★今週からフジテレビのアニメ深夜帯「ノイタミナ」で、「墓場鬼太郎」と言うアニメが始まりました。
若い人たちは、「えっ?、ゲゲゲじゃないの??」と思うかも知れないですが、「ゲゲゲの鬼太郎」は、アニメ化の話しが持ち上がった時に、児童向けにソフトなイメージにしよう、と言うことで改名されたタイトルなのです。もともとは「墓場鬼太郎」なのであります。
【YouTube公式・墓場鬼太郎】 第1話「鬼太郎誕生」
と言っても、初登場したのが1960年ごろと言うことですから、僕も直接その現場を目撃したわけでは有りません。が、確か小学生ごろ「少年マガジン」で連載が始まった時、記念で「鬼太郎特集」が組まれ、出生の秘密などを解説したページが有りました。そこで「墓場鬼太郎」の名前を見た記憶が有ります。
その後、「ゲゲゲの鬼太郎」としてアニメ化されましたが、どんどん正義感の強いヒーローになって行ったのには、子供ながら少々違和感を覚えました。ホントの鬼太郎、つまり「墓場鬼太郎」はやたら不気味で恐ろしいヤツなんです。それがいいヤツ過ぎるのは、どうも・・・
なので、今度始まる「墓場鬼太郎」が水木しげる氏の原作に忠実であればいいのにな、と思って見てみたら、期待通り本物の鬼太郎でした。非常に嬉しかったです。作る側にも同じく感じてた人がいたと言うことですよね。
「ゲゲゲ」しか知らない人にとっては、けっこうカルチャーショックかも知れません。「これは裏・鬼太郎だ!」と思うかも知れません。ですがね、これがホントにホントの「表・鬼太郎」なのでありますよ。
見逃した人は次回ぜひ見て下さい。「こんなシュールな漫画、あの時代によく描いたもんだ!」と驚くはずですよ。
ただ、もともと鬼太郎は、地球の先住民族「幽霊族」の末裔と言う設定だったんですが、途中で日本古来の伝説、妖怪を登場させるようになってからは、幽霊族と妖怪の整理がつかなくなって行く傾向が表れました。最終的には、鬼太郎も妖怪の一人と言うことに流れて行ったようですが、同時に少しシュールさが薄れたような気がします。
幽霊と妖怪の違いは?、と言うような子供の疑問を聞くことが有りますが、心霊研究的に言うと「幽霊」と言うのは、この世に未練を残して死に、浄化されていない自縛霊、浮遊霊のことですね。
それに対し「妖怪」と言うのは、心霊用語では「自然霊」と言って、この世に生まれたことの無い霊界や幽界の生物(動物?)とでも言うのでしょうか、そんなような存在になるのです。(ちなみに「お化け」は幽霊が化けて出るという意味ですな)
たとえば、竜だとか天狗だとか、妖精などもこの中に分類されます。それらが、たまに霊能者に霊視されたり、幽霊のように何かの拍子に一瞬この世に姿を見せたりすることにより、伝説と言う形で各地に残ったものと考えられているのです。
もっともこれら自然霊は、「強い気配」とか「念の塊」に近い存在のものもあり、霊視によって妖怪の姿が見えたとしても、実際にその形をしているかどうかは不明なのだそうです。(元ゴブリンズのメンバーE君は、子供のころにカッパの姿を見たそうな・・)
まあ、僕の場合、ついつい「墓場鬼太郎」を心霊知識と照らし合わせて見てしまうので、「ここはこうした方がつじつまが合うのにな」なんて余計なことを考えてしまうのですが、そんな事とは関係なく、本気の怪奇アニメとして楽しめます。
特に絵がいいですね。リアル傾向ですが、原作の雰囲気が充分盛り込まれてます。それと、水木漫画に夢中になっていた子供のころの感覚に、一瞬にしてタイムスリップ出来る感じが面白いのです。
蛇足ですが、「ノイタミナ」とはローマ字表記にすると「noitamina」。これを逆さ読みすると、「animation(アニメーション)」になる、ちょっとしたシャレと言うことなんです。
むかーし、「ウゴウゴルーガ」と言う子供向けバラエティがありましたが、あれも「ゴウゴウガール」の逆さ読み(業界読み?)だったですな、確か・・
