スキップしてメイン コンテンツに移動

モノノケにさらわれる子供の話し

★こう見えて?私は、すごく子ども好きでして、しかも感情移入が激しい方なので、子供が行方不明になったとか、虐待を受けたとか、そんなニュースを聞くと、他人事なのにいても立ってもいられなくなるタチなのです。

ついこないだも、大分県で2歳の女の子が、ホンのわずかな間に行方不明になったと言う報道がありましたが、「うそだろ・・」と落ち込んでいたら、一夜明けて、無事見つかったというニュースがあり、もうホッとして、しみじみ「よかったなあ・・」などと、独り言などつぶやいていたのです。

ただ、見つかったのはずいぶん山の中みたいで、「とても2歳の女児が登ったとは思えない。なんでこんな場所まで来てしまったのか不思議です」と、取材に行った人も言っていました。そのレポートを聞きながら、テレビに映し出された風景を見ているうち、いつもの妄想が始まってしまったんですよね。

「あんな所まで行くなんて・・。ひょっとしたら山のモノノケの仕業かなあ・・?」なんてね。

しかしながらこれには、ただの妄想好きのオッサンのたわ言、とばかりは言えない理由があるのです。と言うのも、ウチの母が幼いころ、たびたび得体の知れないモノが現れては連れて行かれそうになった、みたいな体験を持っていて、ついついその話しを思い出してしまうのです。たとえば、人の姿をしているのに獣のように動くモノだとか、奇妙な身のこなしで行進する提灯行列だとか、そう言った具合です。

母は昭和初期に生まれ、秋田の山深い農村で育ったのですが、正直だけで生きて来たような時代の人ですから、そんな「日本昔話」みたいな話しでもつい信じてみたくなるのです。父と結婚して東京に出て来てからも、「だれそれが怪我をする夢を見た」と言っては電話をし、実際にその通りになっていたとか、近所の奥さんと買い物に行って一緒にUFOを目撃するなど、まあ「プチ超常現象」を体験するタチの人間であることには間違いないのですが・・

ただ、母は人並み以上に臆病な性格で、モノノケを見た時でも、いつも好奇心より臆病が勝ってしまい、絶対に後を追いかけて行くことは無かったと言うのです。「あの時もし付いて行ってたら、どうなっていたか分からない」と口癖のように語り、実際にひどい目に有った子供もいたと言う話しも聞かされました。

たとえば沼や肥溜めに引きずり込まれたり、それこそ行方不明になって村中で大騒ぎになったり。で、ようやく見つかって話しを聞いてみると、意味不明のことばかりを話すので、「キツネかタヌキに化かされたんだべ」ってことで一件落着、てなことがちょくちょく起こっていたと言います。

私は物心ついた頃からそんな話しを聞かされていたので、「そう言うことも有るのだな」と、ごく普通に納得しておりました。なので、今回の大分の女児の場合にも、もしかすると親が目を離したほんのわずかな瞬間に「大人には見えない何か」が現れ、女の子を連れて行ってしまったのではないか?、なんて、自然にそんな風に思えて来るのですよ。

母はそんなでしたが、私の父はどうだったか?と言うと、これがまったく無いわけではないのです。父の生家は母の実家よりもまだ山奥で、小学生だった私は、夏休みにボンネットバスに乗ってデコボコ道の峠を一つ越え二つ越え、ようやくたどり着いた記憶があります(夜は満天のすごい星空でした)。

そんな山の中で、少年だった父は深夜に大きな「鬼火」を見たそうです。父によれば「ドンブリくらいの大きさで、ゴーッゴーッと唸りを上げながら山の中を飛んで行った」らしいです。

似たようなモノが、今野圓輔氏(編)日本怪談集「幽霊篇」(現代教養文庫1969年)に記されています。それによれば、奈良県天理市付近にも、大きくて音を立てながら飛ぶ火の玉の伝説が有るというのです。そちらでは「ゴーッゴーッ」ではなく「ジャンジャン」と聞こえることから「ジャンジャン火」とか、「ホーイホーイ」と呼ぶと現れるとの言い伝えから「ホイホイ火」などと呼ばれていたらしいです。

