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日本のスポーツ元年

★こう言うのってどう思いますか。 「秋以降に日韓再戦を希望 韓国野球委」 WBCで、予選・決勝含めて総勝利数で韓国が日本を上回ったのに、最終的に勝ち数で劣る日本が優勝したことに不満を持った韓国が、決着?を付けようとぶち上げた提案です。 一説に「国際試合は国と国との代理戦争だ」と言う見方もあり、韓国との間には民族的なしこりもあるのですが、僕はですね、たとえ日本が逆の立場だったとして、こう言う再戦で勝利してホントに嬉しいのか、とても疑問な気がしたのです。 昔、岡本綾子さんが全盛時の1984年に「ナイスボギー事件」がありました。簡単に言うと、全米女子ツアーの公式戦に指定されていた広島のマツダクラシックで(ネットで調べました)、最終日、岡本選手と優勝争いをしていた選手が、勝敗を分けるパー・パットを外しました。その時、なんと日本人ギャラリーの中から、 「ナイスボギー!」 との声が聞こえたのです。 熱狂的な岡本ファンだったんでしょうが、紳士のスポーツであるべきゴルフの公式戦で、相手の失敗を喜ぶような声援は、有ってはならない暴言なのです。 岡本さんは大声を出し「なんてことを言うのか!」と涙ながらに訴えました。けっきょく逆に相手の選手になだめられ、涙を堪えながらのパッティングとなったのですが、この事件は、スポーツニュースや翌日の新聞に大きく取り上げられました。 これはその後、岡本選手が勘違いをしたんじゃないか?とか、色んな説が飛び交ったのですが、ほとんどは日本人の恥を隠すための、自己弁護の言葉にしか過ぎませんでした。 大事なことはそんなことじゃないのです。あの事件を目撃して、多くの日本国民は大いに反省したのです。「本当のスポーツマンシップとは何か?」「国際試合とは何か?」を・・・ プロレスに代表されるように、戦後の日本では長い間、外人選手を「悪役」に見立て、彼らを倒すことによって、敗戦の屈辱を払拭して来たのです。しかし経済的にも文化的に高度成長を遂げた日本は、スポーツにおいても、もう一段高いステージに登りつめる必要に迫られていました。 それを気づかせてくれたのが、「ナイスボギー事件」での岡本選手の涙の訴えだったのです。あれ以来、多くの日本人のスポーツを観るレベルが変わったような気がするのです。勝者を尊敬し敗者の健闘を讃えると言う、本来あるべ

第一回 WBC 王ジャパン世界一!「日本 vs.キューバ」

★ 素直に嬉しいですね。野球がホントに面白い数週間でした。この日は偶然、草野球で試合の申し込みもあったのですが、人数が集まらず辞退したのが正解?だったかも知れないですね。 ただひとつ気に入らなかったのは、日テレが放送したこと。特に今日の実況アナウンサーは苦手なんです。何が?と言うと、 実績のある人なんでしょうが、それ故に、自分で勝手に解説してその意見を解説者に押し付ける、と言うスタイルの放送をするんです。解説は解説者にまかせろ!と言いたいわけです。 国内のプロ野球中継ならそれでいいかも知れませんが、特に今日は的外れな実況 丸出しで、国際試合の経験豊富な野村謙二郎氏(元広島カープ)には盛んにたしなめられてまして、「そらみたことか!」と、ちょっと嫌になって来ました。 普段の日テレの巨人戦ならもうチャンネルを変えているところなのですが、今日は特別な試合なので、ガマンして最後まで見てました。 まあ、それを上回る優勝の嬉しさで吹っ飛びましたけどね。それと、優勝が決まって喜び回る選手たちのバックに「フィールド・オブ・ドリームス」のサウンドトラックが流れているのに気づいて、すごく嬉しくなりました。あの曲はアメリカでもこう言う場面での定番のようですね。 シアトル・マリナーズのファンであり、大のイチローフ・リークでもある、原作者のW.P.キンセラ氏もきっと見ていたはずなので、ぜひ感想を聞いてみたいところです。 アナウンサーの声がうるさかったので、テレビの音を消して、自分が持っている「フィールド・オブ・ドリームス」のCDをかけながら画面を見ていたら、とてもいい感じでしたよ。選手たちが抱き合う場面や、紙吹雪を浴びて飛び上がる選手たちの映像を、少しスローモーションにして欲しかったですが、生中継なのでそれはムリですな。 ともかく、王ジャパンおめでとう! そして、夢をありがとう。 ・・ですかね。 YouTube:WBC2006 ダイジェスト Commented by  <# 6>   at 2006-03-21 21:23   x 100%の気持ちで喜べないけど嬉しいですね。韓国戦よりもだいぶ楽に観戦出来ました。キューバの人柄は最高ですね。試合後にイチローと嬉しそうに記念写真撮っている姿はほのぼのとしてますね。みんな野球少年だな

