★5月2~3日、ブレード走行に行って来ます。コースは、潮来から土浦までの霞ヶ浦半周走行です。
単独走行で一度滑っているところですが、距離で言うと約48km、一日の距離としてはけっこうハードになると思います。
ただ有り難いのは、今年も荒川沖に住むN隊員の実家に宿泊できると言うことでしょう。しかも今回は「ジンギスカン鍋付き」と言う楽しみも有るのです。
「ブレード走行」と言っても意味が良く分からない、と言う人もいるようですが、これはインラインスケートによる長距離ツーリングなのです。なのでホントは「インライン走行」とでも言えばいいのでしょうが、これを始めた20年ほど前の日本に「インラインスケート」と言う総称は無く、一般的に「ローラーブレード」と呼んでいたことから、自然に「ブレード走行」となってしまったのです。
これ以外にも、スケートの「ホイール」を、若い人は「ウィール」と呼ぶようですが、スペルで見ると、どちらも「Wheel」と書き、同じ物を指す単語だと言うことがわかります。
まあこれは「エネルギー」を、より発音に忠実な「エナジー」と呼ぶのと同じ現象だと思います。しかし車好きが急に、「アルミホイール」を「アルミウィール」と言い換えたらイヤらしいように、我々オッさん達も、若者言葉にこびることなく、今まで通り胸を張って、「ホイール!!」と呼ぶことにするのです!
その他、最近では「長距離走行」は「ロングラン」。「市街地走行」は「シティラン」。「一般道走行」は「カントリーラン」なんて言うみたいですけど、どうなんですかこれ?、「気取ってんじゃネエよ!」って一喝したくなりませんか?
・・まっ、そんなこと言っても、途中で彼らとすれ違う時には、恥ずかしくなってすごすごと道をゆずってしまうんですがね。
横道にそれてしまいましたが・・、ともかく、あとは天気さえ良ければ、かなりの快感を味わえるのが「ブレード走行」でもあるのです。
「それなら自転車でもいいじゃない?」と言う質問も、これまで何度も受けて来たんですが、ぜんぜん違うんですよ、快感の種類が!。たとえば「アイススケート」を楽しんでいる人に、「自転車にすればいいのに」なんて言ったらおかしいでしょ?。「滑る快感」を自転車で代用することは不可能なんです。
それに、スケートなら途中で挫折しても、簡単にバスや電車で帰ることが出来るし・・。だいたい自転車を出発地点まで運ぶのが大変なんですぜ!(輪行と言います)。あと、これも重要なことなんですが、自転車ならワタシ、普段から往復50km〜100kmのサイクリングをやって楽しんでますから・・・
そんな感じなんですが、もとはと言えば、1990年にUSA在住のM氏から、日本ではまだ目にすることも無かった「ローラーブレード」を直輸入してもらい、その2年後、1992年に初の長距離走行「 東京 - 富士」を敢行してから、物好きが高じて、色んな場所へ滑りに行ったもんです。
で、いま振り返って見ると、何気ないこの行動が、「あの時やっておいて本当に良かったなあ」と思える今日この頃になっておるのです。
人生には、歳を取ったら絶対出来ないことって有ると思うんです。ブレード走行もその1つではないかと思いますが、中でも特に、房総半島の海岸沿い160kmを滑り抜けた、息苦しいほど暑い夏の数日間には、もう二度と巡り会うことは無い気がしているのです。
あの一般道160kmはもう戻って来ることは有りません。それに比べ、今回の48kmはそれほどの距離では有りませんが、それでもやはり貴重な時間となることは間違い無いでしょう。
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