もっとも現代的に解釈するなら、「球電」ではないか?と考えるのが常識的かも知れません。ただ、球電は落雷の後に起こる「飛び火」のような現象だとは言われていますが、じつは、正体は完全には解明されていないそうです。ましてや父が「鬼火」を見たとき落雷が有ったのかどうか分からないし、また、球電が「唸るような音」を発するモノなのかも分からない。とにかく私には判別の手立てが無いのです。

あと、その夏休みに訪れたとき、祖母から、父の若い頃の奇妙な話しを聞かされたことがあります。当時の山村では飲酒に対しての規範がゆるく、男はだいたい十代後半になるとかなりの量の酒を飲んでいたと言います。父もそれに違わず、18歳前後の頃にはもう仲間と酒を飲んでは夜更かしをしていたらしいです。

そんなある夜(夏ごろだったんでしょうか?)、友人と飲みに行ったきり深夜になっても中々帰って来ないので、さすがの母親(祖母)も心配になり、玄関を出たり入ったりして様子を伺っていたそうです。するとやがて、ぐでんぐでんになった父が帰って来たのですが、何故か手には古びた籠を抱え、その中に木の葉がたくさん詰まっていたと言うのです。

あきれた祖母が、「こんな遅くまで何処さ行ってた?!」と尋ねると、父は酔っ払った口調で、「狸のとこさ行ってた。狸にお呼ばれしてた」と答えたのだそうです。(木の葉の籠は、狸の手土産ってことだったんでしょうか?)

街灯も懐中電灯も無い、星空以外は真っ暗になる山村の夜の出来事です(外出用の明かりは恐らく提灯)。しかも遠い遠い昔のことなので真相はまったく不明です。が、飲み友達と別れたあと、深夜まで帰って来なかった父が、いったい何処をさ迷って何を見て来たのか、いろいろ空想を膨らませると、面白いと言うかちょっと恐ろしいと言うか、そんな不思議な気分になるのです。

父や母のように、もしかすると自分も記憶がハッキリしないだけで、子供のころ何か不可思議なモノを見ていたのかも知れません。特に夏休みの秋田では何かしら有ったんじゃないか?。そう言えば、時折り従姉妹ではない知らない子供と遊んだ記憶もあるが、あれはホントに人間の子だったんだろうか?、・・なんて、そんな不気味な空想もしてしまうのです。

かつて日本の田舎はそんな伝説であふれていました。もちろん、子供がかき消すように居なくなる事件も確かに有ったんです。今では事故か事件かと考えるのが普通ですが、かつては「神隠し」などとも呼ばれました。まあ神様が子供をさらうはずが無いので、有るとすれば、やっぱり山に住む「物の怪(モノノケ)」の仕業ということになるんですかね。

そんな「物の怪」「あやかし」から村人や子供を守るために、古くから「道祖神」や「地蔵様」が祀られたものでした。もちろんただ石像を立てればいいと言うものじゃなく、季節ごとに事あるごとに祈り祀らねばなりません。

私は、今回の大分の件では、この土地の住民が、もしかしたら何人かの年寄りが、若い者から煙たがられながらも、大切に祀って来たんじゃないかと思うんです。その功徳のお陰で、モノノケに拐われそうになったあの女児を、道祖神か地蔵様が、結界の効いている場所まで誘い出し助けてくれたんじゃないか、ついついそんな風に思ってしまうんです。

もしかして、女児が見つかったという山の麓の道端に、古びた小さな石像が有りはしないですか。もしそうなら、ぜひ感謝の御参りをして欲しいと思うのです。今度のことは本当に奇跡的と言っていいことなんですから。

・・なんて話しをしていると、また変人扱いされそうな気がします。何しろ「除夜の鐘がうるさい。鳴らすな」と言うところまで来てしまった世の中なので。私なんぞ、間違いなく・・

まあ、分からない人には、まず分からないでしょうけど・・

でもね、あるんですよねえ・・








  

コメント

このブログの人気の投稿

Canon EFレンズ復活か?