WBCでキューバ選手、行方不明?

★さっきラジオでWBCの最新情報を聞きましたが、今日はキューバが全然練習をせず、何か騒ぎが起きているようです。どうも向こうに行ってるスポーツジャーナリストによれば、「選手の一部がいなくなったらしい」と言う怪情報が入っているそうです。 まあ、未確認情報なのでホントがどうかは分らんらしいです。でも、キューバ選手の亡命と言うのは、まったく有り得ないとは言えないだけに、ちょっと心配?ですよね。 もちろん亡命が心配と言うんじゃなく、まさかその影響で決勝戦が中止になるんじゃ?、って心配なわけですが・・・。とにかく、どうせ亡命するなら試合が終わってからにしてくれよ!って言いたいわけですね。 ・・どうにもこの大会は、アメリカは自分たちの形勢不利と見るや、組み合わせを意図的に変更してしまうし、韓国はケンカ腰で日本粉砕しか頭に無いし、キューバはスキあらば亡命しようと?目論んでいるし、本気で素晴らしい野球をしようとしているのは日本代表だけ?なんでしょうか? こうなったらホンキで、「向こう三十年は日本に手が出せない」そう言う野球を日本代表にしてもらいたいですね。    

第一回 WBC「準決勝・韓国戦」

★・・疲れました。が、勝って良かったと思います。ベースボールとは「バッティングが起源」のスポーツ。やっぱり打ち勝たないとホントの勝利とは言えませんね。それにしても、あのだだっ広い球場で、よく2本もホームランを打ったもんだと思います。 我々ゴブリンズのヘボ野球でも、明らかに「流れ」ってものがあるのが感じられますが、メキシコの勝利で奇跡の準決勝進出となった時、日本にいながらも「流れ」が変わるのを感じました。韓国の監督も「今度の日本は警戒が必要」と言ってたし、彼もまた同じモノを感じていたんでしょう。 ここまで予選から韓国は6連勝。確率的にも、あるいは調子の波と言う点からも、「そろそろ負けてもいいころ」でした。さらに普段のペナントレースでも、3連戦を3連勝するってことはなかなか難しいですよね。つまり力が拮抗している同じ相手と、3度戦って3度勝つと言うのは、非常に難しいことなんだと思います。だから、この流れになってみると、むしろ韓国は予選で日本に負けおいた方が「確率的」には良かったように思いますね。 ようするにこの準決勝での韓国の敗北は、予選の時点から日本に勝つことに執着し過ぎたこと、神経を使いすぎたことが原因、なのかも知れません。 だから結果論としてですが、イチロー選手が放った「これから三十年、日本野球にはかなわないと言う、圧倒的な勝ち方をしなければならない」との発言に、韓国が過敏に反応し過ぎたことが、最後の最後に効いて来たと言うことになりますか? でもですね、もともと日本の目標は対アメリカで、あのイチロー選手の発言も、日本人選手を冷遇するメジャーへの反発からだったそうです。つまり、あれは直接的な意味で韓国や台湾に対して発せられた言葉ではなかったと言うことなんです。それに韓国が過剰反応してしまった時、すでにこの日の韓国敗退が決まっていたんですね。 まあ、イチロー選手たちの活躍を見ていると、そんな不当な待遇を受けているようには思えませんが、じつはいろいろあるようです。 ここら辺は我々には分かりづらいところですが、今回の疑惑の審判「ボブ」のアメリカびいきの不正ジャッジを見ていると、「なるほど、ああ言う雰囲気が、目に見えないところで、メジャーリーグ社会の根本にはびこっているのかな」などと憶測したりします。   Commented by &l

