★先日ラジオに加藤和彦氏が出演しまして、そのインタビューで、再結成された「サディスティック・ミカ・バンド」の話しをしてました。ボーカルが三代目となるわけですが、今回は木村カエラさんです。
彼女のことはこのブログでも書きましたが、TVKのローカル番組「saku saku」で初めて知りました。元々は雑誌「セブンティーン」のモデルとして活躍していたそうですが、テレビ出演後、CDを出すと共に、あれよあれよと言う間にメジャーになり、現在の「歌手・木村カエラ」として定着して行ったのです。
で、加藤和彦氏のカエラ評ですが、「三人の中で一番うまい!」とのことでした。もちろん起用しておきながら「二代目の方が良かったなあ」などとは言えないわけですから、当たり前なんですが、ただ、その続きの言葉がすごく印象的だったんです。
「彼女は日本語をハッキリととても大事に歌う。最近、日本語を英語っぽく発音するような変な歌い方する人が多いけど、カエラは絶対にそれはしない」
◎ サディスティック・ミカ・バンド公式ホームページ
◎ サディスティック・ミカ・バンドとは?
これを聞いた時、思わず「木村カエラはエラい!」って思いましたね。わざわざ妙な「英語なまり」で歌わなくても、ちゃんといい歌が歌えるじゃないですか。
これを我々素人のオッさんたちが指摘したなら、「負け犬の遠吠え」ぐらいにしか思われないでしょうが、一流のミュージシャン「加藤和彦氏」が言ったってとこがまたエラい。若いモンにへつらうような発言はせず、言いたいことをハッキリ言っちゃうんですね。
これに意を強くして言わせてもらうなら、ああ言う歌い方は「聴いてる方が恥ずかしい」のですよ。R&Bやヒップホップに影響された人たちが特にひどい。黒人が日本語で歌ったらホントにこんな感じになるかもなあ、なんて、逆に感心するくらい上手な英語なまり?でラップしたりするので、思わず「おまえらタモリかよ!?」って言いたくなっちゃうんです。
・・あ、いや、むかーしですね、タモリ氏が、そう言う芸で売ってた時期があったんです。今の人たちは知らないかも?ですね。今なら「おまえら欧米か!?」と言った方がいいんですか?
しかしまあ、我々の時代も「日本語はロックにあわない」と言われまして、英語だけで詩を書くバンドがほとんどだったし、かの有名な「はっぴいえんど」が出現した時には、日本語で歌うロックバンド出現!って、ずいぶん話題になったものなんです。
だから気持は分からないでもないですが、でもあの時はいわゆる「黎明期」だったんですよね。「これから何かが始まる」そう言う時代だったんです。が、今は違います。今は成熟期に入っていなければいけないはずなんです。なのに、昔より「コピー度」はヒドくなっているような気がします。
確かにここまで「欧米化」が進んでしまった社会で、独創的な日本のロックやヒップホップを要求するのは酷かも知れません。でも、指の形から振り付けまで、あんなにマネするのはやめましょうよ。
先日中国で開かれたモーターショーが酷評されてましたよね。「北京モーターショーはそっくりさん大会」。コピー自動車を堂々と展示していたってことでホンダが抗議したって話しです。
「恥ずかしさ」と言う感覚が無いんでしょうか。ちょっと不思議な感じもするんですが、でもその直後「ひょっとしたら日本のヒップホップもこんな感じに見えているんじゃないのかな?」なんてことも少し思ったわけなのです。
◎ 北京モーターショーはそっくりさん大会
まあ、かつて我々も体験しましたけど・・・
「その時一番カッコイイ若者文化は、その数年後には一番恥ずかしいものになる」
・・これは、そのまっただ中にいる時には、分からないものなんですよね。
(あっ、今はカッコイイじゃなくて、クール!って言うんですか?)
彼女のことはこのブログでも書きましたが、TVKのローカル番組「saku saku」で初めて知りました。元々は雑誌「セブンティーン」のモデルとして活躍していたそうですが、テレビ出演後、CDを出すと共に、あれよあれよと言う間にメジャーになり、現在の「歌手・木村カエラ」として定着して行ったのです。
で、加藤和彦氏のカエラ評ですが、「三人の中で一番うまい!」とのことでした。もちろん起用しておきながら「二代目の方が良かったなあ」などとは言えないわけですから、当たり前なんですが、ただ、その続きの言葉がすごく印象的だったんです。
「彼女は日本語をハッキリととても大事に歌う。最近、日本語を英語っぽく発音するような変な歌い方する人が多いけど、カエラは絶対にそれはしない」
◎ サディスティック・ミカ・バンド公式ホームページ
◎ サディスティック・ミカ・バンドとは?
これを聞いた時、思わず「木村カエラはエラい!」って思いましたね。わざわざ妙な「英語なまり」で歌わなくても、ちゃんといい歌が歌えるじゃないですか。
これを我々素人のオッさんたちが指摘したなら、「負け犬の遠吠え」ぐらいにしか思われないでしょうが、一流のミュージシャン「加藤和彦氏」が言ったってとこがまたエラい。若いモンにへつらうような発言はせず、言いたいことをハッキリ言っちゃうんですね。
これに意を強くして言わせてもらうなら、ああ言う歌い方は「聴いてる方が恥ずかしい」のですよ。R&Bやヒップホップに影響された人たちが特にひどい。黒人が日本語で歌ったらホントにこんな感じになるかもなあ、なんて、逆に感心するくらい上手な英語なまり?でラップしたりするので、思わず「おまえらタモリかよ!?」って言いたくなっちゃうんです。
・・あ、いや、むかーしですね、タモリ氏が、そう言う芸で売ってた時期があったんです。今の人たちは知らないかも?ですね。今なら「おまえら欧米か!?」と言った方がいいんですか?
しかしまあ、我々の時代も「日本語はロックにあわない」と言われまして、英語だけで詩を書くバンドがほとんどだったし、かの有名な「はっぴいえんど」が出現した時には、日本語で歌うロックバンド出現!って、ずいぶん話題になったものなんです。
だから気持は分からないでもないですが、でもあの時はいわゆる「黎明期」だったんですよね。「これから何かが始まる」そう言う時代だったんです。が、今は違います。今は成熟期に入っていなければいけないはずなんです。なのに、昔より「コピー度」はヒドくなっているような気がします。
確かにここまで「欧米化」が進んでしまった社会で、独創的な日本のロックやヒップホップを要求するのは酷かも知れません。でも、指の形から振り付けまで、あんなにマネするのはやめましょうよ。
先日中国で開かれたモーターショーが酷評されてましたよね。「北京モーターショーはそっくりさん大会」。コピー自動車を堂々と展示していたってことでホンダが抗議したって話しです。
「恥ずかしさ」と言う感覚が無いんでしょうか。ちょっと不思議な感じもするんですが、でもその直後「ひょっとしたら日本のヒップホップもこんな感じに見えているんじゃないのかな?」なんてことも少し思ったわけなのです。
◎ 北京モーターショーはそっくりさん大会
まあ、かつて我々も体験しましたけど・・・
「その時一番カッコイイ若者文化は、その数年後には一番恥ずかしいものになる」
・・これは、そのまっただ中にいる時には、分からないものなんですよね。
(あっ、今はカッコイイじゃなくて、クール!って言うんですか?)
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