 ★2020年も、とうとう新型コロナの恐怖の中、暮れようとしています。ウチは2018年に両親が相次いで亡くなったので、今年は二人の三回忌でもありました。 母の方は2月の下旬で、「屋形船でクラスター発生」のニュースが流れたころでした。その時は不気味に思いながらも予定通り行いました。が、父の方は10月の下旬、法事はまさに三密の宝庫?だと言うことになり、会食は中止、法要・墓参りもごく身内だけ済ませました。 そんなこんなで、「法事も遺品整理もひと段落ついたな」と言う感じだったのですが、最後にひとつ、父が大事にしていたカメラが残っていました。「Canon EOS kiss」のダブルズーム・キットです。 残念ながらこれは、オート・フォーカスながらもフィルム式で、さすがにフィルム・カメラはもう使わんなと思い、当初は下取りかオークションに出そうか?と思っていたのです。が、手に取って見ている内に、「レンズはまだ使えるんじゃないか?」ってことになり、調べてみたら、アダプターを介せばデジタル一眼にも流用可能だと言うことが分かりました。 ・・と言うことで、全部中古ですが買っちゃいました。「Canon ミラーレス一眼 EOS M100 ・レンズ EF-M15-45」。箱・説明書無しだが新品同様、とのショップのコメントを信じて購入したら、ホントに美品でした。説明書はダウンロード出来るので問題は有りません。 つぎに「Canon マウントアダプター」。写真右の輪っかみたいなやつです。これを間に挟むことにより、後ろの二つのEFレンズをMマウント・ボディに装着することが出来ます。 で、付けてみました。さすがに300mmは、・・ちょっと荷が重い感じがしますが、オートフォーカスはしっかり働いてくれてます。最新レンズよりは若干遅いかも知れないですが、通常の使い方では問題無いでしょう。 けっきょく約4万円の出費で、本体+ズームレンズ3本(15mm 〜 300mm)のシステムが出来上がりました。 右のカメラは父が所有していたEOSです。こっちの方がしっくりとは来ますね。 ・・じつはこれを買う時、僕が、店まで一緒について行ったんです。ある時、母親から、父がオート・フォーカスのカメラを近所の店で買おうとしている。まともな値段じゃもったいないから、安売りの店を教えてやってくれ、と頼まれたことがキッカケでした。...

伝説の強打者

★本日、「イチロー日米通算3000安打達成」の瞬間を、BS中継で見ました。レンジャース戦の一打席目でした。それを記念して?以前まだブログでは無い頃に書いたゴブメッセージの1つ、「伝説の強打者」を再録することにしました。 なお、以下はイチロー選手が入団して初めてのシーズン、2001年終盤の頃の内容であり、古い記述がいくつも出て来ますので、カン違いの無いように読んください。 *検証1:1995年の1年間カナダを放浪していて、日本でのイチローの大活躍を知らずにいたN君。帰国後、オリックス時代のイチローのプレーを見て言った。「イチローのどこがそんな凄いんですか?」 *検証2:イチロー選手がポスティングシステムでの移籍を宣言したとき、清原、江藤、マルチネスと、あれほど熱心にスター選手集めをしていた巨人が、何故かまったく触手を伸ばさず、いとも簡単に見送りにしてしまったのはどうして? *検証3:当時のマリナーズ・ピネラ監督は、入団後初のオープン戦でのイチロー選手の打撃を見て、「なかなか引っ張りのパワフルな打撃を見せてくれない」と、不満を漏らしていた。 *検証4:関口宏のサンデーモーニングで、スポーツご意見番として登場している張本勲氏。たとえ、イチロー選手がメジャーで高打率をマークしても、連続試合安打の記録更新中でも、決して「あっぱれ!」とは言わない。それどころか、何故か評価はいつも「喝!」。その理由は?「当たりそこないが多いから」 これらはいずれも、イチロー選手を「ある印象」によって評価したものです。それは恐らく日本人誰もが感じていた「疑問」に近いものかも知れません。特に張本氏の「当たりそこないが多いから」という言葉が象徴的だと想います。つまり、これまで常識的に考えられて来た「ヒット」と言うもののイメージから来る「違和感」なのです。 常にバットの真芯でボールをとらえ、強烈なライナーで、外野、あるいはフェンス越えの長打を放つ。そう言う打撃こそ「強打者の明かし」であって、イチロー選手のように、当たりそこねを足の速さでヒットにするような打ち方は、完璧な打撃とは言えない・・ 草野球でも、ボテボテの内野安打とか、野手の間に落ちるポテンヒットなどには、「ラッキーヒットだ、ピッチャー勝ってるよ!」などと投手を励ましたりします。同様に、逆方向の当たりに対しては、「振り遅れだ!バッターおされてる!...