第一回 WBC「メキシコ vs. 米国」

★・・その、まさかが起こりました。日本が準決勝進出です。何と言ったらいいか分かりませんが、まあ、まだ日本代表のゲームが見れると言うことですか。 クレメンス投手を先発に出すと言うので、有り得ない話しではないなとは思ってましたが・・。まさかねえ。しかしまあ、失点率での選別法はアメリカのWBC実行委員会が作ったルールなので、しょうがないですね。 「甲子園大会」などの「完全トーナメント制」に慣れてしまった日本の野球ファンには、「予選ラウンド(リーグ制)」と言うものが少し馴染めない感じなんですね。(サッカー・ファンなら当たり前んなんですが) けっきょくまたもや韓国とやるわけで、正直言うと、ちょっと疲れて来ました。実際に中継を見ているとすごい緊張感なんですよ。むしろ帰宅後、結果だけ見て一喜一憂するサラリーマンの方が気楽だったしょうね。 でも今度は19日と言うことで、日本時間の日曜日になるんでしょうか?中継やれば、きっとまた見てしまうでしょう。心配なのは、選手達がまだ戦意を失っていないかと言うことです。‥‥今度は打ち合いになるんでしょうか? Commented by  <#6>  at 2006-03-17 この一週間は仕事が手につかないですね。TV中継は見られないんですがネットという便利なものがありついついよそ見しちゃいました。USA vs. メキシコも映像のないスコアーブックの様なもので観戦していたのですが緊張しましたね。メキシコが先制して追いつかれて1点差で勝って。僕はてっきり2点差以上じゃないと駄目だと勘違いしてました。2失点以内に抑えてメキシコが勝てば良かったんですね。完璧な棚ぼたですがUSA戦の疑惑の判定があったからおまけってことで次の韓国戦を楽しみましょう。準決勝は日本時間の日曜ですかね。決勝も祭日が絡むので今度は自宅で見られそうですが。  Commented by < 高橋10>  at 2006-03-17 疑惑の判定と言えば、メキシコ戦でも同じ審判が、ポールにあたったホームランを「フェンスに当たった」として、二塁打にしたそうな‥‥ 疑惑って言うよりも、医者に行った方がいいんじゃないですか? Commented by  <#6>  at 2006-03-17 多分、目が悪いんでしょうね。それ

第一回 WBC「韓国戦」

★2対1で敗れました。惜しかったですね。いいゲームだっただけに・・、残念でした。投手陣は非常によかった。でも、ホントに息苦しい展開でした。 これで日本が決勝リーグに進めなったら(まだわずかながら可能性はありますが)、中継は無くなるんでしょうかね。毎日がとにかく楽しかったので、日本が出なくても続けて見ていたいのですが・・ (BSとかでやるんでしょうか) それにしても、解説の衣笠氏も言ってましたが「とにかく日本は打てなかった」。僕は「辞退者」が続出した時にイヤな予感がしてたんですが、それがホントになってしまいました。 これは誰も言いませんけど、出場辞退者の責任は大きいと思いますよ。まあ、ファンも選手も、まさかこんなに面白くて盛り上がるとは思ってなかった、とは思うんですけどね。 ただ、自ら先駆者になるってことは凄いことですからね。先駆者がカッコイイんですよ。今回参加した選手たちは、みんな先駆者です。よくやったと思います。 Commented by <# 6>  at 2006-03-17 残念でしたね。「たられば」は言いたくないけどいっぱい言いたくなるプレーがありましたね。この間のゴブリンズもエラーとここ一番のタイムリーがあれば良い試合に出来たのと似ているかも。まぁ、今回をふまえて来年開催されるときは全力で戦って欲しいです。でも、日本人って野球好きじゃんって思った一週間です。イベントにのりやすいだけかもしれないけど。街頭TVってニュースで言っていたのは笑いましたが。サラリーマンがたださぼって電気屋の店頭で観戦しているだけなのに。 日本戦以外はTVでやらないみたいですね。ケーブルTVはあるかもしれませんが。www.mlb.comで$9.95払えばネットで見れるようですよ。リアルタイムのスコアであればタダです。いまも見てます。なんと3回裏にメキシコが1点先制!松坂投手のおかげてクレメンスの速球もたいしたことないって感じているのかも。USAが負けて日本が準決勝にあがれるのはちょっと複雑だけどイベント的にはいいかも。 Commented by < 高橋10>  at 2006-03-17 先発投手クレメンスと聴いてちょっと期待は持てましたが、日本選手のモチベーションはすでに切れていると思うので、万が一出れたとしても惨敗する

