★新型コロナのワクチンを7月と8月に打ってもらいました。「副反応で死亡」との報道もチラホラと聞いたので、正直、ザワザワした気持ちも有りましたが、打ってみたら特に異常は無く、副反応と呼べるものは「腕(肩?)の痛み」と「頭痛」くらいでした。
報道では「腕の痛み」も副反応のひとつとされていて、「オレの痛みもそうだな」と納得していたんですが、しばらくして、「いや?、腕のこの痛み、・・知ってる。前にも何処かで経験してる・・」と言う気がして来たんです。
で、ずっと記憶をたどってみると、子供の頃よく診てもらっていた「E先生」の注射の痛みに似てる?ってことに辿り着いたのです。で、もしこの仮説?が正しければ、これはワクチンの副反応ではなく、「筋肉注射独特の痛みである」と言うことになるのです?。
僕は小学校三年で、今住んでいる町に引っ越して来たのですが、当時の掛かりつけの医者となったのが、商店街の並びにあったE医院の「E先生」でした。その医者の注射の仕方が、今思えば「筋肉注射」だったんです。
二の腕に注射針を垂直に立て、勢いよく針を刺し、薬液を押し込んですぐに抜く。それが子供の目から見て一瞬の早技だったので、注射を怖いと思うヒマも無く終わっているって感じだったんですが・・
しかし、家に帰ってからしばらくすると、だんだん痛みが出てくるんです。ドーンと、重ダルいような痛いような、とにかく腕が上がらなくなるくらいの感じです。その痛みが、あの頃も1〜2日続いたんですかね。細かく覚えてないんですが、夜、寝苦しさで何度も寝返りを打ったような記憶は有ります。
それからこんな事も有りました。かつて我々が小学生の時代は、学校でワクチンの集団接種が行われていました。接種当日には、数名の町医者が来るのですが、それには必ずE先生も来ていました。そして、それぞれ陣取った医者の前に、生徒が振り分けられ列を作るのですが、なぜか、E先生の列に並ばされてしまった子供は、「え〜!」っと嫌そうな声を上げたり、半べそかく女子もいたのです。
転校生だった僕は知らなかったんですが、以前から「E先生の注射は痛い!」と、生徒達にはとても評判が悪かったらしいのです。ですが、家族ぐるみでお世話になっていた僕は、顔見知りだし注射にも慣れていたし、その日も目が合ってニコッと笑顔を見せてくれたので、僕はE先生に打ってもらいたいなあ、くらいに思っていたのです。
それと見た目が、テレビの洋画劇場で見た俳優「ハンフリー・ボガート」にちょっと似ていて「カッコいいなあ」とも思っていたし、何より、診察の時の応対がとても優しく、子供心に頼もしい感じがしていたので、みんなが嫌がる気持ちが理解できなかったんです。
それではなぜ「E先生の注射は痛い!」と、生徒たちに嫌われていたのか?。やはりそれは「E先生の打ち方が筋肉注射」だったからではないかと思うんです。僕は、他の先生に打ってもらった時に、あきらかに打ち方に違いが有ることに気がつきました。他の先生の注射は、針を斜めに刺す「皮下注射」だったんです。
素人だしワクチン・デマが飛び交う今日このごろなので、うかつなことは言えませんが、「皮下注射」と「筋肉注射」とを調べてみると、海外では「効果が早い」との理由で「筋肉注射」が主流。この辺は、海外の映画・ドラマの注射シーンを見て、「外国って日本と注射の打ち方が違うなあ」と、前から思ってましたけどね。
それに比べ、日本では過去に「筋肉注射」で「大腿四頭筋拘縮症(*注)」と言う副反応が起き、社会問題になったことが有ったそうで、それを境に、効き目が穏やかな「斜め打ち皮下注射」が主流になって行ったとのことです。
つまり、多くの日本人は、これまで「筋肉注射」の経験が少ない(無い?)と言っても過言ではないのです。
*注・じつは僕の左太もも(大腿四頭筋)のあたりに、今でも大きな傷痕が残ってまして、幼児期に打った注射が原因だと聞いています。生前父親が「あの注射のせいで、お前は危うく歩けなくなるところだった」と何度も言っていたので、僕は「大腿四頭筋拘縮症」の被害を受けた一人だったのかも?知れません・・
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