★私は、どちらかと言うと子供のころから芸術家気質で、ちょっとアナーキーな性質も有り、「管政権」についてどうこう言うつもりは無いのですが、現在の政治家や評論家、一般大衆まで大きく広がった「管降ろし現象」について、ちょっと何か、謎が有ると想うのです。
昔、中学生の頃、社会科の先生が言った「本当の民主主義とは、いかに少数意見を尊重するかなんだぞ!」との言葉に深い感銘を受けまして・・、で、以来ずっと、多くの意見があまりにも一方向になびく時、「何か有るんじゃないのか?!」と裏読みするへそ曲がりな性格になってしまいまして、今回もこんなことを想いました。
じつは、こないだNHKスペシャル「シリーズ原発危機:事故はなぜ深刻化したのか」を見たんですが、どうも、原発事故に限れば、言われているほど管総理の行動は間違ってなかったように想えたんです。
番組終了後のTwitterでも「意外!管総理よくやってたんだ」みたいな発言も多かったようで、私が受けた感じでも、菅総理の対応を批判した論評のほんとんどが、推測だけで語っており、現場取材による裏付けが無いことが分かりました(放射線浴びるのは怖いですからね)。
番組終了後のTwitterでも「意外!管総理よくやってたんだ」みたいな発言も多かったようで、私が受けた感じでも、菅総理の対応を批判した論評のほんとんどが、推測だけで語っており、現場取材による裏付けが無いことが分かりました(放射線浴びるのは怖いですからね)。
こんな風に感じたのは僕だけではなかったようで、ラジオでは評論家の小沢遼子さんが「細かい不備はたくさんあるが、致命的な大きなミスを犯したワケではない。なのに、管降ろしがスゴイことになってる!」と語ってました。
彼女は昔から管さんが大嫌いで、決して擁護派では無いのですが、そう言う人でさえ、今の管降ろしは異様で、具体的な根拠が見えて来ないという疑問を持っているのです。
彼女は昔から管さんが大嫌いで、決して擁護派では無いのですが、そう言う人でさえ、今の管降ろしは異様で、具体的な根拠が見えて来ないという疑問を持っているのです。
じつは私も、この妙な感じはずっと持ってまして、いつもなら権力やそれらの横暴に、ハラワタ煮えくり返るくらいの怒りを覚える私が、何故か管総理にはあまり腹が立たないのです。
これは今までの自分の直感からすると、何かが違う・・ それどころか、批判している側の言うことが具体例としてイメージ出来ず、そっちの方の意見にイラ立ちが起こるのです。
そうこうしている内、こんなニュースが報じられました。5月末のことですが、
「地下原発議連:第1回勉強会に20人参加」
参加した主な人物は以下の通りです。まあ、だいたい「管降ろし」に動いている人たちのようです。大連立が有るとすれば、このメンバーが主体になるのでしょうか。
「地下原発議連:第1回勉強会に20人参加」
参加した主な人物は以下の通りです。まあ、だいたい「管降ろし」に動いている人たちのようです。大連立が有るとすれば、このメンバーが主体になるのでしょうか。
民主党:鳩山由紀夫、羽田孜、渡部恒三、石井一
自民党:谷垣禎一、森喜朗、安倍晋三、古賀誠、中川秀直、山本拓
国民新党:亀井静香
たちあがれ日本:平沼赳夫
それにしても怪しい連中ですなあ・・・
今この時期に「原発推進勉強会」とはどう言うことなのか、私にはまったく不可解ですが、管総理が周囲に相談も無く突如として「浜岡原発を停止」させたり、G8サミットでは「太陽光パネルを1千万戸に設置」の爆弾発言をするので、原発推進派、あるいは原発で利権を得ている人々がビックリ?しちゃったのかも知れませんね。
今この時期に「原発推進勉強会」とはどう言うことなのか、私にはまったく不可解ですが、管総理が周囲に相談も無く突如として「浜岡原発を停止」させたり、G8サミットでは「太陽光パネルを1千万戸に設置」の爆弾発言をするので、原発推進派、あるいは原発で利権を得ている人々がビックリ?しちゃったのかも知れませんね。
さらに6/11の報道では、中立性を保つため、内閣官房に設置すると決定したはずの「原発事故調査・検証委員会」を、政府の「国家戦略室」が、経済産業省の管理下に置くべく変更しようとしたため、管総理がこれを拒否したと有ります。これ、じつは総理の辞任表明後に急きょ提示されたことから、「同省が事故調の骨抜きを狙ったものではないか?」とウワサされているようです。
以上・・、この期に及んでなお、政府や政治家たちはまだ「原子力発電」にこだわり続けていることは確かなようです。管さんが総理として適任かどうかは分かりません。たぶんダメなのかも知れません。しかし大震災のダメージで「脱原発」に傾き始めた管氏に替わる人物が、どんな近未来ビジョンを持っているのかは、かなり重要な気がします。
「原発推進」を「管降ろし」にすり替えているのではないか?
私のような「へそ曲がり」は、ついついそんな風に考えてしまうのです。だから、どんなにマスメディアが煽ろうと、集団マインド・コントロールされてしまった?一般大衆が絶対多数で迫って来ようと、私は流されませんよ。自分の直感を信じて少数意見をつらぬきますぞ。
◎ 松坂投手の誰もが勘違いしているホントの話し
追伸:2015年の亀井静香氏と石原慎太郎氏との対談では、当時パフォーマンスと言われた菅総理のヘリ視察の状況も語られています)
「亀井:東日本大震災が起きた3月11日、私は官邸にいた。東京電力は冷静に対応できず、菅(直人元首相)が癇癪(かんしゃく)を起こし、福島第一原発に行くまでまったく情報がこなかった」
◎ 地震大国の日本、原発再稼働はダメだ「亀井:東日本大震災が起きた3月11日、私は官邸にいた。東京電力は冷静に対応できず、菅(直人元首相)が癇癪(かんしゃく)を起こし、福島第一原発に行くまでまったく情報がこなかった」
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