第一回 WBC「メキシコ戦」

★それにしても・・・、 松坂大輔投手のストレートが凄かった!。試合前、メキシカンはストレートにめっぽう強いと言う解説があったので、危ないんじゃないの?って思いましたが、今日のストレートはそれ以上でした。 「勝つだけじゃなく、凄いと思わせるプレーを見せなきゃダメだ」とのイチロー選手の言葉を体現したピッチングでした。 アメリカは韓国に負けましたが、解説をしていた星野仙一氏の「ようするにメジャーは、日本や韓国やメキシコなどの、他国の選手でもっているのだ」との言葉に、「なるほど」と思いましたね。 当初アメリカは、世界一は当然自分たちで、ほぼ出来レースにするつもりでいたのかも知れませんが、純粋なアメリカ人選手だけだと戦力が薄まって苦戦してしまうと言うわけですね。アレックス・ロドリゲス選手がドミニカではなく、アメリカチームで出場したと言うのは不幸中の幸い?だったかも知れませんが・・・ それにしても、国際試合の緊迫感と言うのはホントにいいですね。それも日本がいい試合をしてくれてるお陰です。トリノ・オリンピックが不調に終わったので、その分の期待もあるのかも知れません。 日本が何処まで行くのかはゲーム次第ですが、これが終わった後の普通のペナントレースを見た時、ギャプをどう感じるのか、ちょっと気になることろです。 Commented by <# 6>  at 2006-03-15 いやーホットしましたね。僕は事務所でラジオとネットで観戦していました。里崎選手はほんと勝利の女神がついているような感じですね。USA戦も谷繁選手ではなく里崎選手を出していたら結果は変わっていたかもしれませんね。 松坂投手のスピード感はラジオからも感じられましたよ。3月1日に東京ドームで観戦したときはそんな迫力は感じなかったんですが追いつめられたときの強さが出たんでしょうね。最近TVでイチローの特番があったんですがそこで松坂投手に対して「おまえどっかで怠けているとこあるだろ。ふかーいところでそう思っていちゃ駄目だぞ」と戒めているシーンがありました。松坂投手はもの凄くドキッとしていたのが印象的でしたね。 今日勝っても明日の韓国戦で勝たないと意味がありませんので頑張って欲しい。日本と韓国で準決勝に進めば万々歳ですね。李承燁(イ・スンヨップ、巨人)が活躍しているのは嬉しい

第一回 WBC「アメリカ戦」

★初開催の「ワールド・ベースボール・クラッシック」 、早朝からずっと見てました。結果は4対3で敗れましたが、素晴らしいゲームでしたね。ただあからさまなアウェイの洗礼を受けました。 「何があったかって?」、見てない人はあとでスポーツニュースを見てください。やはり国際試合では、審判は中立国から出すべきですね。かなり酷いですよ。 アメリカ人にはいいところがたくさんあって、特にゴブリンズは、日本野球ではなく彼らの「ベースボール・スピリット」に憧れて野球をやっているようなものなんです。でも、イラク戦争に見られるような「無理を通せば道理が引っ込む」みたいなところもあって、いくら国技としてのプライドがあったとしても、こう言うジャッジはホントにいただけませんな。 ただゲームとしては、何も手に付かなくなるくらいの名勝負でした。見ていて思ったのは、日本野球が失いつつあるものが、国際試合にはまだ生き残っていると言うことでしょう。それを最も感じとったのは我々素人よりも、むしろ、この試合を見たプロの日本人選手だったんじゃないでしょうか? 特に出場を辞退した選手たちです。 たとえば、2回も満塁のチャンスを迎えたのに、残念ながら、たった一本のヒットが出なかったと言う打撃陣の様子を見て、「ここであのM選手がいればなあ‥‥」と思ったのは僕だけではないでしょう。 誰とは言いませんけどね。言わずとも、この白熱したゲームを目の当たりにすれば、恐らく本人が一番「やっぱり出れば良かった」と、悔やんでいるはずなので・・ (イチロー選手も"何で辞退するんだ!"って怒ってましたよね) 開催時期や開催方法など、いろいろ問題のあったWBCですが、やっぱり国際試合はいい。そう言う感想を大いに持った3時間でした。   