グローブが届いた

★ロサンジェルスのMr.Miyoshiに頼んでおいたグローブが届きました。その名も「シューレス・ジョー」。まあ、このタグが欲しくて買ったようなものなんですが、$160くらいですかね。 グレードは日本の同価格の物とはかなり違うと思います。日本で¥35000〜¥40000ぐらいするの高級グローブが、アメリカでは¥20000〜¥25000くらいで買えますから (レートにもよるが) 。 ただ匂いをかぐと、オイル漬けなめし革の独特の匂いがします。これはアメリカ発注製品の証拠です。特徴としては、革の表面がしっとりと柔らかいことです。軟球の無いアメリカ独特の作り方なんですが、この表面の柔らかさが、じつは軟球を止めるのに実に好都合なんです。 が、その反面、オイルが沁みるので重くなる欠点が有ります。そして言葉は失礼ですが、アメリカ人が設計するのでちょっと大雑把。とりあえず形が出来ればいいだろうと、芯の材質が弱かったりする欠点もあるのですが、これもやはりそう言う「出来」でした。ですが、予測の範疇ではあります。 ヒモを外し、親指と小指の「芯」に補強材を差し込めば、ワングレードアップのとても使い安いモノになります。作業としては、馴れないとけっこうやっかいですけどね。 それが済めば、あとはあちこちのヒモを緩めたり締め直したりして調整すればオーケーです。その後、型を付けて「ゴブリンズ合同自主トレ」で実際に打球を捕ってみれば、試合で使えるかどうか分かるはずです。 まあ、日本製のグローブに馴れている人からすれば、「ヨレヨレして、なんか頼りないなあ」と言う感じがするかも知れませんが、外野などの強い打球を捕る際には、この柔らかさが軟球独特の反発力を吸収し、実に頼りになるのです。 日本製のいいグローブを使っているのに、何故かよくボールを弾いてしまうと言う人は、一度アメリカ製を試してみるといいですよ。 ただアメリカ製ならみんなオイル漬けだと思ったら間違いで、今ではローリングスも乾いた革で作っているので、よく確かめないといけません。 ちなみに今まで使って来たグローブも「USAミズノ (¥23000でした) 」のオイル漬けです。これは非常に性能の高いモデルですが、12.75インチで700g近く有り、かなり重いです (イチローグローブが400g台?) 。今回のは12.50インチで...

