★この間テレビで、 頭にセットしたヘッドギアで脳波を検知し、それを電流に変えてゲームをコントロールする、言わば「念力ゲーム」のような物が出来ている、と言うニュースを見ました。「へえ!」と思って検索してみたら、すでに昨年2007年あたりから出てたみたいですね。
何年か前ですが、アメリカの研究で、猿が腕を動かす時の脳波を検出し、それを電気信号として増幅、ロボットアームを動かすことに成功した、と言う話しも聞きました。
そこでも面白いなと思っていたのですが、どんどん時代は進み、少しずつですが、世界のあちこちで、脳波を利用したハイテク機器の開発が進められているようです。
で、この分だと、それほど遠くない将来、以前私が提案した「究極のペイントシステム」が出来なくもない、と思えて来ました。
究極のペイントシステムとは・・・、くり返しになりますが、人間の脳波を読み取って、その人がイメージした映像をCGに変換して描き出す、と言うものです。日本では、数年前、ある大学の研究室で「あ」の文字を描き出すことに成功した、と言うところまでは行っているようです。
もしこれが完成したとして、これを、バーチャルリアリティ・システムにつなげば、理論的には、人間の心の中を三次元空間として映し出すことも出来る、と言うことになります。つまり芸術家のイメージした世界を他人が鑑賞したり、作者の心の中を散策することもできる、と言うことなのです。
それに、精神カウンセリングなんかにも役立つでしょうね。言葉では意思疎通の困難な精神疾患の患者さんなどの心を映像化し、いったい何がストレスや神経症の要因となっているのか、心の中を読み取ることが出来るかもしれません。
そして僕が一番面白いと思うのは、あれです。霊能者は何を見ているのか?と言うこと。
たとえば、よくテレビの怪奇特番などで、霊能者と呼ばれる人々が「霊視」をする場面が出てきます。「ほら、あの木の陰に血だらけの顔で」とか、「今、あなたの肩の上にいますよ」とか・・・。
ああ言う時、彼らがどんなモノを見ているのか、実際に自分の眼で見てみたいと思いませんか?。このシステムが完成すれば、それも不可能では無くなって来るのです。
霊能者の頭にセンサーを付けて脳波を検出し、それをCG映像としてレンダリング、さらにバーチャルに繋いで三次元映像にすれば、第三者でも、彼らが見ているのと同じように、霊体の姿を見ることが出来ると言うわけです。
同時に、その霊能者が本物かインチキなのか判別することもできるわけです。そうすれば悪徳霊感商法の撲滅にも効果があるでしょう。・・って言うより、究極まで行ってようやく心霊についての議論に決着がつくのかも知れません。
しかしともかく、夢物語りにすぎなかった携帯電話やロボットなどが次々に実現しているように、こんなシステムがいつかは実現するような気がします。ただ、その前に人類が滅びないように気をつけないといけません。こう言う物を楽しむことすら出来なくなりますけからね。
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