「Keep Trying'」と「時効警察」と「蟲師」と・・

★僕もけっこうな歳になったので、その分、数え切れないほどの映画やドラマ、小説などを鑑賞して来ています。なので、たいがいのモノはプロローグや予告編を見ただけで、ほぼストーリー展開が分かってしまうようになってしまいました。そうなると、残念なことにだんだんと面白く感じる作品が少なくなるわけです。 もっとも、じつは「物語のすべてのパターン」は、シェークスピアがすでに書き尽くしていて、後世の作家は、それらを元に手を変え品を変え、焼き直ししているに過ぎないと言う説もありますが・・・ まあどちらにしろ、歳を取れば取るほどに、あらゆるタイプの作品を見て来ているわけで、次第に 新鮮味のある作品に出会える機会が減ると言うことだけは確かなのです。 それゆえの苦肉の策と言うことなんでしょうか?、最近のハリウッド映画は、公開前に一般人をモニターにして、事前に用意したいくつかの結末の中から、好きなものを選ばせると言う手法を取っているのだそうです。 一般人をバカにするワケではないですが、最大公約数的選択をすると、どうしても予定調和?「水戸黄門的」になり易いので、かえって失敗作を生んでしまう恐れがあります。 デザインでも何でもそうなんですが、色んな人の意見を聞いちゃダメなんです。むしろ独断で、普通の人が「え〜?!」と首を傾げるくらいのアイデアでないと、新しいモノを生み出すことは出来ません。 一般人と言うのは、「むかし何処かで見たことがあるモノ」を、良し悪しの基準にしているので、彼らが良いと思うものは、すでに存在しているもの、誰かが発案した古いアイデアがほとんどなのです。これでは新しい作品は作れません。下手すると無意識にパクリをしちゃう場合も有るので要注意です。 音楽についても同じようなことが言えます。若い人をコケにする(表現古い?)つもりは無いんですが、若い人の作るメロディーは、どうしても何処かで聴いたようなのが多いんです。もちろん「パクリ」って意味じゃなくて、若い人ほど聴いた音楽の数が少ないわけで、すでに使い古されたメロディーでも、自分が初めて創り出したような錯覚に陥ったり、聴く方も新鮮に感じてしまうって事があるのです。 音楽全体をコンピュータで解析してみると、すでにあらゆるドレミの組み合わせは使い古されており、完全に新しいメロディを作り出すことは不可能なんだそう