松坂投手引退で思い出す、円周率デマの話し・・

★ついに?平成の怪物・松坂投手が引退を決意しました。 このニュースを聞いて、その感慨よりも、入団時のことを思い出していました。日本中が信じてしまったデマ、今で言う「松坂プロ入りフェイク・ニュース」の話しです。今回はまず、そのブログ記事のURLをリンクしておくので、まだ読んでない人はどうぞ見てください。 ◎ 松坂投手の誰もが勘違いしているホントの話し じゃあなぜ「円周率」なのかと言うと・・、松坂投手についての自分のブログ記事を読み直した時、その中に、そのままになっている宿題があったことに気づいたのです。で、今回はその件の続きを書いておこうと思うのです。 その宿題とは?「ゆとり教育反対の理由」で大変有名になった「円周率3」のデマのお話しです。 少し前、あるバラエティ番組で、外人タレントさんが、「ゆとり教育って、円周率3で教えるんでしょ?。これ海外でも''ありえない?!''って話題になったんですよ!」って話しをしてるのを見まして・・、「これ、かなり恥ずかしいぞ・・」と思ってしまったんです。今の時代、国内の小さな話題でも一瞬にして海外に伝わってしまう、と言ういい例ですよね。 「日本の恥だ」と思ったものの、恥と思ったのは「円周率3」ではなく、「デマ」が、そのまま「ホントの話し」として海外に伝わってしまったことの方なのです。「円周率3」のこの話し、日本の塾業界が意図的に広めたデマだったんです。 日本中が信じてしまった「ゆとりは円周率を3で教える」と言うウワサ・・ しかし 「ゆとり教育」の学習指導要領には、「これから円周率は3で教えます」なんてことは一言も書かれておりません。 実際の「学習指導要領」の文章では、 「円周率は3.14」 のまま変更無しです(当たり前です) が、同文の中の例外として、 「目的に応じて3を用いてもよい」 という文言がありまして、これを発見した反対派は、鬼の首を取ったかのようにそこだけを切り取り、「ゆとり教育は円周率を3にしようとする暴挙!」と、吊し上げを始めてしまったわけなのです。 ではなぜ「目的に応じて3を用いてもよい」と言う一文があるのか?。それには、円周率3.14の正体について少し考えてみる必要があります。まず、誰でも知っている?ことですが、円周率は永遠に割り切ることが出来ない「無限数列」です。 途中までざっと表すと...

猿江恩賜公園で練習

★二週連続で人数不足となり試合が組めなかったゴブリンズは、初体験の猿江公園で練習を行った。と言うことで、球場インプレッションもかねての報告である。キャプテン高橋はこの日もトレーニングをかねての自転車球場入り。自宅から片道28kmを走行しての所用時間は約2時間半だった。アップダウンの激しい「つきみ野」への道に比べれば、かなり楽な走行ではあったが、都会特有の単調な風景は、面白みにはやや欠けるものであった。 ★ 更衣室はテニス優先?  公園は大橋通りをはさんで北側にはテニスコート、南側に野球場が有る。更衣室・シャワーは有るがテニス利用者優先で、しかも野球場からは200mも離れている。 とりあえず着替えは球場わきで。女子選手は隣のティアラ江東(公会堂)のトイレですることにする。ちなみに駐車場もティアラ江東の地下を利用。野呂選手によれば、親切に案内してくれるそうだ。 ★ 照明はある、でも暗い?!  9月ともなれば17-19はかなり暗くなる。ナイター料金は照明代込みで¥6000。開始10分前から点灯してくれる。公園自体はこぎれいで、建物込みの景色はけっこうシャレて見える。対面式グランドの広さは、縦横比が小さいので錯覚で広く見えるが、ライトフェンスは羽根木とほぼ同じ。が、レフト方向がとても狭い。ちょっといい当たりは反対面に簡単に届いてしまう。 ★月が出ていた! 雰囲気は涼しげだが、実際にプレーをしてみると非常に暑かった。みんな汗だくでバテ気味になりながらフリー打撃をこなした。幸いこの日は反対面のチームも練習だったので、こぼれ球を必要以上に気にすることはなかったが、外野地面のコンディションが悪く、イレギュレーバウンドが続発、何度か反対面まで転がって行く場面も見られた。 ★ちびっこ入団テスト? 参加人数6名で、練習メニューもこなせるのか不安だったが、3名の選手が親子参加。見た目にはけっこうな人数がいるようにカモフラージュした形となった。この日はその子供達3名もフリー打撃に参加し、快音?を発することとなった。人材不足のゴブリンズだが、この中から、次代を担う選手が現れるのか?!

