に戻りません。なので、注油などしながら動きがスムーズになるように揉みまくります。ですが、これが何度やってもゆるくならないのです。もしかしたらチェーン交換で一番大変な作業だったかも知れません?
・・と言うわけで、チェーン交換が終了、新スプロケットとの相性も良く、変なゴリゴリ感も無くなったのですが、またもや思わぬ不具合が発生したのです。
後輪ギアとチェーンの食いつきが良くなり過ぎたせいなのでしょうか、今度はクランク側の前ギアとチェーンが滑って空回りするようになってしまったのです。
これは後輪ギアの時よりも症状がひどく、ほとんど自転車として機能しないくらいになってしまいました。早い話が「走行不能」です・・
やはりこう言うものは全体のバランスが重要で、どれか一個交換すればいいと言うものでは無いようです。「これはコンポーネンツ全部交換かもしれないな」と言う不安を感じつつ(予算オーバーとなるからです)、とにかく前ギアが滑っては走れないので、新しいクランクセットを注文することになったと言うわけです。
つづく・・?
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