★先日のシュガー戦終了後、相手のH投手が、アンディ選手と女子選手の安田さんに向かって、「オレから打った初ヒット、おめでとう!」と言ってました。
しかし、アンディ選手は確かに初ヒットなのですが、僕の記憶によれば、安田選手は、すでにH投手から4本は確実に打っているはずなのです。だから、なぜ初ヒットだと思い違いしたんだろうと不思議に思ったのです。非力な女子選手だから抑えて当然、と思い込んでいたのでしょうか。
シュガー戦での安田選手のヒットを振り返ってみると、まず一番分かりやすい1本は、ゴブリンズのDVDにも収録している、4年前に光が丘でシュガーに勝った試合です。ここでH投手から逆転打となるタイムリーを打ってます。
さらに、ゴブリンズが復活した直後、KONOリーグに1年間参加しまして、その時のシュガー戦でH投手に二安打完封されたことが有りました。この僅か2本のヒットのうち、1本が安田選手、もう1本が僕のヒットだったのです。
3本目は2005年の試合で、開始直前に新間投手が「肩が出来てないから先攻を選んでくれ」と慌てて言って来たので印象に残っているのですが、この試合で打ってます。残念ながらジャンケンに負け後攻になり、打ち込まれてしまったゲームでしたが、この試合では、H投手からレフト前に強烈なライナーでヒットを打っています。これまでで一番いい当たりだったと思います。これが3本目。そして今回の一本杉公園でのヒットで、計4本ですね。
WEBスコアブックの「SUGARー通算記録」で検索してみると、安田選手はシュガー戦で計5本打ってますから、なんと、この内4本が同じH投手からと言うことになります。つまり初ヒットどころか、H投手を得意としているバッターと言ってもいいくらいなのです。
なのに、人の記憶と言うのは曖昧なものなんですね。H投手だけでなく、その当人の安田選手さえもが、ヒットを打った記憶が無いと言うんです。
なんて言うと、二人をバカにしているみたいですが、そうじゃなくて、他のメンバーの記憶もだいたいこんなモンなんです。かといって、決して僕の記憶力が優れていると言いいたいわけでもないのです。むしろ記憶力は悪い方です。そのせいで学校の成績が上がらず非常に苦労して来たんですから。
それにメンバーは良く知っているはずですが、暗算もほぼ出来ません。暗算も記憶力だからです。一桁計算して、その小計を記憶して次の計算と合計する、と言うプロセスが暗算なので、記憶力が悪いと出来ない作業なのです。
じゃあ何故、記憶力の劣っている僕が、みんなが忘れてしまった試合の内容を覚えているのかと言うと、これはですね、一番の理由としては「普通の人とは記憶の仕方が違う」それが大きいと思っているのです。
もちろん僕の場合、試合中スコアも付けているし、試合後ブログに記事を書いているし、他の人よりも、記憶が残りやすい作業をしていることも関係しているとは思います。しかし決定的に違う部分があるのです。
つまり、僕の記憶の方法とは、絵描きなら誰もが持っている「デッサン力」なんですね。これまで、絵描きの端くれとして何十年も修行?を重ねて来た結果、言葉や数字を記憶する力はまるで無いのですが、視覚でとらえたモノを映像として記憶する能力は、普通の人より身について来たのだと思います。
絵を描く、いや、絵に限らず、あらゆる芸術活動の善し悪しを左右するのは(マンガ・アニメでもそうですよ)、「イメージの記憶力」なんです。
絵を習い始めると、誰もがまず石膏デッサンや静物画などをやりますが、この、じーっとモチーフを見て、そのイメージを記憶したまま画面に写し取って行く作業、この記憶力が強ければ強いほど「絵が上手い!デッサン力が有る!」と言うことになるのです。
かつてミケランジェロは、高い塔から飛び降り自殺する光景を目撃して、その人が落ちてゆく姿、表情までも、コマ送りのように、いつどんな時でも描き起こすことが出来たそうです。普通の人間にはあり得ないことですが、天才芸術家は、一瞬にして一部始終の映像を記憶することが出来たんですね。
同時に、ワケの分からん抽象画でもそうなんです。頭の中にフッと浮かんだ抽象イメージを正確に画面に写し出すためには、絵を描き上げるまでの長時間に渡って、その同じイメージを記憶し続けなければならないのです。
だからイメージを途中で忘れてしまったら、絵は完成しません。別な言い方をすれば、「ワケの分からん絵」を描く方が、実際に「物」を見て描くよりも難しいんです。眼に見えないモノを記憶しなければならないですからね。より高度なイメージの記憶力を必要とするのです。
そして、逆に絵の下手な人と言うのは、イメージの記憶力が弱い人、実際に眼で見たものでも忘れてしまう人、と言うことになると思います。と言うことは、H投手や安田選手はあまり絵が上手ではない、と言うことになるのかも知れませんが、そこら辺は検証してないので分かりません・・
まあ、草野球でこの記憶力が効いて来るとは思わなかったんですが、対戦相手のデータ集めにはそこそこ役立っているみたいですよ。プロでもデータ集めのうまい選手なんか、こう言う傾向があるんじゃないですかね。
メジャー最後の四割打者「テッド・ウィリアムズ選手」は、プロ入りしてからの全ての試合、全ての打席の、相手投手の全ての配球を記憶していたそうです。
ホントだとすると驚異的な記憶力です。しかし僕は最初この話し、よく有る「偉大な選手を偶像化するための作り話」だと思ってたんですが、最近では、自分の経験から、決して不可能ではないと思えて来たんです。
おそらくテッド・ウィリアムズ選手も、天才的なイメージ記憶力を持っていた人物だったんではないでしょうか。
