★現在新ユニフォームの製作を続けていますが、ゴブリンズメンバー土屋氏より、歴代ユニフォームの写真を提供してもらいました。簡単な解説を書いておきましたので、参照してみてください。
★ゴブリンズの初代ユニフォーム(1989)

キャップもやはり生成りクラッシックの純正品で作りました。
が、ユニフォーム本体もそうですが、生地が木綿だったので洗濯するたびに縮まって、ルーズだったシャツやパンツも普通のピッタリサイズになり、キャップは小さくなってかぶれなくなる選手が続出、とりあえずキャップだけ作り直すことになりました。

そして作られたのが、このニットキャップ。色もブルーに変更。「白はアマチュアっぽくて嫌だ」と言う意見が多かったからなのですが(お前らアマチュアだろ!って思いながら)笑顔で変更しました。
この頃の帽子マーキングは圧着のみでした。直接刺繍などでマークを入れるためには、帽子を縫い合わせる前の生地に刺繍しなければならず、高額になるため草野球ではまず有り得ませんでした。
★二代目ユニフォーム(年代調査中)

これはレワードのクラッシクタイプです。このタイプは野球映画の影響で他チームでも流行りました。
生地は木綿を含んだポリエステルにだったと思います。後に「野球物語」と言う商品名になりました。
ストライプに赤のマーキング、黒の縁取刺繍です。これも袖に「GOBLINS」、背中に「Baseball Club GOBLINS」の文字を入れました。
ゴブリンズ史上最高額(¥35,000くらい?)になりましたが、マーキングの職人さんが高齢のため、この仕事を最後に引退することになり、一着一着心を込めて作ったそうです。その言葉通り、見事な出来映えでした。

二代目用の、これもクラッシクタイプの丸形キャップです。生地はやはり木綿ではなくポリエステルでしたが、昔風を意識したのか、柔らかい生地でした。
マークを複数の文字で入れたい欲求が有り、ダメもとで「Well G」と言う文字で試してみたのですが、やはり圧着では今イチでした。マークを直接刺繍で入れられたらそこそこの出来だったとは思います。
★三代目ユニフォーム(年代調査中)

二代目ユニフォームはメンバーにも評判が良かったのですが、新しいメンバーが増えるに従い、高額な制作費用がネックになって来ました。
出来るだけ安く仕上げると言うことと、少し目新しい物を、と言うことで、ターコイズブルーのシャツにホワイトの文字、黒の縁取り刺繍で作ることにしました。
モデルにしたのはアメリカのカレッジベースボール。日本ではシャツとパンツの色を違える、と言う発想はあまり無い時代で「こう言うデザインの方法もあるのか」と参考になりました。

当時カレッジベースボールで良く見かけたのは、帽子マークを筆記体文字にするやり方です。
これをやってみたい欲求にかられましたが、成功させるにはどうしても「直接刺繍」でなければなりません。
そこで探してみた結果「パルコ」内に色々な物をカスタムオーダーできる店があると判明、「野球帽」と言うカテゴリーも有りました。
で、「これだよ!」と飛びついて作ったのがこのキャップです。結果的には、メンバーよりも応援に来た女性たちから反響が有り、幾つも作って配った記憶があります。

これでしばらくキャップ作りは安心、と思ったのもつかの間、そのカスタムオーダーの店が突然無くなってしまいました。
さらにかぶり心地が好きになれないと言うメンバーもおり、普通のスポーツメーカーの物で作り直すことになったのですが、今度は刺繍してくれるところが有りません。
圧着では線が細すぎてムリだと言うので、別の生地に刺繍した物を切り取って張付けると言う方法を取ったのですが、これが完全な失敗でした。今まで作った中では最低の出来だと思います。
★四代目ユニフォーム(1999)

ゴブリンズは1997年に一旦休止、1999年末に復活することになるのですが、その数年の間にマーキングは大きく進歩していました。ほとんどがコンピュータ制御となり、帽子にも直接刺繍が出来るようになっていました。
写真の物は新宿アドホックの「ギャラリー2」で作ったもの。後にマイナーチェンジして、ネットショップ「ユニフォ」でオーダーすることになります。
結果的には評判の良いデザインとなりましたが、メンバーの意見を聞き過ぎてエラい精神的苦痛を味わいました(船頭多くして船山に登る、ですな‥‥)。これ以後、ユニフォームは独断で作ることにしました。

このキャップも「ギャラリー2」での制作です。マーキングは直接刺繍。ほぼ完璧ですね。
現行の「ユニフォ」制作の物は、もう少しマークが小さめになっています。
また小文字の「g」にしたのは、大文字「G」だとどうしても「ジャイアンツ」を連想してしまうためです。
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