フィールド・オブ・ドリームスのDVD

★今日、近くのイトーヨーカドーへ行ったら、新星堂売り場で「フィールド・オブ・ドリームス」のDVDが「¥980」で売り出されていました。安いですね。 期間限定だそうですが、10年くらい前、同じ映画のビデオを¥13000くらいで買ったのを思い出しまして(もちろん今でも持ってます)「なんてこった!」って思いながらも、買って帰りましたよ。 DVDのいいところは、特典映像がたっぷり入ってるところですかね。まあ、普段はあまり見ないんですが、この映画についてはいろいろ興味深かったです。 やっぱり面白かったのはメジャーで1イニングだけプレーした「ムーンライト・グラハム」の話しでしょうか。グラハム氏が実在の人物(医者)だとは知っていたのですが、映画の中のエピソードまで丸ごと本当の話しだったそうですね。 貧しい人からはお金を受け取らなかったとか、暖房が無くてカゼをひいた人には、これも治療の一環だと言ってストーブをプレゼントしたりと、脚本のための取材をした時も、チゾムの町中の人が集まって思い出話しを語ったそうです。 この「フィールド・オブ・ドリームス」は「ナチュラル」と共に、「この雰囲気のままに野球チームを作りたい!」と、ゴブリンズのチームコンセプトの原点となった映画なんですが、当時これについて公開以前に多くの情報を知っていたのは、たぶん数ある草野球チームの中でも、我々ゴブリンズ以外ではほとんど無かったと思いますよ。 僕が「シューレス・ジョーと言う不思議な野球小説があるらしい」と言うウワサを聞き、単行本を手に入れたのは、ちょうど「ショービズ」と言う番組で、「フィールド・オブ・ドリームス」が製作され始めたと言うことを紹介していた時期でした。 ほどなく、小説「シューレス・ジョー」が、その映画「フィールド・オブ・ドリームス」の原作であると知った時には、まるで何かに引き寄せられているような不思議な感じがしたのです。 そして翌年、 「フィールド・オブ・ドリームス」試写会の抽選に当たり劇場で鑑賞、その内容に震えるほどの感動を覚えました。その素晴らしさを感じたのは僕だけではなかったんです。映画評論家の「おすぎさん」が、ラジオ番組で「生涯最高の一本!」と泣きながら紹介していたほどでした。 それと時を同じくして、「ゴブリンズ誕生」の話しが持ち上がるのです。

45度の打球

★こないだの草野球の練習のとき、面白い現象を目の当たりにしまして・・ それはW選手のフリー打撃でのことだったんです。「ライナーを打とう!」と言うのが今年のゴブリンズのテーマなわけですが、 W選手 の打球は、いい当たりながらもやや打ち上げ気味で、外野手にとっては「捕りごろのフライ」 がたくさん飛んでいたわけです。 それを見た僕はアドバイスしなければと思い、「もっと低く、低いライナーを打とう!」と声をかけました。すると W選手 は「そう言うけど、それが難しいんだよ」と小言をいいながら打っていました。 ところがアドバイスをして間もなく、渡辺選手の打球は、見事な低いライナーとなって飛び始めたんです。 面白いと思いませんか?。恐らく渡辺選手は、僕が声をかけるまで感覚のおもむくまま、漠然と打っていたのに違いありません。それが声をかけて強く意識(イメージ)を変えたとたん、ライナーが飛ぶようになったんです。 彼は「ライナーを打とう」と言うテーマは忘れていたか、覚えていたとしてもあまり意識していなかったと思います。ひょっとするとやってみた本人が、「あれ?、オレ、ライナー打てるじゃん!」と一番驚いたのかも知れません。 とは 言っても、いきなりフォームをいじってライナー向きにする必要はありません。 ゴルフの杉原プロがテレビのレッスン番組で言ってましたが、「素人さんへのフォーム修正のアドバイスで難しいのは、ほんの少しアゴを引いてなどと言うと、必要以上に大きく動かしてしまうこと」なんだそうです。 野球も同じで、有名な?アドバイス用語「肩を開かないように」という言葉も、素人の草野球選手にとっては、どう言う体の動かし方をすれば「肩を開かない」と言う状態を作れるのか分からず、逆に奇妙な動作をしてフォームを崩したりしてしまうのです。 なので、大事なのは「イメージすること」なんです。 打ち方、フォームはいつも通りでよくて、頭の中だけで「ライナーが飛ぶ光景」をイメージするんです。そうすると微妙に身体が反応して、スイング軌道が修正され、少しずつライナーが飛ぶようになるはずなんです。まあ、一種の念力みたいなものですね。 では何故、イメージせず漠然と打つと「フライ」になりがちなのかと言うと、恐らく漫画やテレビの影響ではないかと思ってるんです。ふだん我々草野球選手と言うのは、漫画

スーパーバルブ?!