第一回 WBC「メキシコ vs. 米国」

★・・その、まさかが起こりました。日本が準決勝進出です。何と言ったらいいか分かりませんが、まあ、まだ日本代表のゲームが見れると言うことですか。 クレメンス投手を先発に出すと言うので、有り得ない話しではないなとは思ってましたが・・。まさかねえ。しかしまあ、失点率での選別法はアメリカのWBC実行委員会が作ったルールなので、しょうがないですね。 「甲子園大会」などの「完全トーナメント制」に慣れてしまった日本の野球ファンには、「予選ラウンド(リーグ制)」と言うものが少し馴染めない感じなんですね。(サッカー・ファンなら当たり前んなんですが) けっきょくまたもや韓国とやるわけで、正直言うと、ちょっと疲れて来ました。実際に中継を見ているとすごい緊張感なんですよ。むしろ帰宅後、結果だけ見て一喜一憂するサラリーマンの方が気楽だったしょうね。 でも今度は19日と言うことで、日本時間の日曜日になるんでしょうか?中継やれば、きっとまた見てしまうでしょう。心配なのは、選手達がまだ戦意を失っていないかと言うことです。‥‥今度は打ち合いになるんでしょうか? Commented by  <#6>  at 2006-03-17 この一週間は仕事が手につかないですね。TV中継は見られないんですがネットという便利なものがありついついよそ見しちゃいました。USA vs. メキシコも映像のないスコアーブックの様なもので観戦していたのですが緊張しましたね。メキシコが先制して追いつかれて1点差で勝って。僕はてっきり2点差以上じゃないと駄目だと勘違いしてました。2失点以内に抑えてメキシコが勝てば良かったんですね。完璧な棚ぼたですがUSA戦の疑惑の判定があったからおまけってことで次の韓国戦を楽しみましょう。準決勝は日本時間の日曜ですかね。決勝も祭日が絡むので今度は自宅で見られそうですが。  Commented by < 高橋10>  at 2006-03-17 疑惑の判定と言えば、メキシコ戦でも同じ審判が、ポールにあたったホームランを「フェンスに当たった」として、二塁打にしたそうな‥‥ 疑惑って言うよりも、医者に行った方がいいんじゃないですか? Commented by  <#6> ...

DVコンバータを買った & Apple社雑感

★「DVコンバータ」を買いました。これで、今まで録り溜めたビデオテープをデジタル化し、DVDにして保存しようと言う目論みなのです。 再放送もしない商品化もされていない、貴重な?ドラマのコレクションを持つ僕としては、以前から計画していたことなのですが、なかなかいい製品が見つからず二の足を踏んでいました。 で、ついこないだ気分が再燃し、探してみたらこれが見つかったと言うわけなのです。で、さっそく使ってみたところ、読み込みや編集は簡単でとても便利なのですが、DVDに焼く時間が非常に長い。一枚6時間くらいかかります。これがネックですね。パソコンの能力にもよるのでしょうが、一気にDVD化にすることは出来ません。気長にやるしか無いです。 でも、工夫すれば使い道はいろいろあって、こないだは録画した音楽のライブビデオを取り込んで、そこからサウンドファイルだけを取り出し、iTunesに入れることも出来ました。 この調子ならLPレコードの音も?と思ってやってみたのですが、当初はうまく行きませんでした。やはり映像と同調していないとダメなようです。そこでビデオを流しながら、音はレコードにつなぐと言う方法でやったら、何とかうまく行きました。 ともかくは、Macに対応していて良かったです。MacではiMovieと言う編集ソフトと連動させて使いますが、この手のものは、Windows版しか無くてガッカリ、なんてことも多いモンなんです。 そう言えば、iPodはWindows版も出て、Appleの方から歩み寄ったって感じが有りますが、そのお陰で随分売り上げを伸ばしましたね。 今ではMacよりもiPodの方が主力商品になってしまいました。そしてこれからは、「iPhone」がiPod以上に主力になって行くんでしょうが、こないだ面白いニュースを目にしました。 突然iPhoneが大幅に値下げされて、最初に高額で購入したユーザーからクレームが殺到したと言うのです。 これを聞いてちょっとビックリしました。Appleではこんなことは普通に有ることなので、何で今さら?と思ったのですが、けっきょくほとんどが「iPhone」を購入した「Windowsユーザー」からのクレーム、「常識的な消費者の反応」が起こったと言うわけなのです。 Apple製品と言うのは、予告も無く突然大幅な値下げ...

