★ギターのリペアをしなくちゃ、と言うことで、あちこちウェブ探索をしている内に、再び自分の中の「ギター熱」が高まって来てしまいました。 我々の頃(フォーク世代)は「マーチン」「ギブソン」のギターがやはり最高峰で、続いてギルドとか、日本ではヤイリギターなんかが有名でしたが、最近はマーチンもギブソンも評価がやや下がっているみたいですね。 今の日本のメーカーでは「ヘッドウェイ」が凄いみたいです。楽器店のエピソードで、マーチンを買いに来た人が、弾き比べた結果ヘッドウェイの方を買って行く、なんてことも多いみたいですよ。 とは言え、1980年代にはアコースティック(フォーク)ギターがマイナー視されたことがありました。フォークブームが去って、フォークギターが「暗い歌の象徴」のように思われた時期があったのです。 そして長い暗黒時代が過ぎまして、1990年代になるまでそれは続きました。エリック・クラプトン氏が「マーチン 000-45 」を駆使して発表したアルバム、「アンプラグド」のヒットによって、なんとか息を吹き返したと言うことなんですね。 ただし最近の特徴的なのは、「アコースティックギターでメロディを弾く」と言うことでして、これは 我々世代にとっては、ちょっとしたカルチャーショックでもありました。 それまで、メロディを弾くのは「クラッシックギター」で、鉄弦のアコースティックギターは、主に歌の伴奏や、歌を盛り上げるリードギターを弾くもの、いわゆる「弾き語り」に使うものである・・、そんな住み分けが出来ていたからです。 ところが、今やアコースティックギターは完全なソロギターとして、メロディだけを弾くギターに変貌をとげてしまったのです。 で、「デパペペ」だとか「押尾コータロー氏」などが世に出まして、一躍脚光を浴びたと言うわけです。 我々世代としては 、この「ソロギター」とやらに少々の違和感を抱きつつも、彼らのお陰で ようやく「アコギは恥ずかしい物!」と言う先入観を払拭できたこと、これには 非常に感謝しております。(このアコギとの省略表現も、阿漕:あこぎ=非常に欲張りでやり方がずうずうしいこと、を連想してしまうので 個人的には使いたくないのですが) まあ、もっと大昔には、「ギターを持っているだけで不良」と言う、問答無用の不可解な時代もあったので、それを思えば