★最近「ダイソー」と言う100円ショップがあちこちで台頭して来てますが、僕もけっこうお世話になってます。特に自転車の備品ですね。さすがに性能に関わるパーツはふつうの店で買うしか無いのですが、たとえば荷台用のゴムとか自転車カバーとか、汚れ落としには車用のおそうじシートなども便利です。それらが各100円で手に入るのでとてもお得です。 で、最近気に入っているのは、写真の「スーパーバルブ」と言うやつです。もちろんこれも100円。 じつはこれ、自転車乗りの間では密かなブームになっているようで、あちこちの自転車ブログなどでも紹介されています。大げさな人は「自転車の歴史が変わる!」なんて言ってるくらいです。 では、どんな物なのかと言うと、英国式バルブ専用なのですが、虫ゴムの代わりにゴムの弁が付いていて、それが空気の逆流を防ぎ、チューブの空気圧を保つと言う代物なのです。パッケージにも書いてありますが「虫ゴム不要!」「虫ゴムの10倍長持ち!」と言うのが売りなのですね。 ふつうママチャリなどに乗っている人は、ほとんど虫ゴムを交換することって無いですよね。それで知らない間にゴムが腐って空気が抜け、パンクかと思って自転車屋に持っていくと虫ゴムの交換だけで直ってしまった、なんてことがよくあります。 じつは恥ずかしながら、僕も、前の自転車で虫ゴム交換を怠り、家から15kmくらい走った羽根木辺りで空気が抜けてしまった事件、を起こしたことがあったのです・・ だからってわけじゃないですが、これホント便利だと思うのです。虫ゴムは、通常1ヶ月で交換しなければならないんです。それに比べこの「スーパーバルブ」は、虫ゴムの10倍長持ちと言うんですから、要するに10ヶ月は交換不要と言うことになりますよね。これは便利ですよ。 僕の自転車もすでにこのバルブに交換して1ヶ月が経ちましたが、ほとんど空気が抜けてる気配はありません。このまま10ヶ月間装着したまま実験してみたいと思います。まあ、走っている途中に突然抜けると困るので、交換用の物を一個(写真)を買って来たってわけです。 それと、他のブログなどに書いて無いことで気づいたことがあります。それは、英国式は空気の調節が難しいはずなんですが、このバルブにすると微調整がすごくやりやすくなります。虫ゴムは空気を抜きたいとき、緩めると一気に大量に抜けてしま

荏田町(横浜市青葉区)へ行って来た、自転車で・・

★以前紹介した友人のアンティークショップ「 Swallowdale Antiques:スワロウデイル アンティークス」 へ行って来ました。 約30年ぶりに再会した友人のイラスト展「クリスマスカード原画展」を見にです。 もちろん自転車で・・、ですが、距離は片道だいたい25km。トレーニングもかねてちょうどいい距離ですね。 いい天気だったし、午前11時半に気持よく出発。メインの道は「鶴川街道」で、多摩川を渡るまでずっと道なりに進みました(写真・多摩川原橋・土手の整備?自転車道も舗装し直しています)。 渡って稲田堤駅を過ぎてからは住宅街の裏道に入って行きました。が、この辺からアップダウンがキツくなり、かなり大変です。写真でその急坂具合が分かるでしょうか。 お年寄りが散歩の途中で何度も休憩するくらいの坂道です。これが生田駅を過ぎてからもしばらく続いていて、非常に苦労しました。キツい坂道で車道を走るのは危ないと思い、わざわざ住宅街の裏道を行ったのですが、道に迷ってエラい目に遭いました 。 この辺に住んでいる人は「電動アシスト自転車」は必須ですな。すごく大変でしたが、これも脚力トレーニングと思えば、それなりの充実感と言うことになるのでしょうか? とにかく一度も自転車からは降りませんでしたよ。 ただ力を使い切ってしまったのか、これ以降写真を撮る気力が無くなってしまいました。今回は道順にあたりを付けて迷わず行くことが目的で、風景にはあまり期待してなかったのですが、今思い返すとちょいと残念です。もっとマメに撮っておけばよかったですね。見所のある裏道が見つかれば面白いコースとなると思います。 昼ごろ「セブンイレブン」に寄ってトイレを借り、パンとカンコーヒーを買って、近くの公園で昼食を済ませました。・・が、これがじつに美味かった。10km以上走ってかなり空腹になってましたからね。かるーいピクニック気分を味わってまた出発。 途中「あざみの駅」を通り過ぎてしばらく走って行ったら、何故かまた同じ「あざみの駅」に出てしまうと言うワープ体験?をしながらも、何とか現場到着。時刻は1時半で、約2時間で着いたことになります。 アンティークのお店は246号沿いにありましたが、中に入るととても静かで落ち着きます。雰囲気もすごくいい感じです。で、店主の友人ともこの時がじつに3