暑い夏には、チープな?カレーを作ろう!

★一時、カレー作りに凝っていました。 男が料理に懲り出すと、やたらウンチクを並べ立て周囲のひんしゅくをかうなんてことが多いですが、しかし、この時凝ったのは「ラーメン屋さんのカレー」あるいは「おそば屋さんのカレー」に相当する、非常にチープな味の追求でした。 「チープ」とは言っても、昔々、日本の家庭のカレーライス、いや「ライスカレー」と呼ばれていたカレーは、だいたいこの味だったと言ってよいのです。特にウチの場合には、亡くなった祖母が、時折り作ってくれるカレーがこの味だったので、私にとってはとても懐かしいメニューなのです。 ところで「ラーメン屋さんのカレー」と「おそば屋さんのカレー」ですが、この2種類は同じようでいて微妙な違いがあります。 まず「ラーメン屋さんのカレー」ですが、多めの油で小麦粉とカレー粉を炒めてルーを作り、ダシは鶏ガラ、味付けは塩と砂糖のみと言うものです。小麦粉の中に含まれるグルテンの作用で「とろみ」は自然につきます。で、これが昔懐かしい「ライスカレー」となるわけです。 これに対し「おそば屋さんのカレー」にはかつお ダシが使われており、味付けは主に醤油とみりん。そしてとろみは片栗粉でつけます。いわゆるカレー南蛮に使われているものと同じです。こちらは「小麦粉カレー」を参考に、おそば屋さんなりにアレンジしたものと思われます。 さらに、おそば屋さんの中には、皿で食べるカレーを「カレーライス」、どんぶりで食べるカレーを「カレー丼」と分けて、二種類出している所もあります。調べてみると、前者は「小麦粉カレー」、後者は「かつおダシカレー」と作り分けていることが分かりました。 さて、あれこれ調べて、ようやくレシピが分かって来たところで、実習に取りかかることにしたのですが、買って来たS&Bのカレー粉缶を見てがく然としました(大げさか?)。なんと缶の側面には、レシピのいっさいがっさいが説明されているでは有りませんか・・ けっきょくは、その能書きを見ながらの調理となったわけですが、小麦粉を炒めていると 次第に色が付いて粘りが出て来たりして、そんなことにけっこう感動しました。 そうしてルーを作り、そこからは普通に肉や野菜を加えて煮込みました。そして数十分、想い通りのチープ?で懐かしいカレーの出来上がりとなり...

