★先日、中国の震災救援のため、自衛隊機を飛ばすことになりました、が、すぐに撤回、民間機で資材を運ぶことになったとありました。
官房長官の発表では「要請も撤回も中国側からだった」ってことになってますが、元々は日本政府の方から積極的に打診していたと言うのが真実のようで、まあ、この勇み足からは、防衛省が自衛隊を外に出したくて出したくてしょうがない、って気持ちがにじみ出てます。
まあね。あれだけ莫大な国家予算を使って、国内で戦争ごっこみたいな訓練しか出来ないのが歯がゆいんでしょう。
そんな自衛隊ですが、阪神淡路大震災の起こった翌年には入隊希望の人が急増したといいます。震災の現場で黙々と救出作業を続け、被災者に励ましの声をかけた自衛隊員の姿に大きな感動を覚えたからだと言うのです。
考えて見れば我々は、災害現場で働く自衛隊員の姿が一番心強く、頼もしく、一番印象に残っているような気がします。地震、火災、洪水、大規模な事故等・・。そう言えば火山の噴火なんてのもありましたね。
確かに、軍事的訓練とかいろいろやっているだろうし、本人たちもそう言う意識で活動しているだろうけど、やはりどうしても我々の眼には「自衛隊」と言えば「災害救助」と言うイメージが強く焼き付いているのです。
最近のNHKの新人自衛官へのインタビューでも、「災害救助で貢献したくて入隊しました」なんて答えている人さえいました。少なくとも彼にとっての自衛隊のイメージとは、戦闘、戦争でないと言うことなんでしょうね。
だったら、と思ってしまうのです。
「いっそのこと自衛隊を、国際救助隊:サンダーバードにしてしまったら?」
あの組織力を持ってすれば、かなりのことが出来るに違いありません。兵器開発の技術を応用して、代わりに救助用の高性能マシンを作ります。それぞれの災害の、あらゆる場面を想定した救助用機器「サンダーバード」。そしてそれらを現地まで運ぶ「貨物用サンダーバード2号」
これはまったく不可能と言うわけではないようです。事実、中東の油田火災専門のレスキュー隊が、戦車にジェットエンジンを着けて、その風圧で火災を吹き消すと言うマシンを「軍の強力で開発」したそうです。これなどは、現実に軍事兵器のノウハウを救助機器の開発に応用した一例と言えるでしょう。
たとえばこう言った物を、軍事兵器の代わり日本がアメリカに発注したとすれば、軍事産業で生活している人々の生活をも妨げずに済むと言うことにもなります。
それから、沖縄の米軍基地も無駄にはなりません。日本に返還したのち一部をサンダーバード本部にします。そしてそこでも、基地で働いていた人々の雇用を確保するわけです。
やがては、各国の軍隊にサンダーバード部門を作ることを国連で提案し、予算を確保し、「国境無き救助隊」として、地球上で多発するあらゆる災害現場へと、迅速に救助に向かうことになれば、必ずやきっと・・・・!?
・・すみません。中国の震災現場の映像を見て気が重くなり、ついつい、有りもしない夢を見てしまいました。
(じつは後々、自衛隊はサンダーバードのキャラクターを使用して、ポスターを作ってるんです。彼らもホントはまんざらじゃないんじゃないですか?)
サンダーバード(国際救助隊)= イギリスの子供向けSF特撮人形劇
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