手回し充電器

★携帯電話の手回し充電器を買いました(単三電池からも可能)。もちろん用途はブレード走行中の予備電源です。 自分の錯覚かも知れませんが、ボーダフォン携帯を地方でローミング使用すると、バッテリーの減りがやたら早いような気がするんです。 ブレード走行では写メールライブも楽しみの一つだし、万が一の事故などの場合、電池が切れていると危険なので、ずっと購入を考えていました。 が、どれも災害時の非常用ばかりで、ライトもラジオも時計も付いており、バカでかくて重いやつばかりだったんですね。ですがこれは「携帯電話の充電専用」と言うことで、小さくで軽くてとてもいいのです。見つけたその日に購入予約と言うことになりました(品切れ状態でした)。 まあ、とにかくこれで、ブレード走行の楽しみがひとつ増えたと言うことなのですが、今年も再び行けるように頑張りたいと思います。たぶんまた「五月の連休ランナー」になってしまうと思いますが、今度こそは静岡の「太平洋岸自転車道」を行きたいですね。 ・・・行けたらいいですね。 STERLING CLUB2イン1携帯充電器DX 5817     

真空広角打法・・?

★ずっと昔「キックボクシング」と言うものが全盛のころ、「沢村忠」と言う無敵のキックボクサーがいました。どれだけ強かったかと言うと、241戦232勝(228KO)5敗4分・・。この戦績からご理解いただけるでしょうか? キックボクシングとは「ムエタイ(タイ式ボクシング)」のことで、沢村選手の対戦相手もほとんどがムエタイの選手でした。 で、その時の彼の必殺技が「真空飛びヒザ蹴り」と言う、何ともアニメじみたネーミングの技だったのです。これがどんな飛び蹴りなのかと言うと、狙いを定めてから飛び上がるのではなく、「飛び上がってから相手のスキを見つけ、そこを攻撃する」と言う技なのです。 すぐれた格闘家と言うのは、相手のほんのちょっとした身のこなしから、何処を狙われているか瞬時に予測しガードできます。ところが飛び上がっても狙われている場所が分からないとなると、相手は予測もガードも出来ず、混乱している間にやられてしまうと言うことになるわけですね。 この沢村の大技を見て、キックボクシングの解説者であり、お寺の住職でもあった「寺内大吉さん」が、「これは、沢村の精神が無になっているため、相手が殺気を見抜けないのだ。修験者で言えば完全なる空の境地。つまりこれは、真(まこと)の空、真空飛びヒザ蹴りである」と言うことでのネーミングだったようです。 もちろんこれは、沢村選手の類いまれな跳躍力があって、初めて実現できた技でもあります。バスケットボールの神様、「マイケル・ジョーダン」がジャンプすると、滞空時間の長さで宙に浮いているように見える、あれと似ています。・・そういえばあれ「エアジョーダン」って言いますね。「エア」とはようするに「空?」のことですか? ・・・何でこんな話しをするのかと言うと、2005年のキャプテン高橋のバッティングに引っかかるものがあったからであります。まあ、強引に結びつけたと言う方が正しいのですが・・ 昨年は28本のヒットを打ちましたが、結果としてけっこう広角に打ち分けることが出来たと思います。メンバーからも「流し打ち上手いですね」なんて言われたこともありました。ですが昨年の場合、じつは自分の狙いとは関係なく打球が方々に散らばった、と言う方が正しかったのであります。 ようするに、引っ張ったつもりがレフト方向へ飛んだり(左打ちです)、流すつもりがライ