若い人たちは、「えっ?、ゲゲゲじゃないの??」と思うかも知れないですが、「ゲゲゲの鬼太郎」は、アニメ化の話しが持ち上がった時に、児童向けにソフトなイメージにしよう、と言うことで改名されたタイトルなのです。もともとは「墓場鬼太郎」なのであります。
【YouTube公式・墓場鬼太郎】 第1話「鬼太郎誕生」
と言っても、初登場したのが1960年ごろと言うことですから、僕も直接その現場を目撃したわけでは有りません。が、確か小学生ごろ「少年マガジン」で連載が始まった時、記念で「鬼太郎特集」が組まれ、出生の秘密などを解説したページが有りました。そこで「墓場鬼太郎」の名前を見た記憶が有ります。
その後、「ゲゲゲの鬼太郎」としてアニメ化されましたが、どんどん正義感の強いヒーローになって行ったのには、子供ながら少々違和感を覚えました。ホントの鬼太郎、つまり「墓場鬼太郎」はやたら不気味で恐ろしいヤツなんです。それがいいヤツ過ぎるのは、どうも・・・
なので、今度始まる「墓場鬼太郎」が水木しげる氏の原作に忠実であればいいのにな、と思って見てみたら、期待通り本物の鬼太郎でした。非常に嬉しかったです。作る側にも同じく感じてた人がいたと言うことですよね。
「ゲゲゲ」しか知らない人にとっては、けっこうカルチャーショックかも知れません。「これは裏・鬼太郎だ!」と思うかも知れません。ですがね、これがホントにホントの「表・鬼太郎」なのでありますよ。
見逃した人は次回ぜひ見て下さい。「こんなシュールな漫画、あの時代によく描いたもんだ!」と驚くはずですよ。
ただ、もともと鬼太郎は、地球の先住民族「幽霊族」の末裔と言う設定だったんですが、途中で日本古来の伝説、妖怪を登場させるようになってからは、幽霊族と妖怪の整理がつかなくなって行く傾向が表れました。最終的には、鬼太郎も妖怪の一人と言うことに流れて行ったようですが、同時に少しシュールさが薄れたような気がします。
幽霊と妖怪の違いは?、と言うような子供の疑問を聞くことが有りますが、心霊研究的に言うと「幽霊」と言うのは、この世に未練を残して死に、浄化されていない自縛霊、浮遊霊のことですね。
それに対し「妖怪」と言うのは、心霊用語では「自然霊」と言って、この世に生まれたことの無い霊界や幽界の生物(動物?)とでも言うのでしょうか、そんなような存在になるのです。(ちなみに「お化け」は幽霊が化けて出るという意味ですな)
たとえば、竜だとか天狗だとか、妖精などもこの中に分類されます。それらが、たまに霊能者に霊視されたり、幽霊のように何かの拍子に一瞬この世に姿を見せたりすることにより、伝説と言う形で各地に残ったものと考えられているのです。
もっともこれら自然霊は、「強い気配」とか「念の塊」に近い存在のものもあり、霊視によって妖怪の姿が見えたとしても、実際にその形をしているかどうかは不明なのだそうです。(元ゴブリンズのメンバーE君は、子供のころにカッパの姿を見たそうな・・)
まあ、僕の場合、ついつい「墓場鬼太郎」を心霊知識と照らし合わせて見てしまうので、「ここはこうした方がつじつまが合うのにな」なんて余計なことを考えてしまうのですが、そんな事とは関係なく、本気の怪奇アニメとして楽しめます。
特に絵がいいですね。リアル傾向ですが、原作の雰囲気が充分盛り込まれてます。それと、水木漫画に夢中になっていた子供のころの感覚に、一瞬にしてタイムスリップ出来る感じが面白いのです。
蛇足ですが、「ノイタミナ」とはローマ字表記にすると「noitamina」。これを逆さ読みすると、「animation(アニメーション)」になる、ちょっとしたシャレと言うことなんです。
むかーし、「ウゴウゴルーガ」と言う子供向けバラエティがありましたが、あれも「ゴウゴウガール」の逆さ読み(業界読み?)だったですな、確か・・
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