レッグ・ガードを買った、ダイソーで

★レッグ・ガードを買いました。商品名は「レガース」となってましたが、サッカーの「シンガード」に近いですね。 買った店は100円ショップの「ダイソー」です。もちろんこれも100円。二つで200円です。 一ヶ月くらい前の試合で、スライディングした足を相手野手にスパイクで踏まれ、負傷したのです。当初は打ち身程度だろうと思っていたのですが、切れて出血が有り、その夜からは内出血もヒドくなって来ました。それでも「その内腫れが引くだろう」と、ずっとガマンしていたんですが、二週間目にとうとう堪え切れなくなり、医者へ行きました。 診断では、内出血と傷口からの化膿が少しあるとのことで、薬をもらいました。おかげで腫れは引いて来たんですが、スネを触ってもあまり感覚が無いので調べてもらったら、どうも神経が断裂しているらしい、と言うことになりました。神経はやがて再生すると言うので一安心ですが、回復までは時間がかかりそうです。 そんなことが有って、ちょっとプロテクターみたいな物が欲しいなと思い、探していたらダイソーで見つかったと言うわけです。最初は野球用を買おうと思ったのですが、あれは硬式の自打球よけで、かさばって走るのに不便らしいので不可(それに値段が¥3000〜¥4000)。サッカーのシンガードを買いに行ったら、私のスネの丸みに合わない物ばかりでダメ。 ・・で、ボールペンを買おうと何気なく入ったダイソーで、これが見つかったのです。 ただしこれは「子供用」。大人用の物ではありません。でも長さが20cmほどで、ソックスの中に入れるには好都合です。ケガをした箇所には最初ウレタンを入れていたんですが、一枚堅い物を入れると衝撃吸収が全然違いますね。100円でけっこう効果が有りそうなので、ケガ防止のために二つ買いました。(左右の区別は無いです) それにしても、草野球の場合、こっちがどんなにうまくスライディングしても、相手のフットワークが良いとは限らないので、こんな事故にもなります。最初はポイント式スパイクでやられたと思ってたんですが、神経が断裂するくらいの切れ味?を考えると、金具スパイクだったのかも知れません。 まあ、相手だけでなくゴブリンズもそうですが、野球経験の無い人が、カッコつけて金具スパイクを使用すると下手くそでどうしようも無いですね。下手な人はポイントスパイクを使ってくださいよ。   

プリティー・リーグの動画?

★何気なく検索していたら、映画「プリティー・リーグ (原題:A league of their own) 」の基となった「All-American Girls Professional Baseball League」の動画を見つけました。英語がダメなので、ほとんど分からないですが、なかなか興味深いですね。 映画に出てきた「ピーチズ」「ラシーン」の両チームは実在したチーム名だったようだし、ヒロイン?「ドティ」も実在の女子キャッチャーとして写真が出て来ます。それと、ユニフォームはホントにスカートだったんですね。 長い間、野球映画はヒットしないと言われていたのですが、20年ほど前「ナチュラル」「フィールド・オブ・ドリームス」などがヒットした影響で、その後たくさんの野球映画が作られました。それらの映画を、あの頃はよくゴブリンズのメンバー数人で見に行ったもんです。で、その中の一つが「プリティー・リーグ」だったんです。 これは良かったですね。面白かった。個人的には傑作だと思ってます。その前に見たベーブ・ルースの伝記映画「夢を生きた男 ザ・ベーブ」が今ひとつだっただけに、出来の違いがより鮮明になった記憶が有ります。 これは第二次大戦中、実際に存在した全米女子プロ野球リーグが基になってます。が、物語はフィクションで登場人物も架空のキャラクターだと思ってたんですが、それなりに史実に基づいているようです。 まあ、どちらにしろ、クライマックスからラストシーンへと続く演出の見事さが、ノンフィクションとしか思えないような感動を呼び起こしてくれるのは確かです。 それと、ラストのクーパーズタウン「ダブルデイフィールド」でのゲームシーンに登場する「お婆さんたち」は、間違いなく、かつてのプリティーリーグで活躍した女子選手たちなのでしょう。 容赦ない時の流れは、美少女たちを老婆に変えてしまいますが、それゆえに、人生には必ず「かけがえの無い時間」が有る、と言うことをこの映画は教えてくれているように思います。 (「プリティー・リーグ」って、愛称じゃなく、映画会社が勝手に付けた邦題?) ◎「All-American Girls Professional Baseball League」 ◎ Amazon「プリティーリーグ・DVD」