しかし、アンディ選手は確かに初ヒットなのですが、僕の記憶によれば、安田選手は、すでにH投手から4本は確実に打っているはずなのです。だから、なぜ初ヒットだと思い違いしたんだろうと不思議に思ったのです。非力な女子選手だから抑えて当然、と思い込んでいたのでしょうか。
シュガー戦での安田選手のヒットを振り返ってみると、まず一番分かりやすい1本は、ゴブリンズのDVDにも収録している、4年前に光が丘でシュガーに勝った試合です。ここでH投手から逆転打となるタイムリーを打ってます。
さらに、ゴブリンズが復活した直後、KONOリーグに1年間参加しまして、その時のシュガー戦でH投手に二安打完封されたことが有りました。この僅か2本のヒットのうち、1本が安田選手、もう1本が僕のヒットだったのです。
3本目は2005年の試合で、開始直前に新間投手が「肩が出来てないから先攻を選んでくれ」と慌てて言って来たので印象に残っているのですが、この試合で打ってます。残念ながらジャンケンに負け後攻になり、打ち込まれてしまったゲームでしたが、この試合では、H投手からレフト前に強烈なライナーでヒットを打っています。これまでで一番いい当たりだったと思います。これが3本目。そして今回の一本杉公園でのヒットで、計4本ですね。
WEBスコアブックの「SUGARー通算記録」で検索してみると、安田選手はシュガー戦で計5本打ってますから、なんと、この内4本が同じH投手からと言うことになります。つまり初ヒットどころか、H投手を得意としているバッターと言ってもいいくらいなのです。
なのに、人の記憶と言うのは曖昧なものなんですね。H投手だけでなく、その当人の安田選手さえもが、ヒットを打った記憶が無いと言うんです。
なんて言うと、二人をバカにしているみたいですが、そうじゃなくて、他のメンバーの記憶もだいたいこんなモンなんです。かといって、決して僕の記憶力が優れていると言いいたいわけでもないのです。むしろ記憶力は悪い方です。そのせいで学校の成績が上がらず非常に苦労して来たんですから。
それにメンバーは良く知っているはずですが、暗算もほぼ出来ません。暗算も記憶力だからです。一桁計算して、その小計を記憶して次の計算と合計する、と言うプロセスが暗算なので、記憶力が悪いと出来ない作業なのです。
じゃあ何故、記憶力の劣っている僕が、みんなが忘れてしまった試合の内容を覚えているのかと言うと、これはですね、一番の理由としては「普通の人とは記憶の仕方が違う」それが大きいと思っているのです。
もちろん僕の場合、試合中スコアも付けているし、試合後ブログに記事を書いているし、他の人よりも、記憶が残りやすい作業をしていることも関係しているとは思います。しかし決定的に違う部分があるのです。
つまり、僕の記憶の方法とは、絵描きなら誰もが持っている「デッサン力」なんですね。これまで、絵描きの端くれとして何十年も修行?を重ねて来た結果、言葉や数字を記憶する力はまるで無いのですが、視覚でとらえたモノを映像として記憶する能力は、普通の人より身について来たのだと思います。
絵を描く、いや、絵に限らず、あらゆる芸術活動の善し悪しを左右するのは(マンガ・アニメでもそうですよ)、「イメージの記憶力」なんです。
絵を習い始めると、誰もがまず石膏デッサンや静物画などをやりますが、この、じーっとモチーフを見て、そのイメージを記憶したまま画面に写し取って行く作業、この記憶力が強ければ強いほど「絵が上手い!デッサン力が有る!」と言うことになるのです。
かつてミケランジェロは、高い塔から飛び降り自殺する光景を目撃して、その人が落ちてゆく姿、表情までも、コマ送りのように、いつどんな時でも描き起こすことが出来たそうです。普通の人間にはあり得ないことですが、天才芸術家は、一瞬にして一部始終の映像を記憶することが出来たんですね。
同時に、ワケの分からん抽象画でもそうなんです。頭の中にフッと浮かんだ抽象イメージを正確に画面に写し出すためには、絵を描き上げるまでの長時間に渡って、その同じイメージを記憶し続けなければならないのです。
だからイメージを途中で忘れてしまったら、絵は完成しません。別な言い方をすれば、「ワケの分からん絵」を描く方が、実際に「物」を見て描くよりも難しいんです。眼に見えないモノを記憶しなければならないですからね。より高度なイメージの記憶力を必要とするのです。
そして、逆に絵の下手な人と言うのは、イメージの記憶力が弱い人、実際に眼で見たものでも忘れてしまう人、と言うことになると思います。と言うことは、H投手や安田選手はあまり絵が上手ではない、と言うことになるのかも知れませんが、そこら辺は検証してないので分かりません・・
まあ、草野球でこの記憶力が効いて来るとは思わなかったんですが、対戦相手のデータ集めにはそこそこ役立っているみたいですよ。プロでもデータ集めのうまい選手なんか、こう言う傾向があるんじゃないですかね。
メジャー最後の四割打者「テッド・ウィリアムズ選手」は、プロ入りしてからの全ての試合、全ての打席の、相手投手の全ての配球を記憶していたそうです。
ホントだとすると驚異的な記憶力です。しかし僕は最初この話し、よく有る「偉大な選手を偶像化するための作り話」だと思ってたんですが、最近では、自分の経験から、決して不可能ではないと思えて来たんです。
おそらくテッド・ウィリアムズ選手も、天才的なイメージ記憶力を持っていた人物だったんではないでしょうか。
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